金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 キーンランドC・新潟2歳S

2020-08-31 06:44:33 | 競馬

 最初に2歳戦から。土曜日の小倉2R芝1200mの未勝利を勝ったミッキーアイル産駒のミニーアイル牝馬の短距離からマイル路線で光る存在になりそう。同じく土曜日の新潟6R芝1600mの新馬を勝ったリオンディーズ産駒のアナザーリリックマイル前後で活躍が期待できますので覚えておきましょう。日曜日は小倉5R芝1200mの新馬、ここもミッキーアイル産駒の牝馬アールラプチャーが勝ちました。2歳の短距離路線には、ミッキーアイル産駒が溢れており、ディープの短距離血脈は、ここから広がっていくのかもしれません。

 まずは、札幌のキーンランドC想定どおり、速い流れになって、エイティーンガールが見事な差し切り勝ちとなりました。しかし、中段に控えた1番人気のダイアトニックは全く伸びずに惨敗。この馬は、ある程度は前に行かないと途中で走る気を無くすようです。少し負け過ぎなので、次の本番に影響がないと良いのですが‥。

 そして、新潟2歳S勝ったショックアクションは好位置から最後まで粘り切る力強い内容。2着のブルーシンフォニー、3着のフラーズダルムもレベルを感じさせるレースでした。ただし、全体的には、まだ2歳世代の主役が見つかっていないという印象で、9月の中山・中京の新馬戦を楽しみに致しましょう。


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【競馬】 キーンランドC(GⅢ)と新潟2歳S(GⅢ)!

2020-08-30 07:08:01 | 競馬

 まずは札幌の1200mGⅢのキーンランドC。ここは58㎏でも①ダイアトニック中心。来月のスプリンターズSでも主役が張れるこの馬に、ここでは負けてほしくありません。ダッシュの効く速い先行馬が揃いましたので、ダイアトニックは4~5番手から差し切る競馬をすると思います。ペースが速くなりそうなので、後ろから差す⑭エイティーンガールを2着3着付けの三連単16点で①⇒⑭⇔②④⑧⑨⑪⑫⑬⑯

 次は新潟2歳S。2歳重賞は難しいですが、このレースは前走、最速上りの馬を選んでおくと好走してくれます。基本的にはスローペースの上り勝負になりやすいので。前走最速上りは③⑤⑨⑩⑪の5頭、これに前走の勝ち方が良かった①⑦を足して、ここから本命を選びます。本命は競り合いに強いキズナ産駒の⑤フラーズダルム、相手には①シュヴァリエローズで、この2頭からの三連複5点で。⑤①⇒③⑦⑨⑩⑪


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【金融】 安倍総理、辞任を発表!

2020-08-29 07:37:14 | 金融マーケット

 やっぱり、不安が的中いたしました。でも、安倍さんの身体が何よりも大切ですので、これはやむを得ません。

 これで、自民党の総裁選が急遽開催されて、10月中旬には新総裁を選出、内閣改造、そして、アメリカも11月に大統領選挙、もしトランプが負ければ、民主党政権への移行期間へ入り、正月明けには新政権がスタートと、目まぐるしい政治日程が始まります

 場合によっては、年内に総選挙になるかもしれません。なぜって? それは、オリンピック中止を決める前に、選挙をやっておきたいから。中止を決めてからでは負けちゃうでしょう。

 あと、トランプが負けたあとの空白期間に、習近平さんが南シナ海か、尖閣諸島あたりで何かを仕掛けてくるかもしれません。バイデンさんのお手並み拝見と、安倍さん後任の日本の首相の「胆力を試す」には、もってこいの試金石となります。

 そこで、バイデンさん、安倍さんの後任がグズグズしているようだと、ここぞとばかりに、中国海軍が強気に出てくるのが目に見えます。国内で保守派から圧力をかけられている習近平さんが、一気に評価挽回のチャンスを狙ってくるでしょう。

 日本は、難しい時代に逆戻りになると思います。それにしても、安倍さんの存在感は大きかった。強いリーダーが交替する時は、常にリスクを伴うのですよ! ここからの半年は、それを日本人が痛感することになると思います。


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【金融】 日本の政治の安定局面が終焉するのか?

2020-08-28 06:55:17 | 金融マーケット

 本日の夕刻、安倍総理の記者会見が予定されています。

 2012年に第二次安倍政権が誕生して以来、日本の政治は久しぶりに安定局面を迎えました。マーケットの変動に身を晒すのが運用機関や金融機関の定めとは言え、この8年間は、非常に前向きな仕事がしやすい環境を与えられていたと、今さらながらに思い起こされます。

 思えば、その前の民主党政権下や、その前の自民党政権末期では、日本の総理大臣が1年未満で次々と交替する時期でありました。あの時は、世界中の指導者から「日本には、重要事項を交渉できる人物が一人もいない」と揶揄されたものです。

 現在、世界中のキワモノ揃いの指導者から、最も信頼され、一目を置かれる政治家が安倍総理です。あの時代と較べたら、隔世の感があります。

 さて、その安定局面がそろそろ終わろうとしています。我々国民が、この政治の安定によって得ている「利益」は、終焉してから、改めてその有難さを実感する「利益」なのだと思います。

 本日が、また不安定な、暗黒の時代への入り口にならないことを、祈るばかりです。


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【金融】 コロナワクチンの優先順位? 無意味な議論!

2020-08-27 06:50:41 | 金融マーケット

 私は、今の政府の分科会を大変信頼している一人なのですが、これだけは「?」と違和感がありました。

 先週の政府分科会で、新型コロナ用のワクチンを入手した際の、ワクチンを打つべき人間の優先順位について議論されたとの報道がなされていました。議論の結果、優先されるべきは、高齢者と基礎疾患保持者となったそうですが、この議論、本当に意味のあるものなのでしょうか?

 まず、完璧なワクチンがすぐに出来る可能性は極めて低い。ちなみに、人類の歴史上、完璧なワクチンは1種類しか存在しなくて、それは天然痘に対するワクチンだそうです。通常のワクチンは、せいぜい感染した時の重症化の可能性を抑える程度で、感染をゼロにするものや、副作用がゼロのものは、まず作れないと考えるべき。

 そうなると、高齢者や基礎疾患保持者にワクチンを打つ場合、考えなければならないリスクは、ワクチンを打つことでかえって感染を促してしまい、結果として重篤患者を増やしてしまうこと。例えば、高齢者の介護施設で、毎年、季節性インフルエンザのワクチンを注射しているかというと、免疫力が弱っている高齢者にワクチンを打つことは大変慎重な判断が必要であり、むしろネガティブなのが一般的。ワクチンを打つことで、かえって体調を崩して死期を早めるリスクの方が深刻だからです。

 政府分科会でのワクチンの優先順位の議論は、「完璧なワクチン」が出来ると信じた上でのものなのでしょうが、そんなものが現実的でないことを、感染症の専門家や医師が多く参加している分科会の場で、誰も異議を唱えなかったことに、私は強い違和感を覚えざるを得ません。


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