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日々の出来事から国際情勢まで一刀両断、鋭く斬っていきます。コメントは承認制です。但し、返事は致しませんのでご了承下さい。

TBSに抗議してみた

2007-10-16 21:33:45 | Weblog
 TBSの一連の亀田一家報道に抗議の電話を入れたが、その対応の悪さに驚いたとある読者から連絡を頂いた。

 そこで、先ほど私も抗議の電話をTBSに入れてみた。すると、交換手は「スポーツ局にはおつなぎできません。視聴者センターで承ります」と言う。最近、マスコミ各社のほとんどは、関係部署に電話をつながなくなっているが、こんな時には担当者が直接、説明をするべきではないかと抗議した。

 粘ってみても、交換手も頑として聞きいれず、私は、まあ、それでもいいかと電話を視聴者センターにつなぐことを了解した。

 待つこと15分。しかし、ようやく出てきた相手は、視聴者センターではなくスポーツ局の人間だと言う。ナンダ、だったら最初からそう言ってくれよと思ったが言葉を呑んだ。

 声の感じではまだ若いスタッフにTBSのこれまでの報道についての疑問を述べ、説明を求めると、驚く内容の答えが返ってきた。

 「こちらは、TV局として中継をしただけですから‥」と、まるでTBSには責任がないかのような発言をしてきたのだ。

 これが、今回のことで殺到する苦情に対処するためにTBSを代表する立場の社員が言うことか。私は仰天すると共に、抗議の声を上げた。そうすると、その社員は、自分の発言がまずいと気付いたようで、「それは私見ですから」と何度も繰り返した。

 彼がいくら発言を撤回しようとも許せなかった私は、責任ある立場にある者との話し合いを求めた。だが、そのスタッフは、つなげませんの一点張り。

 埒が明かないので私は、「話をさせてもらえないのなら自分のルートで幹部に話をしますがそれでもいいですか」と相手に聞いた。

 相手は肯定も否定もしなかった。

 すぐに私は幹部の一人の携帯に電話を入れた。かつては、結構純粋で好人物だった男だけに、“まもともな”答えが聞かれるのではと期待した。だが、その期待もあえなく裏切られた。会話は、開き直りにも似た釈明に終始したものであった。

 誰にでも、どの組織でも間違いはある。肝心なのは、過ちを犯した後の対応だ。かつて、このTV局は、オーム事件でとんでもない裏切り行為に及び、筑紫哲也さんをして「TBSは死んだ」と言わしめた。そして、「根本的な建て直し」を誓った。

 だが、あれから約15年。今回のことを通して見えてくるのは、死んだままの姿のTBSだ。