せつなく朽ちた鉄扉

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2008.11.23 福岡旅行記その2:展示系

2008-11-30 23:08:09 | 旅行
スペースワールド、さていよいよ本題。(笑)

ここは遊園地であると同時に、日本でも有数の宇宙関連の博物館なわけです。
どちらかというと遊園地よりソッチが本命だったんですが(笑)、実のところ、すっかり敷地の片隅にこっそりひっそりと追いやられてました。



入っていきなりの図。狭いんで凄い密度。
なお手前が月面車。



J-2エンジン。アポロの2段目ですか。
約40年前のエンジン……にしては凄い存在感。



サーベイヤー、っていっても火星じゃなくて月のほう。
こんなの日本で展示しているところがあったとは。



さらにジェミニ宇宙船の姿勢制御エンジンまで。
この類なんて、この頃から大して変わってないんじゃないだろうか。



これはアポロ司令船の耐熱板の一部。展示は上下さかさま。
実際に使用済みで半分燃えた後らしい。凄いな。



……感動ですよ。

アポロやそれ以前なんて、それこそ映像資料でしか知らない世代なんで。
こんなので月まで行ってたんだなーと思うのと同時に、なんか古い機械を見ているという気分がしなかったのが面白かったです。

JAXAも頑張ってますけど、これが何十年も前のNASAの本気だっていうんだから、なんかもう次元が違うなぁってのをひしひしと感じてきました。昔のNASAはホントに異次元の開発力を持ってた感じがします。




スペースシャトルのメインエンジン、SSMEの実寸模型。
模型っていってもロックウェル社のお墨付き。限りなく本物に近い。



ノズル左側。黒い箱は……なんだろ。
ケーブルいっぱいついてるんでコントロールボックスかな。



ノズル正面。でかいといえばでかいけど、もっとでっかいかと思ってた。


ノズル右側。でんでんむしターボポンプがでーんと。


博物館、実は凄く狭いんです。
しかしそれでも妥協もせず、狭い中にJ-2、SSMEと2つもロケットエンジン置いてくれてます。SSMEなんてそうそう見られるモノじゃないと思うんで、ホントこれだけでも来た甲斐ありましたよ。

このSSMEは時期的に考えて現行型ではなく最初期型のものだと思うんですけど、意外と配管がごちゃごちゃしてるんですね。再利用可能エンジンなんでもっとすっきりしているかと思ってたんですが。これ見るとLE-7/7Aの配管も別に特別に複雑な訳じゃないんだなという気がしてきますね。


いやーそれにしても凄い展示がなんてひっそりと。(笑)
できれば敷地を倍にして、もうちょっと見やすく分かりやすく展示して欲しいところです。

深夜バス13時間と高い入場料を払った甲斐のある展示内容なんで、博物館にも、もうちょい気合い入れて欲しいなぁ。