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ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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やんばるの渓流に棲むオキナワイシカワガエル

2025-04-04 17:00:00 | 野鳥-本州/四国

3月下旬になってようやく仕事が落ち着いたので沖縄やんばるに行って来ました。
今回のやんばるは結構寒くて夜の気温は12℃まで下がりそれほどの成果はありませんでした。

そんな中でも何とか撮れたオキナワイシカワガエルを載せていきます。


























オキナワイシカワガエル
日本で一番美しいカエルといえばやはりイシカワガエルです。
奄美大島にはアマミイシカワガエル、やんばるにはオキナワイシカワガエルが生息しています。
緑色の体に褐色の斑点が全身に散りばめられていてとても美しい姿をしています。
成体の大きさは6-10cmぐらいで体格がいいので割と存在感がありますね。
奄美の個体群は金色斑っぽく見えますが、やんばるの個体群はどう見ても茶色斑です。
それに、沖縄の個体は斑がやや大きく不揃いな感じがしますね。
絶滅危惧ⅠB類・県の天然近物に指定されているため、原則的に飼育は禁止されています。
ちなみに、奄美の個体群が2011年に分離・独立したことにより、
やんばるの個体群はイシカワガエル→オキナワイシカワガエルと表記が変更されています。

イシカワガエルを本格的に探すとなれば割と標高のある沢を探す必要があります。
今回はやんばるの林道沿いの渓流でなんとか複数個体を見つけることができました。
渓流で鳴いていたので1-2月の繁殖期に集まった雄の居残りだと思います。
数分置きに鳴くのでライトを消して待っていれば見つけらる感じです。
どの個体も割と大きく6-8cmほどあったと思います。

本当はイシカワガエルの青変個体を見つけたかったのですが、
今回は雨もなく渓流の水も冬枯れで少なくカエルは全体的に不発でした。
やっぱり梅雨時期に小型個体を探すのがいいんでしょうけど、
その時期はなかな休みが取れませんからね~。。。

ちなみに、奄美大島で撮ったアマミイシカワガエルの記事はこちらをご覧ください。
2024年8月の記事樹洞に棲むアマミイシカワガエルのペア
2023年5月の記事美しいアマミイシカワガエル
2023年5月の記事渓流のアマミイシカワガエル
2016年5月の記事日本一美しいアマミイシカワガエル
奄美のイシカワガエルはやっぱり斑の大きさも整っていて金色斑に見えますね。
ちなみに、交配実験では奄美×やんばるは雑種致死になるらしいです。




おまけショット




ナミエガエル
沖縄の渓流に棲む固有種で目が菱形をしているのが特徴です。
水が大好きで陸上にはあまり上がらず通年を沢で過ごしています。
写真の個体はお腹の大きい雌だったので、繁殖期はこれからだと思います。






ヒメハブ
沢を歩いているとよく出会います。
蛙を待ち伏せしている感じで水の中でじっとしていました。
頭だけ濡れていないのが時間の経過を感じさせます。





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