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カンボジア3日目~天空の城ラピュタ

2015-01-29 | 2015カンボジア旅


真っ暗な参道を、懐中電灯の灯りを頼りに進む。
アンコールワットの夜明けを見るため、すでに多くの人が集まってきている。
第一回廊を入った広場にそれぞれスタンバイして待つ。
さっきまで真っ暗だったのに、しらじらと明けてくる。
アンコールワットのシルエットがくっきりとオレンジ色の中に浮かびあがる。
太陽はまだ見えないのに、すっかり明るくなった。
「夜明け」の一番おすすめは、春分の日あたりだそうだ。
ワットの中央塔先端から朝日が昇って、まるでロウソクの灯りのように見えるらしい。
ただし、3月の昼間は猛暑だとか。
いろんな国の人たちと一緒に体験する夜明け。来てよかったなあ~。

アンコールワットの見学は午後からと言うことで、ホテルに戻って朝食。
ホテルのバイキングは、ベトナム料理の温かいフォーや春巻き、クメール料理。
独特の甘い香りのベトナムコーヒー、マンゴーにドラゴンフルーツなどなど、毎朝美味しく頂きました。

バスに揺られて1時間半。「ベン・メリア」遺跡へ向かう。
バスから景色を眺めるのは好きだし飽きない。
目についたのは牛。道端のあちこちで、好き勝手に草を食べていた。
乾季で草が無いので痩せている。骨が浮いていてガリガリだ。犬も痩せている。
牛は放っておいても、夜になると帰ってくるそうだ。農耕用。痩せてて食べられない。
村の集落は見当たらず、道沿いに高床式の家がず~っと並ぶ。
今は乾季で農閑期らしい。洗濯物がひらひらゆれる。
どの家の前にも、民芸品や食べ物が並べられている。ガソリンもペットボトル入り!で売ってます。
はだしの子が元気に遊んでた。
小さなため池(というより水たまり)で魚釣りの父子がいた。
働きに行くバイクが勢いよく走る。


密林の中にある「ベンメリア」遺跡。
10年前は見学不能。周辺にはいたるところに地雷があった。
ここはまだ世界遺産に登録されていない。
歩きやすいように、木道が設置されていたのでそこを歩く。
元はどんなにりっぱな寺院かと思わせる敷地と造り。
崩れた巨石がごろごろ。
ここは、宮崎駿監督の「天空のラピュタ」のモデルだとか。

カジュマルの巨木が、巨大な根を建物の中に張り巡らし、それがかろうじて崩壊を食い止めている。
800年もの間、密林の中に放置されている間にこんな姿に。内戦や自然崩壊、盗掘。
木道は人であふれ階段や撮影スポットは順番待ち。
並ばず割り込み、大きな声で傍若無人にふるまう集団あり。
危ない所に入って行き写真を撮っている。とにかくやかましい。
もう少し静かにマナー良く見学できないのかなあ・・・。

ここの遺跡の再現は難しいでしょうね。莫大な費用と技術がいる。
捨て置かれた像が無造作にころがっていました。
手つかずの遺跡。何とかならないものか。でも、子供の教育や経済が先ですね。




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