夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

上州屋(狭山ヶ丘店)。

2013年04月18日 00時41分52秒 | 渓流釣り
上州屋(狭山ヶ丘店)。このお店、とんでもないお店です。っていうか従業員教育がまったく出来ていません。ここであえて店名を隠さないのは第二・第三の僕のような人が発生しないように願うからです。

 つい先日(4月6日)、この店で竿を購入しました。SHIMANOの渓流テンカラZLです。てんから大王こと石垣先生がプロデュースした竿です。その日この竿を買う気はありませんでした。ではどうしてこの竿を買ったのかといいますと、石垣先生が良い人だからです。
 そもそも上州屋(狭山ヶ丘店)に行こうと思ったのは、吉田氏プロデュースの「ミディー」というテンカララインを買うためです。このラインは発売されたばかりなので、まだ普通に見かけるラインではありません。しかもテンカラ関係の品揃えの少ない当地区では手に入れる事はほぼ不可能であります。で、このラインがその店に置いてあるとのことでしたので行ってみたのです。
 「ミディー」はお店のテンカラコーナーにすぐ見つけることが出来ました。なぜこんな所まで来て「ミディー」を買う必要があったかと言いますと、先述したようにあの吉田氏が開発したラインだからです。彼を知る人はご理解いただけると思いますが、彼はことテンカラに関しては妥協を許さない人です。僕も彼のこんな姿勢には敬服していますので『彼がプロデュースしたラインなら間違いはないはず』と思って購入しました。何が一番良いかというと素材がナイロンということです。ご存知のようにテンカラはラインシステムという点ではかなりアンバランスなラインシステムで釣る事を余儀なくされます。それは振り込みという操作があるからです。テンカラに使われるラインは、現在の主流はフロロカーボンのレベルラインで、ナイロンでは撚り糸(テーパーライン)にして使用しているのがほとんどです。で、一般的にはハリスは0.8号ですからアンバランスの極めとでも言えるシロモノです。しかし「ミディー」はナイロンのモノフィラテーパーラインですから、力配分が良いのではないか?と思えたのです。ですから一度どうしても使ってみたかったのです。結論から言うと、誰もが扱えると思えるとてもいいラインでした。で、そのラインを購入する際、「ミディー」が陳列されている棚にSHIMANOの渓流テンカラZLを見つけたのです。この竿はレベルラインを主眼に開発された竿、つまりは軽いラインを飛ばすために作られた竿ですので「ミディー」にはピッタリかもしれません。この竿は発売前に石垣先生に振らせていただいて、実際に魚を掛けさせていただいて、かなかなの好感触を持ったのでいつかは買おうと思っていた竿です。この時点で購入を決めました。そして、そこにおいてあるテンカラ竿を何本か見たら他にも案外良い竿を見つけました。Daiwaの『テンカラ 燕翔 S・F(LT39)』でした。少々硬調ですが、僕の振りにはピッタリな感じです。で、この際両方買っちゃいました。
 で、14日にその二本の竿を使ってみました。そうしたら渓流テンカラZLを使用して3時間くらいで尻栓が無くなっている事に気が付きました。情けないです。
 で昨日、購入した上州屋(狭山ヶ丘店)に電話をしてみました。そうしたら1,500円位だとのこと。これには呆れました。売ったらそれっきりってことです。あくまで僕の使い方が悪かったと言う事でしょうか?確かに使用する前に尻栓のチェックはしませんでした。でも、普通の人はするのでしょうかね?購入時に3時間で尻栓が抜けるほど緩んでいるとは思ってもいなかったです。今年で釣り暦50年になりますが、今まで何百本という竿にお付き合いいただきましたが、こんなことは一度としてなかったからです。
 店員が言う分には、保証の免責が2千○百円ですから1,500円程度ですと免責内なので有料だと。
 この店は保証の対象しか考えていないみたいです。それともこの店員だけがそう思っているのでしょうか?3時間しか使えない2万円近い竿を売った責任がどこにあるのか?はまったく考えてません。まったく誠意を感じられません。僕自身、1,500円が払えないほどお金に困っているわけではありません。それよりこの店員の誠意を感じられない対応に腹が立ちました。途中で従業員が変わって二人目の人にも同じことを話したのですが同じ対応でした。上州屋(狭山ヶ丘店)の店長はこの人たちにどんな教育をしているのでしょうか?また、この人たちの親はどんな育て方をしてきたのでしょうか?いずれにしてもこんな人たちと話しているだけで腹立たしくて時間の無駄です。極めつけは、最後に電話を切ろうとした僕に『取り寄せましょうか?』ですって。まったく人の気持ちが解らない面々です。電話を切ってからこんな人間も居るんだなって、怒りを通り越して笑っちゃいました。その後、尻栓が無いのでは大変なので仕方なく自作しました。
 で、電話を終えた後、近所の上州屋(桶川店)に行く用事があったので、買い物をしながらそのことを店員に話しました。尻栓は作ったのでもうこの件はお終いと思っていたのですが、今後のためにもと思って話しました。こちらの店員も上州屋(狭山ヶ丘店)の店員の対応には呆れてました。で、『こちらからメーカーに初期不良でクレーム処理を出してみます。3時間しかもたなかったのでは免責だとか保証だとかの話ではないですから』って言ってくれました。こちらの上州屋さんはとても親切です。っていうか、こういう対応が普通であり、本来なら上州屋(狭山ヶ丘店)がやるべきことです。
 いずれにしても上州屋(狭山ヶ丘店)での購入は控えた方が賢明だと思います。特に高価なものは買わないほうが良いと思います。僕はもう二度とこの店に行く事はないと思います。

 釣りは人生のおかず(芸能人の熊さんの言葉)です。自分の人生をより輝かせる行為です。ですから釣りをする人はみんな多少なりの夢を持っています。その夢を普通にぶち壊してくれるお店、それが上州屋(狭山ヶ丘店)です。