夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

極寒の中で

2013年02月24日 23時11分20秒 | ヒラメ釣り
『今シーズン最強の寒波・・・・・』何度も聞いて耳にタコが出来てます。そして今日もそんな日でした。それでもめげずに間もなく解禁になる渓流釣りの練習に行って来ました。勿論こんな時期に餌で釣っても面白くないのでてんからです。
 天気は良かったのですが、岸辺は雪で埋まってました。頭を出した石の周囲も氷がこびり付いてます。とにかく寒いです。しかも用意を済ませて釣り出そうと思ったらそれまで静かだったのにビューーって。てんからの糸も吹き上がって釣りになりそうもありません。それでも折角来たのですからやるっきゃありません。この風をどう見方に付けるか?が今日の明暗を分けそうです。
 最初はいつもの釣り方で始めました。特別変わった釣り方ではなく、ただこの時期ですから沈めて誘っての釣りです。始めてすぐに小さなニジマスが釣れたので気を良くしたのですが、その後が続かず。下流の方が釣れそうな気配でしたのでだんだんと下って移動して行きました。釣れずの時間を楽しんでいたら同行した友達がそちらに向かったので、僕は再び釣り遡りました。そして、大きな沈み石の脇に小さな魚を見つけたので、このニジマスに遊んでもらおうと思い仕掛けを振り込みました。しかし、なかなかその流れを掴むことができず、僕のヘナチョコ毛鉤は遥か彼方を通過してばかり。しかしその5投目くらいで僕の毛鉤は良い流れを掴みました。徐々に石脇の魚に近付いて行きます。『来る・来る』と・・・もう心臓が飛び出しそうです。そうしたら見えていた小さい魚ではなく、その石影の奥から大きな魚がズンズンと出てきて、その瞬間に毛鉤が見えなくなりました。そしてその大物のエラがバクバクと動いているのが判ったので竿を煽ってみたらいきなりその魚が走り出して・・・どうもその魚が掛かったようです。しばらくの攻防を制したのは僕でした。50cmほどのニジマスでした。痩せててみすぼらしい体型で悲しくなります。
 とりあえず、ノルマを達成した感がある僕は時々見えるライズに目を奪われました。てんからでのライズフィッシングは僕がもっとも苦手とする釣り方です。残りの時間はこの練習に費やそうと考えました。最初は大物を掛けた毛鉤をそのまま水面近くを流して狙いましたがまったく反応がありません。そこで、昨年巻いた極小毛鉤(24番くらい)に変えました。いつか使うことがあるかも知れないと思って毛鉤ケースに入れておいたものですが、結局一年使わずに今でも毛鉤ケースに刺さったままになっていた物です。ハリスは1.2号と1.5号しか持っていないので1.2号を使いました。実にアンバランスで釣れなそうな感じです。でも、ここの魚は気が良くて、いくつか出てくれました。
 結局その後20~25cmくらいのニジマスを9匹釣って、午後3時頃一段と風が強くなってきたので上がることとなりました。結局やっとツ抜けの11匹で終了です。

 こんな時期にてんからをやろうなどという事はまともな人間なら考えません。でも、こうしてまったく釣れないわけではないのですから、それはそれとして、てんからでも悪くはないと思えました。

 低気温の強風という最悪のコンデションの中でしたが、今年の渓流ではどんな魚が遊んでくれるのか?沢山は釣れなくても、そんな夢をふくらませるには充分な釣行でした。

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