せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
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ジブリ戦記。

2006-07-30 03:02:21 | 雑談雑感
ゲド戦記、見てきました。
ユナイテッドシネマ入間のスーパーレイトショー(夜中0時上映w)で見てきたんですが、こんな時間にも関わらず若いカップルだらけでした。見ず知らずの男3人並べられて、夜中に肩触れ合いながら見たカンフーハッスルとはえらい違いだ。

火事にでもなれば良かったのに。(ぉ

ジブリ作品は嫌いな上にあのアカデミー会員を蹴ったクソジジイの最近の作品は輪をかけて嫌いなので正直ジャンル外なのではありますが、今回は試写の段階ですこぶる酷評とのことで(笑)、心から期待して見に行きました。


感想。
んー、酷評するほどかね?

そういう意味では、期待ハズレ。所詮ジブリ臭い作品。
よく動くし、絵は綺麗だし、道徳的だし。
余りの臭さに、セリフ1つ1つに「それはどうかなぁ」等と思いつつ見ておりました。

作品としては、かなり不親切です。ファンタジーモノの素養がある人なら、竜という生物(?)がどういう位置付けか、人の前に竜が出てくるという事の恐ろしさ、異常さが見なくたって理解できる訳ですけど、そういう感覚の無い人には何が何だか、訳も分からなかったんじゃないでしょうか。
まぁ訳が分からんという意味では「スチームボーイ」なんて下には下がしっかりいる訳でして、あんなのと比べるなら、さほどストーリーや演出が破綻しているという印象も無かったです。

正直、もっと良い描き様も書き様もあったとは思うんだけど、映画として、一応は合格点は出していいんじゃないかなぁ。もっと酷い映画なんて国の内外問わず山ほどあると思うし。(笑)


あ、個人的には嫌いな作品です。それは間違いない。(笑)
大嫌いなラピュタの焼き直しみたいな作品になっているので。

そういう意味では、ジジイの息子の作品というより、本当はジジイにこういう作品を作って欲しいんだよというジブリ関係者の怨念で作られた作品、という気がしますね。ご愁傷様。(笑)


1つ技術的に気になったのは、声優としての役者の質。
ハイタカの菅原文太はお見事。テナー役の風吹ジュンはまぁまぁ。後は全員失格だ。

演出やセリフ回し、キャラのカラー等、細かいところで監督の経験の無さがにじみ出ているので、初作品くらいは、アニメを良く知る役者(=アニメ声優)に助けてもらうべきだったんじゃないだろうか。恐らく声優代えてアフレコし直すだけで、もっと締まった作品になると思う。


まぁ、このジジイの息子さん、やはり無能では無さそう。今は有能でもないけど。
もっとヲタ臭くなったら、良い意味でジジイを越えられるような気がする。

どうせやるなら、ジブリの枠を壊すような人になって欲しいよなぁ。



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