雨の日も風の日も ららる~♪

気ままな毎日を綴ります。

1枚の切り抜き

2023-06-26 | 日々

新聞の1枚の切り抜きがある。それは芦屋小雁さんが知人の喫茶店で週一回接客をしているという記事です。小雁さん(89)は6年前に認知症を発症。医師の勧めで病を公表。「死ぬまで芦屋小雁として仕事をしたい」~奥さまがその思いを尊重し、二人で講演やラジオ番組を引き受け、症状や日常生活をありのまま語っておられます。
一時は、人目にさらすことを恐れ二人で死ぬことも考えたそうです。小雁さんは、人前に出ると「小雁スイッチ」が入り脳が活性化するように感じるそうです。最近は徘徊もしなくなり、要介護度が4から3に下がったそうです。先日は、お二人揃って「徹子の部屋」に出演。気丈で小雁さんへの愛情深い奥さまの姿が印象的でした。10年後は小雁さんは100歳。奥さまは研修を受けヘルパー資格も取得されたそうです。

誰にでもやって来る老い。現在認知症患者は7人にひとりの462万人。団塊の世代が後期高齢者になる2025年には65歳以上の5人にひとりが認知症になると推定されています。認知症研究の第一人者長谷川和夫先生が認知症になられたのは有名な話です。認知症の人が希望を持って暮らせるように「認知症基本法」が先日成立しました。誰もが避けては通れない道。明日は我が身。これだけ医学が進んでも因果関係と治療法がないこの病。夫婦で高齢者の仲間入りした今、不健康なことは避けて食事に運動を意識して毎日を過ごすことかなと思う。今日も元気で。楽しく。