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気ままな毎日を綴ります。

いよいよアンコールワット

2015-01-30 | 2015カンボジア旅


午後から、この旅のお目当て、いよいよアンコールワットへ。
約900年もの歳月を経て、今もその偉容を誇る姿。
参道の入り口には、ナーガ(蛇神)が出迎えてくれる。7つの頭を持ち上げてます。その蛇の胴体がず~と参道の両側に続く。


クメール寺院建築の最高峰。
ここまでしっかりと昔の姿を留めているのは他にない。
大きな外堀に囲まれ、外から第一回廊、第二回廊、第三回廊と続く。
ピラミッドのようにだんだんと高くなって行く。
ヒンズー教の寺院だったけれど王の死後は霊廟となり、王朝滅亡後は、仏教寺院に変わった。
アンコールワットと言えば、カメラマン一之瀬泰造氏が最後に目指したところ。
100万人もの人が亡くなった内戦の舞台にもなった。
クメールルージュがここに立てこもった。仏像の頭部は破壊され、銃痕も残っていた。
そんな歴史も秘められた建物でもある。
この近くに地元の人が建てた一之瀬泰造氏の墓があるらしい。
若い日本人が多く墓参するとガイドのタンさんが話してくれた。


広大な敷地に堂々とそびえる建物の美しさ。
柱や壁の至るところに彫られたアプラサス(水の精・天上の踊り子)やテバータ(女官をモデルにした女神)。
ひとりひとり表情が違う。
すごかったのは、第一回廊の古代叙事詩を題材にした彫刻。
ワットを取り巻く長い長い回廊にさまざまな物語が綴られていました。
タンさんが面白く細かく説明してくれる。
暑い暑い。でも、日陰に入るとそうでもない。


不老不死の甘露をめぐって、神々と阿修羅が大蛇の綱引き。
そこから生まれたアプラサスが舞う。回廊の端から端まで続いていました。
天地創造や天国と地獄、戦いの様子などなど。
地獄は、火あぶり、串刺し、釜ゆで、はり付け、どれもリアル。
戦いも、細かく馬に乗った将軍や兵士たち。生き生きと描かれてあって見応えがありました。
くっきり見えるものと、薄くなって今にも消えそうなものもありました。
美しいテバータの胸は皆が触るのでピカピカでした。(こらこら)


急勾配の階段を上がって第三回廊からは、ぐるりと辺りが見渡せました。
気球やヘリコプターに乗って、空からも見ることが出来る。
多くの観光バスに露天。
カンボジアの収入の四割が観光だとタンさんが話していました。
王の贅を尽くした建物が、時を経て国の経済を支えている。
これが図らずも未来への遺産になりました。

たっぷり時間をかけて見学した後は、アンコールクッキの店でマンゴーシェイクのサービス。
これがおいしかった~。日本人オーナーで人気の店のようです。
クメール料理の夕食後ホテルへ。


それから、またまたナイトマーケットへ。
今夜は足つぼマッサージに行くので夫も誘いました。
トゥクトゥクで走る夜風が気持ちいい。
足つぼマサージは30分。気持ちよかった。一昨日は3ドルだったのに、今日は2ドル(250円)。
なんだか申し訳なくて、3ドルとか5ドルとかみんなチップをプラスしてお支払い。と言ってもわずかです。

それからドクターフィッシュを初体験。
ここの魚は大きくて、フナのよう(笑)それが我も我もと集まってきて。
ひえ~なんとも言い難い感触でした。店を冷やかしてツゥクツゥクに乗ってホテル帰還。

今日もよく歩き、いっぱい見ました。












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