夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

2020東京オリンピックのエンブレム

2016年04月26日 02時04分23秒 | 社会
まさかA案が採用されようとは誰もかんがえていなかったでしょう。
結果的にどの案が採用されようとも、正直申しまして私的にはこんなことどうでもいいことなのです。しかしながら、この結果が出る前から旧五輪エンブレム審査委員の平野敬子氏が「A案ありき」で進められてきたことを自身のBlogで明らかにしていた(http://hiranokeiko.tokyo/)。そしてその通りの結果となってしまった。しかしエンブレム委員会の宮田亮平委員長は「私どもは公明正大に審査してきた。」と。だとすると、偶然の一致か平野敬子氏が優秀な予言者かしかない。
A~D案までの4案に絞られたのだから、予言者の正解率は1/4。そう考えれば偶然の一致である可能性は否定されない。しかしど様々なところでのアンケートをみてもA案はほとんど最下位で、上位はB案かD案だった。つまり、国民の意見を考慮に入れるとA案が採用される確率は限りなく0に近い。それを見事に言い当てたのだから平野敬子氏の予知能力はかなりのものなのでしょう。

宮田亮平委員長は「私どもは公明正大に審査してきた。」と断言するその公明正大とはどういうことなのでしょう?公明正大な審査をした人たちは下記の人たちです。

東京2020エンブレム委員会のメンバー
委員長 宮田 亮平(みやた りょうへい) 文化庁長官
今中 博之(いまなか ひろし)      社会福祉法人素王会理事長
榎本 了壱(えのもと りょういち)    クリエイティブディレクター/京都造形芸術大学客員教授
王 貞治(おう さだはる)        福岡ソフトバンクホークス株式会社取締役会長/一般財団法人世界少年野球推進財団理事長
柏木 博(かしわぎ ひろし)       武蔵野美術大学教授
勝井 三雄(かつい みつお)       グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学名誉教授
志賀 俊之(しが としゆき)       日産自動車株式会社取締役副会長
杉山 愛(すぎやま あい)        スポーツコメンテーター/元プロテニス選手
田口 亜希(たぐち あき)        パラリンピック射撃日本代表/一般社団法人パラリンピアンズ協会理事
但木 敬一(ただき けいいち)      弁護士/元検事総長
田中 里沙(たなか りさ)        事業構想大学院大学学長/宣伝会議取締役メディア・情報統括
中西 元男(なかにし もとお)      デザインコンサルタント/PAOS グループ(東京・上海)代表
夏野 剛(なつの たけし)        慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授
西崎 芽衣(にしざき めい)       立命館大学4回生/元一般社団法人ならはみらい職員
長谷川 祐子(はせがわ ゆうこ)     東京都現代美術館チーフキュレーター/東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科教授
林 いづみ(はやし いづみ)       弁護士/桜坂法律事務所パートナー/中央大学法科大学院客員教授
フミ・ササダ              株式会社ブラビス・インターナショナル 代表取締役社長
松井 冬子(まつい ふゆこ)       日本画家
松下 計(まつした けい)        東京藝術大学教授
マリ・クリスティ-ヌ          異文化コミュニケーター
山本 浩(やまもと ひろし)       法政大学スポーツ健康学部教授

公明正大とは「公明」と「正大」がくっついた言葉です。まず「正大」とは『態度や行動などが正しくて堂々としていること。』です。百歩譲って、今回の採択が正しいと認識しているのであればそれはそれでいいでしょう。しかし「公明」の方はどうでしょう?「公明」とは『公平で私心のないこと。』です。オリンピックが日本国としてのものであるなら国民までを含めて公平でなくてはなりません。しかしながら実行委員や組織委員などのオリンピックに関わる人たちだけのものであれば国民の意見は聞く必要がありません。今回のエンブレム参考にあたり組織委員会はインターネットや葉書での意見を募集したのですからオリンピックは国民の事業という認識だと思います。組織委員会は最終候補4案については約4万人から11万件の意見を参考にして選定したと言っていますので、上記のメンバーはそれらに目を通されたと思います。そして決まったのでしょうから、公明正大であるならその投稿された11万件の意見を総て公表するべきです。これをせずにエンブレム委員会の宮田亮平委員長は「A案ありきだったのでは」と指摘する声に対して「私どもは公明正大に審査してきた。最初から『A案ありき』という考え方がまかれたときは腹立たしかった」と語気を強めて否定したそうです。この人、常識に欠けた悲しい人ですね!やるべきことをやらない人にこういうことを言う資格はありません。またエンブレム委員会の委員長としての器ではない人です。やるべきことをやらないのですから『公明正大』は謳えないのが当然でしょう。たいしたことではありません。11万件の総ての意見をネットで公表してもいいしプリントアウトして関係省庁に置いて自由に閲覧できるようにしても・・・とにかく国民は今回のアンケートにおける国民の意見がA案を採択するだけの材料になっているかどうかを知って疑念を払拭したいだけなのですから。
 閉ざされた審査会でA案の採用が決定されたこと。そしてA案が過去のアンケートでもっとも人気がなかったこと。加えて事前にこの案ありきのネット配信があったことなどから我々(国民)は疑念を抱かざるを得ないのですから。
 どうかこの疑念をはらせるよう組織委員会がしていただける事を祈ってやみません。

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