夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

医学部で不正入試が行われた背景

2018年12月17日 00時59分51秒 | 社会
 医学部不正入試を行ったことがわかった大学は・・・東京医科大学、順天堂大学、昭和大学、神戸大学、岩手医科大学、金沢医科大学、福岡大学、北里大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学。これらを見て皆様はどう思いますか?・・・そうです、おかしいです。一度にこれだけの医科大学が不正を行う事ってあり得ないでしょ。しかもこれらは自白した大学だけ。本来ならもっと(というか全部と言っても過言ではないかもしれません)沢山の医科大学が不正を行っているはずです。これらの医科大学は圧倒的に男子生徒が多くなっています。
 一方、まだ問題視されていませんが、歯科大学は圧倒的に女子が多い実態があります。これは想像ですが、歯科大学は女子を優遇する傾向があるのだと思います。

 医科大学は女子に不利に、そして歯科大学は女子に有利に・・・。

 各大学は大人しくしていますが、『言っちゃえョ。“お上からの通達だ”って。』って感じ。

 では女子と男子でどうして差別するのか?ということですが、女子は男子に比べて早期に業界から離れる事が多いからです。結婚、出産、子育てとなると辞めざるを得ないことがあるからです。ということは、医師が足りない現在、女子が卒業しても辞めてしまったのでは効率が悪いので男子を多く医師にしたいのです。一方、歯科は多過ぎる現状ですので、女子を多く卒業させれば、現在の飽和状態はなくなるという厚労省の考えです。
 また厚労省の、この数合わせは国家試験にも影響を及ぼしています。医科は合格率が高く、歯科は低いです。要は“医者は少ないからどんどん作れ、歯科医は多いからセーブしろ”ってことです。
 昔の国家試験はある点数以上に達すると何人でも合格できたのですが、現在は上位から何名と数を決めております。これって誰が考えても可笑しいです。国家試験は資格試験ですから、それに見合う能力があれば合格させる(昔の方法)のが正しいやり方です。現在はその能力がなくても数で決められているので、能力合格者が決めた数以下だった場合はその能力に達していなくても合格となってしまうのです。ですから、近年に医師・歯科医師の国家試験に合格した人は、医師は能力がなくても合格している人もいる可能性が高く、歯科は優秀な人ばかりと言う事になります。

 これらの結果、一番迷惑を被るのは我々患者だということは誰でもわかるでしょう。医科も歯科も人の命を預かる職業です。そんな職業を任せるわけですから、より優秀な人間がなる必要があります。現在、歯科医師は優秀な人が卒業しているので安心していられますが、最近合格した医師はちゃんと医療が出来るかどうか?不安でなりません。実際若い先生はいろいろとやってくれてますので。

 ということで、この不正入学問題は厚労省の指示を元に各大学がやったことで、つまり、各大学を責めても、その根源である厚労省を是正しなければ一つも解決につながらないという事です。早急に是正願いたいところです。