ＧＷの最終日。ＧＷはあまり行く気にはなれませんでした。混んでるだろうし、どうせ誰かが釣った後ですからなんとなく乗り気になれませんでした。僕がそんな事を言ったがために、家族は出かけて僕は犬の番として自宅に居残り。特別しなくてはならない事もないのでダラダラとした毎日を送っていました。そして、今日はＧＷ最後の日・・・振り返ってみれば“このＧＷは何をした？”と聞かれたら何も答えられない事に気が付きました。また、今度の日曜日は僕らの会のオフ会を予定しているので、その下見も必要でした。で、行ってきました。狙う場所は小場所ではなく、何人かで一緒に竿を出せることが条件です。それで思い付く所を片っ端から探ってみたのですが、モツゴとオオタナゴだらけ。たまぁに鯉や鮒も釣れますが、本命はまったく釣れませんでした。そこで、やはりちょっと位は釣りたいので、一ヶ所だけ小場所をやってみました。案の定ヤリタナゴ君がパラパラと顔を出して僕を楽しませてくれました。でも、暑いくらいの日でしたので、このくらいで生かしビクの中の魚が酸欠になってしまいます（２時間くらいしか釣っていないのに・・・）。まぁ、今日は釣るより場所探しですのでこれでお終いです。その後もあちこち行ってはみたのですが、夕方の陽が落ちるまで釣れませんでした。沢山の人がいっぺんに竿を出せる所を見つけるのは至難の業ですね。
どっかないかなぁ？？？
どっかないかなぁ？？？
霞ヶ浦周辺もワラビが生えてますが、東北方面に生えるのと種類が違うのか大きくならずに開いてしまいますね。あのネバネバした感じが好きなんですが霞方面では一本も取らずに帰ってきました。
６月に新幹線利用で岩手にフライフィッシングに行く予定です。当然赤虫と黄身練りを持参で、田の中の細流を目指します。だけどあっちは丁度田植えで濁ってるかもしれません。遠野辺りにはタナゴは居るのか居ないのか？
基本的にフライは夕方だけで満足出来ちゃいますから、日中はタナゴ探ししそうです。
僕も渓流釣りで何回か行った事がありますが、あの地区には妖怪がいそうな雰囲気が満ち溢れています。いい所です。
僕はある人の紹介で行ったのが最初です。その人が言うには『尺ヤマメがウジャウジャいる』と。これは行くっきゃないってことで行ったのですが、その人が言った場所で竿を出そうと思ったらポイントなんてまったくない平場。でも、一応竿を出したらフナが釣れて・・・。こりゃ場所が違うと思って、その人に電話したら、いいから頑張って見てとの返事。とりあえずもう一度竿を出そうと思ったら地元の人が居て『ヤマメはもっとずーーと上だよ』と。“やはり！”と思って、上流へ行ったのですがろくな釣果はありませんでした。で、帰ってきてその人に報告したら『残念。あそこに居るのに』って。そしてその半年後くらいにその人にある雑誌を見せられました。そこには沢山の尺ヤマメが写っていて、釣っている場所がまさに僕がフナを釣った場所でした。
こんな苦い経験をした場所です。でも、もうかれこれ20年前の話です。浦島太郎ですみません。
もしかしたらヤリタナゴとヤマメが混棲してたりして・・・。
その頃早池峰から遠野までの道を日が暮れてから運転したのですが、何故か他の地と違って怖くて窓を開けてタバコを吸うのさえ躊躇ったのを覚えています。
その後も遠野の山を越えた閉井川には年に何度も訪れてますが、なぜか遠野は足が向きません。
しかしヤリタナゴの入れ食いなんて事にでもなるのなら、妖怪と並んで竿を出しても平気な気がします。だけどアカムシでヤマメが釣れたらいい気はしないかもしれませんね。
年に一度の大人の遠足ですから、今から全てを楽しむつもりです。
先日書いた川端康成の『雪国』にしろ、柳田國男の『遠野物語』にしても、作家ってその文を書くに当たって良く見てますよね。
渓流釣りでは天狗に、タナゴ釣りではカッパにご注意下さい。
それにしても永遠の17歳とは・・・まさに妖怪ですね！