Ｋ氏と初めての釣り

僕のＨＰを見て昨年の11月から時々メールを頂いているＫ氏。彼は基本的にはフライマンですが、ここのところタナゴ釣りにも嵌ってきている人です。何度か通っているうちに霞ヶ浦の護岸に棲み付いたタヌキと友達になっているという、とても貴重な体験は現在進行形です。今日はその彼と、初めてご一緒させていただきました。
　初めての人との釣りはとても緊張します。ネットだけのお付き合いであれば問題はないのでしょうが、相手が見えないのでどんな人か？は皆目見当が付かないからです。今日は北浦のたなご屋さんで待ち合わせました。たなご屋さんは過去に二度行っているのですが、二回とも開店していないときで、今日が実質上初めての訪問です。店に入ってすぐに人がいたので『○○さんですか？』と聞いたらその通りでした。挨拶もそぞろに店の中を見て歩きました。沢山の興味がある物が置かれていて、ヒントになるものも沢山あって・・・。しかもあのでたらめなタナゴ釣具屋とは対照的に、ハッタリのない語りの店主で好感が持てました。まだ何も買わないうちからコーヒーを出してくれて、冷えた体に染み渡りました。
　しばらく店主と会話を交わした後、Ｋ氏と二人して寒空の下に出ました。彼は他の釣りは相当にやられているようですが、まだこの釣りは経験が浅いのでタイリクバラタナゴは沢山釣っていますが、在来種はヤリタナゴらしき魚を釣ったことがある程度でした。今回も前回に続いて何とか在来種を釣ってもらおうと頑張ったのですが、前回に自分の力量の無さを実感したばかりです。少々焦りもありましたが、ある場所で『釣れましたぁ～～～っ』と持ってきたのがアカヒレタビラです。やったぁ！！！！！メスでしたがとりあえずボーズ脱出です。彼には初めてのアカヒレタビラでした。その後、別の場所に入って彼はまたまたヤリタナゴを釣りました。そして、以前に釣った魚がこれと一緒だとのことで、今まで魚種不明だった魚の魚種が確定されました。タイリクバラタナゴも釣ったので、彼は今日３種のタナゴと釣った訳です。霞ヶ浦には現在主に６種のタナゴ族がいますので、一日で半分釣ったことになります。流石に他の釣りで訓練されたひとですから覚えも早くて安心してみていられました。
　彼はとても実直そうな人で好感が持てました。そして最後に言った言葉が『やはり在来種は違いますね。』です。・・・嬉しかったです。後から棲みついたタナゴと前からいたタナゴが同レベルであるはずがありません。釣れた時にその悠久の時を感じてくれたようです。ちなみに僕も在来種が釣れる度にそれを感じます。
　僕はヤリタナゴ二匹でした（画像）。絵的に淋しいので久しぶりにタイリクバラタナゴにも参加してもらいました。

最後に、Ｋ氏へ
　今日は結果を出してくれてありがとう。本当のことを言うとまだ釣れていない時に『今日も駄目だったらどうしよう』と不安でいっぱいでした。それがあの一匹のアカヒレタビラが釣れた時点で消えました。後は僕自身、気分的に落ち着いていられました。楽しい一日をありがとうございました。