今週末は菊花賞です。
最近の菊花賞には、三冠が懸からない限り、ダービー馬が出走しないケースが増えており、少しメンバーが寂しいことが多かったのですが、今年は皐月賞馬ソールオリエンス、ダービー馬タスティエーラの2頭が参戦します。久しぶりに豪華メンバーが揃う菊花賞と言えます。
一方で、距離適性を考えて、天皇賞秋へ挑戦したり、あるいは欧州遠征を決断したり、という馬がいません。何と言っても、今年の天皇賞秋には、古馬勢の一線級が集まっており、どうみても3歳牡馬陣には分が悪い。また、欧州遠征についても、それで結果が出せそうなレベルの馬もいない。もっとハッキリ言えば、同期の牝馬三冠馬リバティアイランドに勝てそうな牡馬が存在しない。つまり、世代として小粒なために、自然と3歳限定の菊花賞に牡馬陣が集まってきたというのが正直なところ。
当然ながら、春のクラシックを勝った2頭のレベルが、頭一つ抜けているのは明らか。しかし、皐月賞を鮮やかに勝利したソールオリエンスにしても、中山適性が高くて鮮やかな勝利となったようにも見えるし、秋初戦でレーベンスティールにあっさり負けるあたりも、歴代の皐月賞馬の中では凡庸な馬に見えます。ダービー馬タスティエーラにしても、ダービーの着差は、4着までが、クビ、ハナ、ハナと僅差の勝負であり、この馬も歴代のダービー馬の中では、平均並あるいは平均以下に思えます。
ここは、当日の人気次第ということもありますが、京都の芝3000mという舞台は、すべての出走馬が未経験ですから、思い切った馬券選択が許される機会とも言えます。すなわち、大きく荒れそうな匂いがプンプン致します!
いつもよりも、ダイナミックな予想が求められるレースになりそう。
予想は日曜日の当blogにて。