金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2020年度】 コロナ禍の年度末 違和感だらけ‥

2021-03-31 07:09:00 | 金融マーケット

 2020年度が本日で終了いたします。昨年の今頃は、世界の株式マーケットも悲観が支配していて、年度初めは、かなり低い水準からのスタートでした。その後、先進国は何回ものロックダウンを経験して、今でも欧米の多くの人々が不自由な生活を余儀なくされています。ここへ来て、アメリカはワクチン接種率が25%に達して、ようやく人々の活動が緩和されてきてはいるようですが、それでも、経済活動は未だに大きな制約を受けています。

 一方、アジア諸国は、もちろん、普段とは異なる生活を余儀なくされてはいますが、普通の経済は巡航速度で動き続けております。とは言え、飲食業やイベント業、あるいは旅行・空運・鉄道といった皆さんは、大変な思いを続けられています。業種により、状況に大きな差が発生している状況。

 その中で、最も違和感があるのが、お隣の中国。上海や北京では、夜の宴会も自由、またカラオケも自由という状況で、世界の中でも、アジアの中でも、唯一、全く異なった世界になっています。世界で最も早くコロナ禍から脱する国になると思いますし、アフターコロナの世界経済を牽引する存在になるのでしょう。まるで、リーマンショック後の世界経済を牽引したことと、同じ歴史を再現するように

 もう一つ違和感があるのが、中国製ワクチンの優秀なこと。そして、まるで、この状況下になれば、最も世界から求められる製品を、大量に中国が保有していることにも違和感ちなみに、テストなしに認可されたロシア製のワクチンが、世界一早く導入されていましたが、それも、ひょっとしたら、中国から密かに生産プロセスを教えてもらっていたのでは‥などと考えてしまいます。

 欧米各国は、この状況下で株価がクラッシュなどしようものならば、それこそ中国の思う壺になるのを避けようと、バブルの発生には目をつぶって、超金融緩和を、ここから2年は止めないと宣言しました(米FRB)。その影響もあって、NYダウは史上最高値を更新中であり、実体経済を横に置いておいて、「資本主義⇔民主主義」の灯を消さないように、必死で株価を支え続けております。

 さて、明日からスタートする2021年度は、民主主義の再生の始まりなのか? それとも、終わりの始まりなのか?

 どう見ても、ここまま行けば、中国の国家資本主義の勝利に思えます。ちなみに、私は、けして生来の悲観論者などではありませんので‥。悪しからず。


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【コロナ禍】 中国の不思議 上海では、宴会やカラオケOK!

2021-03-30 07:12:39 | 金融マーケット

 昨日、とある金融グループの中国拠点の責任者の方とお話したのですが、まぁビックリしたのが、中国最大の都市である上海では、皆、通常の生活を送っており、夜は宴会も、カラオケも全く問題なくOKとのこと。

 トップダウンによる規制は、日本の比較にならないほど厳しい国ではありますが、今はPCR検査を定期的に行う以外は、ほとんど規制らしい規制もなし。もちろん、外国からの入国制限措置は厳しいものですが、それはお互いさまですので、何でここまで差が生じているのか?

 同じアジア人で、DNA上での有利不利はないはず。非常事態宣言下での強制措置の国家権力のパワーには差はありますが、これだけ差がつけられる理由は思い当たりません。お隣の韓国との比較で見ても、中国の感染防止状況はお見事というしかありません。

 敢えて言えば、中国が生産しているワクチンは、その展開が早かったことと、加えて、今の中国の状況を見る限り、かなり優秀なワクチンであること。中国製ワクチンを導入しているベトナムや台湾、タイなども、感染拡大のレベルは収束しているので、中国製ワクチンの優秀さは間違いなさそう

 菅政権としては、何としても東京オリンピック/パラリンピックを実現するために、頭を下げて中国製ワクチンを分けてもらうようにお願いするか、あるいは、やっぱりマッチ・ポンプではないか!と喧嘩を仕掛けるか。

 どっちにしても、冴えない話です。今年7月の東京五輪はズブズブ沈んで、来年2月の北京五輪には後光が射す、そんな風景が現実味を帯びてきました。


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【GⅠ回顧】 高松宮記念・日経賞・毎日杯・マーチS

2021-03-29 08:13:35 | 競馬

 まずは中山の日経賞勝ったのは、スクリーンヒーロー産駒ウインマリリン。スローペースの好位2~3番手から、そのまま押し切りました。良いポジションを取った横山武騎手のファインプレー2着はシルバーコレクター、カレンブーケドール。勝ち馬とはポジションの差ですが、本当に勝ち運に恵まれていない。3着は中団から外を追い込んだワールドプレミア。本番は、天皇賞春ですので、ここは試走として十分な内容でした。本番に武豊騎手が間に合うかどうか、気になります

 

 次は阪神の毎日杯勝ったのは、ディープインパクト産駒シャフリアール前半1000mが57秒台と速いペースを4番手追走、直線で空いた内側を突いて、そのまま押し切りました。外を回したディープインパクト産駒グレートマジシャンとの競合いにも負けませんでした。3着は最後方から追い込んだディープインパクト産駒プログノーシス。1分43秒9のレコード勝ちのオマケ付き。さて、この激走後、中2週の皐月賞へ向かうかどうか。シャフリアールはアルアインの弟なので、体調さえ良ければ行くと思いますが、グレートマジシャンは、無理せずに、ダービー狙いだと思います。

 

 そしてマーチS勝ったのは、好位から直線で抜け出したヘニーヒューズ産駒レピアーウイット。もともと中山ダート1800mは得意でしたが、嬉しい重賞初制覇となりました。2着は、国内GⅠでも実績豊富なヒストリーメイカーで、こちらは実力通り。単勝1.3倍のアメリカンシードは、まさかの14着、惨敗となりました。自分のペースで行けないと脆いところがあるのか、あるいは故障か。明確な敗因が判りません。

 

 最後に、GⅠ高松宮記念。終わってみれば、1着ダノンスマッシュ、2着レシステンシア、3着インディチャンプですから、実力どおりの結果ということ。雨とか、重馬場とか、関係ありませんでした。ごめんなさい、ダノンスマッシュ。香港スプリントを勝ったということは、スプリント世界一ですから、ここで負ける訳にはいきませんよね。

 あと、逃げたモズスーパーフレアーも、重馬場の中、前半3ハロンを34秒0のハイペースで行って、最後は5着に粘り込みました。この馬も、とんでもないスプリンターです。


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【3歳戦回顧】 3月27日~28日

2021-03-28 16:20:50 | 競馬

 まずは土曜日の阪神2R芝1600mを勝ったロードカナロア産駒リッケンバッカー好位から直線中央を抜け出して堂々の押し切り勝ち今まで強いメンバーと戦い2着が多かった馬がようやく勝ち上がり。次も楽しみ。中山4R芝1600mを勝ったディープインパクト産駒ホウオウラスカーズ好位3番手から直線で前を行くショウナンナビをきっちり差し切る完勝。今までは対戦相手が強かった感あり。中京5R芝2200mを勝ったハービンジャー産駒カフジアスール。好位から堂々の差し切り勝ち。鞍上の角田大和騎手は嬉しい初勝利

 中山6R芝1800m(3歳1勝クラス)を勝ったエピファネイア産駒スペシャルドラマ途中から消耗戦になって、先行する馬たちを追いかけながら、脚を溜めつつ、直線ではゴール前の接戦を制しました。ダービートライアルに出てきたら面白い。

 阪神7R芝1400m(3歳1勝クラス)を勝ったミッキーアイル産駒ショウリュウレーヴスタートで出遅れ、後方追走も、直線だけでキッチリ差し切り勝ち。それにしても、ミッキーアイル産駒はマイル以下でキラリと光る才能を見せる馬が多く出ます。芝もダートも共用なので、サクラバクシンオーの後継者はミッキーアイルなのかもしれません。

 阪神9R芝1800m君子蘭賞(3歳1勝クラス)を勝ったハーツクライ産駒ニーナドレス。逃げたテーオーラフィットを4番手から追走、直線はラスト200mから追い出してゴール前でキッチリ差し切り仕掛けてからの反応が今一つであるが、これでデビューから2連勝。どちらかというとオークス向き。

 中山10Rダート1800m伏竜ステークス(3歳オープン)を勝ったノヴェリスト産駒ゴッドセレクション逃げるロードシュトロームを2番手から追走し、直線抜け出して完勝3歳ダート1800m路線では、ホールシパン、ラペルーズ以外の好メンバーを揃えたこのレースで完勝しましたので、覇権争いに名乗りを上げたということ。2着は中団から差してきた1番人気のネオユニヴァース産駒メイショウムラクモ。3着には後方から追い込んだヘニーヒューズ産駒ゴールドハイヤーこの2頭も楽しみ

 

 日曜日は中山2Rダート1800mを勝ったシニスターミニスター産駒ノーブルシルエット2番手追走から直線も競り合いを制して7馬身差の圧勝1分54秒1の時計も未勝利戦では破格。次も好戦必至。中京4R芝1400mを勝ったスニッツェル産駒コスモアディラート中段に控えて直線だけで差し切り勝ち荒れた馬場を苦にしないパワーも阪神5R芝2000mを勝ったモーリス産駒マジカルステージ好位から直線で抜け出す勝利。切れ味よりも、長く良い脚を使えるタイプで、稍重になったこともプラス。距離はまだ伸びてもOK中山5R芝1800mを勝ったスクリーンヒーロー産駒ヒットザシーン大雨の中、外から豪快に差し切り春を迎えて本格化中京5R芝2000mを勝ったクロフネ産駒プレイイットサンスローの逃げに持ち込み、そのまま逃げ切り藤岡佑介騎手のファインプレー

 阪神6Rダート1200m(3歳1勝クラス)を勝ったマジェスティックウォリアー産駒ディオスクーロイ直線に入って、前が激しく入れ替わるところを豪快に差し切り勝ち1400mの方が走りやすいかも

 中山6Rダート1200m(3歳1勝クラス)を勝ったクロフネ産駒ラストサムライ最後の直線、先行馬同士の激しい競り合いが続きましたが、1番外にいたラストサムライが競合いを制しました距離は1200mが1番合っていると思います。

 中山9R芝2000mミモザ賞(3歳1勝クラス)を勝ったドリームジャーニー産駒スルーセブンシーズ離し逃げの2頭に惑わされず、離れた好位から直線入口で追いつき、そのまま馬場の良いところを抜け出して完勝オークストライアルも期待大

 中京9R芝2200m大寒桜賞(3歳1勝クラス)を勝ったゴールドシップ産駒マカオンドール好位2番手から堂々の押し切り勝利。重馬場も味方しましたが、ここでは格が違った次はダービートライアルでしょう。

 


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【競馬】 高松宮記念(GⅠ) 激しい雨が勝負を左右しそう‥

2021-03-28 08:37:30 | 競馬

 昨年の高松宮記念は、天候は晴れながら、馬場は重でした。重い馬場であったため、逃げが不利な中京芝1200mでも、快速馬モズスーパーフレアーが最後まで粘り込むことが出来ました。

 さて今年は、昼からの雨がどこまで激しくなるか。馬場は昨年同様に重になりそうですが、併せて、レース中も激しい雨が降り続きそうなので、条件の厳しい中で、頑張り続けることが出来る馬を選ばなくてはいけません。そんな条件を苦にしない馬と言えば、まず逃げ先行の中では、④モズスーパーフレアー⑯レシステンシア③ライトオンキュー⑩ラウダシオン⑥ダノンファンタジー次に、差し追込みの中では、⑰サウンドキアラ⑧エイティーンガール②レッドアンシェル

 ダノンファンタジーは意外かもしれませんが、走り方がピッチ走法なので重は苦にしないと思います。また負けはしましたが、雨中の府中牝馬Sでは、逃げるトロワゼトワルを追走して、あっという間に先頭に立ちました。距離が長過ぎたため、最後までは持ちませんでしたが、短距離であれば、重も雨も苦にしないと思います。

 展開は、④モズスーパーフレアーが思い切って逃げ、それを外から追いかける⑯レシステンシア、少し離れて、③ライトオンキュー、⑥ダノンファンタジー、⑩ラウダシオン。人気筋の⑭ダノンスマッシュ、⑨インディチャンプは中団の後ろくらいか。同じくらいの位置、あるいはその後方に、⑰サウンドキアラ、②レッドアンシェル、⑧エイティーンガール。ちなみに、④も⑯も中途半端な逃げはしないので、相応に速い流れになると思います。

 本命は、⑥ダノンファンタジーを指名。暮れの阪神Cの勝ち方が素晴らしく、1年前にグランアレグリアが、あのレースから復活したように、今度はこの馬がスプリント戦で光る番だと見ました。相手には、重で鬼脚を使える⑰サウンドキアラその他は、追込みも逃げも重が得意な④⑯③⑩②⑧を選択。人気の⑭ダノンスマッシュ⑨インディチャンプは雨で割引きですが、一応押さえに、入れます

 馬券は、⑥からの馬単9点 ⑥⇒⑩④⑯③⑰②⑧⑭⑨ と、⑥⑰からの三連複8点 ⑥⑰⇒④⑯③②⑧⑭⑨ 

 

 オマケで、中山のマーチS。このレースは、新たなスーパーヒーロー候補の⑥アメリカンシードの走りを見るレース。適度に脚抜けの良い馬場で、この馬の卓越したスピードが、より輝きを見せるはず。相手1番手には、絶好調 横山武騎手の①ライトウォーリアを指名。その他は、広めに③④⑦⑧⑨⑪⑫⑭を。

 馬券は、⑥頭固定で①2着3着付の三連単16点 ⑥⇒①⇔③④⑦⑧⑨⑪⑫⑭


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