アンネの日記が図書館や書店で破られているという事件を知った時、思い出したのは自分も昔本を買って読んだと云う記憶と、ソチ五輪でのりプ二ツカヤのフリースケーティング「シンドラーのリスト」だった。
本を読んだのは中学生の時かもっと上だったか覚えていない。 装丁は随分変わり、自分の買った本は確か紫色のカバーがかかっていてアンネフランクの写真が載っていた様に覚えている。 内容もよく覚えていないけれど、本棚の裏に隠し部屋があって、アンネたちはそこで暮らしていた。 「ペーターへの思慕」と云う項目があったのは忘れない、アンネはこの少年に思いを寄せていた・・・・そんな程度しか覚えていない。 時代背景、思想、ユダヤ人への迫害、そんな事を漠然とは感じていたのだろうか思い出せないけどなんとなく読んだ本だったと思う。
リプニツカヤの「シンドラーのリスト」は15歳のこの少女にぴったりのプログラムだと思った。 赤い、コートの様な衣装で悲しげに振り向く場面が印象に残った。 深い意味合いのある曲だと思ったし、そして感情のこもった良い演技だった。
アンネフランクに関するたくさんの書籍が破られるって、それが日本で起きたなんて残念なことだけど、だからって犯人は日本人とは限らない、そう願いたい。