夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

巨大ヤマメ

2014年09月24日 20時25分35秒 | 渓流釣り
まさに怪物・・・そんなヤマメと遭遇してしまったので現在入れ込み中です(笑。
 下のスレにも書きましたが、ヤマメは差し物となると巨大化します。60㎝クラスも多々見受けられます。しかし差し物ではないヤマメ(下流に海や湖などのような広大なエリアがないエリアのヤマメ)ではそれほど大きくならず、尺(概ね30㎝)を超えれば‘尺物’と呼ばれて珍重されるくらいです。ところが、差し物だって基本的にはヤマメですから、ヤマメも環境が整えばそのくらいの大きさになるポテンシャルを持っているわけです。僕のヤマメの自己記録は51㎝ですが、知り合いは63㎝をも釣っています(共にサクラマスと差し物は除く)。そしてこの秋、自己記録をはるかに超えるヤマメと遭遇してしまったのです。
 どのくらいの怪物かというと画像の通りです。
 ここは本来なら鮎のエリアですから沢山の鮎が泳いでいます。先日、純草食性と言われる鮎ですが、魔が差したのかミミズを咥えてしまいました。概ね20㎝ほどでした。鮎は年魚(1年で生涯を終える魚)ですから、沢山の鮎は多少の違いはありますがほとんど同じくらいの大きさです。
で、その鮎が一緒に写った奴の写真です。ヤマメの背中の黒点やこの季節ですから鼻が曲がっているのも判ります。鮎の3倍くらいあるのが判って頂けるのではないかと思います。つまりは60㎝ほどのオスのヤマメです。

 これだけの巨体を維持するにはそれなりに餌を沢山摂らなければなりません。ですから餌を目の前に流せばすぐに食い付いてくるのではないかと思われがちです。たしかに一般論としてはそうなのですが、そういうヤマメはとっくに釣られてしまってここまで大きくはなれないのです。完全に人を見抜き、鈎を忍ばせた餌を判別して生き延びてきた魚です。ですから実に狡猾であり、奴に口を使わせるのに僕の技量ではとても足りません。で、一時は諦めていました。でも、こいつを見てしまってからは寝ても覚めても奴のことばかり考えていて、とてもこのまま見過ごすことはできなくなってしまいました。こんな大きなヤマメにこれから先出会えることなんてまずないでしょう。ここは自分の釣りを進化させるためにも何とか奴に口を使わせて今後の釣りに生かしたいと思い、それはもうありとあらゆる手段を講じました。そして、いまだに完全無視を続ける奴にもう成せる手段はなくなってしまいました。今月末をもって禁漁期になってしまいます。これで終わりでしょうか?あと2回チャンスがあるのでまだ諦めたわけではありませんが、心の底のほんの少しだけ諦めムードになってしまってます。

 奴の狡猾さは想像を遥かに超えていますので、孤軍奮闘はしてみますがきっと空回りになるでしょう。これだけの大きさになっているのですからもう奴も寿命だと思います。釣られなければ奴は今年で寿命を全うし、来年はもう会えないと思います。それでいいのかもしれませんが、やはりあと2回のチャンスは無駄にしたくないと思ってしまいます。

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