疑惑

ここのところいろいろな疑惑関係の事件が起きて、報道関係は大喜びです。トヨタをはじめ、鳩山さんや小沢さんなど書いていたら枚挙に暇がないほど色々と疑惑が掛けられています。
　でも、疑惑が掛けられたらそれを晴らすのは不可能です。そもそも疑惑とは、各人が『こうじゃないかな？』という想像から生まれる物ですから、その人その人によって多かれ少なかれその疑惑の内容は異なります。よって、そういうことに一つ一つ対応していたら際限なく疑惑晴らしをしなくてはならないのです。そして、疑惑を晴らすための発言すれば、またその言葉尻を捕らえて疑惑は大きくなって行きます。まさに雪だるま方式で疑惑は大きくなって行くのです。トヨタの場合、対応が遅れた事に関してはマズイと思います。でも、上記のことからして、その他の疑惑に応える必要もないし、鳩山さんや小沢さんはあの優秀な東京地検が少なくとも黒ではないと言っているのですから尚更のこと疑惑を晴らす必要はありません。色々な人が色々なことを考えることは悪い事ではありませんが、『○×△だったのではないか？』程度の想像だけで疑惑発言されたら迷惑の極めだと思います。人権侵害にも値する行為です。例えば、東京地検が黒ではないと言っているのですから、一応普通のお金（額は一般的ではないのですが）として考えた場合、僕らが普通に使っているお金と何の違いもないわけで例えば『昨年の４月にあなたが働いて得たお金はおかしいから何に使ったのか？を言え』と言われたって、今まで貯めてきたお金と混ざってしまって、そんなの答えられるはずがないのです。もっとも、証拠をもって疑惑を指摘されたならその証拠が違っているなり、合っているが解釈が違うとかの回答は必要だとは思います。
　問題なのは、証拠がないのに“ああだったのではないか？”とか“こうだったのではないか？”と、個人的想像を元に公の場で物を言うとそれなりに賛同する人が出てくるという事です。今の国会はそんな程度のことをやっているだけで、まさに税金の無駄遣いだとしか言いようがありません、国会議員の脳味噌はその程度の事くらいしか考えられないようなので、賢い我々は証拠のない事に対する発言は無視して、証拠があること（確実なこと）に関してのみ関心を持つべきです。あやふやな想像が自分と似通っているから正しいなどということはなく、ただ単に思考回路が似通っているだけのことです。ただ、そういうことをすることによって、同じような思考回路を持って物事を考えている人が共感して反民主になるのが目的だったらとても効果的ではあると思いますが、我々の税金はそのような（国民を一人でも反民主に向けるのが目的ということ）目的で使われているのであれば、税金泥棒ですし、まったく遺憾であります。
　今日の自民党の西田昌司（？　でしたっけ？）の質問はまさに上記のような低レベルの質問で、その態度も親が見たら嘆くだろうなぁ・・・と思えるような・・・っていうか、親もそうなのかなぁ？？？いずれにしてもまともな質問をしてもチャンネルを回したくなるような質問のし方でした。ああいう不躾な人が国会議員をやっているなんて一国民として恥ずかしいです。ああいう人に選挙で投票する人ってどんな人なんだろう？？

明日は釣りに行けません。お国のために僕は一票を投じることくらいしかできません。でも、いい政治がいい環境をもたらすことは確かなので、僕らの釣果を見ていればこの国がいい政治をやっているかどうかは簡単に理解できます。そういう意味からも僕らの一票は大切なので、投票権のある方はそういう観点から票を投じていただけたら嬉しいです。