金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】ディープインパクト急死

2019-07-31 07:37:51 | 競馬

 ディープインパクトが亡くなりました。頸部の手術の後、頚椎骨折が見つかり安楽死とのこと。17歳の若さでした。

 社台SSの徳武氏からは「何とか種付けを復活させたいと、積極的な治療をしてきましたが‥」との発言があったので、リスクを覚悟で手術を選択したことが推測できます。「こんなことになるのなら、静かに余生を送らせてあげたかった」と関係者は感じているでしょうが、ディープが世界的な種牡馬へ飛躍するか否かという状況だっただけに、この判断を責めることはできないと思います。

 最後は、「観念したかのように、痛みを通り越して静かにしていた」とのこと。現役時代から全力で走り続けてきたディープには、「お疲れ様でした。静かに、安心して、お休み下さい」と申し上げたいと思います。ご冥福をお祈りいたします。


 ところで、ディープインパクトは近代競馬の申し子であり、現存する世界の種牡馬の中で、最も経済的価値が高い馬でした。何よりも、私がこの目で見てきた競走馬の中で、史上最強だったと確信させてくれる歴史的名馬でありました。

 ディープの子供たちは、父が果たせなかった海外でのGⅠ制覇に挑み、ジェンティルドンナがドバイ・シーマクラシック、エイシンヒカリが香港カップやイスパーン賞、リアルスティールがドバイターフなどを勝ちましたが、まだ凱旋門賞の勝利がありません。今年は、ロジャーバローズとフィエールマンが挑みますが、何とか亡父に捧げる素晴らしいレースを期待したいと思います。

 ディープ、本当にありがとう。君のおかげで、人生を豊かにしてくれる、瑞々しい果実のような楽しみを頂きました。天国で、子供たちの活躍を見守っていて下さい。



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【雑感】真夏の朝の空気

2019-07-30 07:04:41 | 雑感

 ようやく関東地方の梅雨も明けました。朝の空気が本格的な真夏のそれになってきました。

 「本格的な真夏の朝の空気」って何? と疑問に思われる方には、「夏休みの朝、ラジオ体操に出かけるときの空気」と言えば、ご理解いただけるのではないでしょうか。暑くて、やや湿っぽいのだけれども、何とも開放的で、活力に溢れる空気のことです。

 また、本格的な真夏の朝の空気は、夏競馬を喚起するものでもあります。この空気を嗅ぐと、不思議なことに、札幌競馬場の馬場の香りや、新潟競馬場の熱い風を思い起こすことが出来るのです。

 今から、札幌記念や関屋記念・新潟記念が楽しみになってきますよね!


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【映画】「ブレードランナー」のルトガー・ハウアー死去

2019-07-29 07:04:08 | 映画

 自分が海外出張している間に、映画「ブレードランナー」のレプリカント役、ルトガー・ハウアーさんが亡くなっていました。ご冥福を祈りたいと思います。

 「ブレードランナー」の公開は1982年で、監督のリドリー・スコットが細部に拘り過ぎた結果、コストが膨らみ、興行的には失敗作となりましたが、その後、VHSによるビデオレンタル時代になってから、この作品が見直されて、SF界のレジェンド的な作品に上り詰めるという、数奇な運命を辿った映画であります。そして、この映画で最も輝きを放ったのは、主演のハリソン・フォードではなく、怖くて切ない敵役を演じ切ったルトガー・ハウアーさんでありました。

 あまりのはまり役だったために、その後、これ以外に代表作を残せませんでしたが、この「ブレードランナー」のラストで、「TDK」の看板を背に、静かに息を引き取るシーンは、まさにSF映画の金字塔だと思います。

 なお、一昨年に封切られた続編「ブレードランナー2049」も非常によく出来ていましたが、映画の途中で出てくる街中での格闘シーンの背景は、前作の「TDK」の看板ではなく、「SONY」の看板でした。ちなみに、Columbia映画の親会社はSONYですので、いわゆるシャレって奴。こういう「細かい拘り」も、このシリーズの魅力でありました。

 興行的には、スパイダーマンとか、アベンジャーズといったシリーズが大きな比重を占めるハリウッド映画界ですが、「ブレードランナー」みたいな映画を作らなくなったら、SONYもColumbiaにも未来はないと思います。


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【競馬予想】アイビスサマーダッシュ!

2019-07-28 08:03:37 | 競馬

 昨夜のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS、やはりエネイブルの強さが際立つレースでありました。それにしても、3歳時から変わらぬ強さを維持していることには脱帽です。世代を超えてトップを維持するには、フィジカルのコンディション以上に、メンタルの安定を保っていくことが大切ですが、ここが揺るがないのがエネイブルの強さの真髄なのだと思います。

 さて、本日のアイビスサマーダッシュ。直線1000mのスペシャリスト、⑪ライオンボスに人気が集まっておりますが、敢えて不安要素を言わせてもらうと、鮫島騎手の乗り替わりです。1000直は、実は騎手が大事。1000mと言えども、一気に走り切るのは無理なので、仕掛けるタイミングが勝負を分けます。ライオンボスも鮫島騎手とのコンビで頭角を現した馬ですので、この乗り変わりは痛いところ。もちろん、上位入選は外さないと思いますが、1着固定を決めていた方々は、うーん、困ったなぁというところではないでしょうか? 私は、1000直の旗手のスペシャリスト、西田騎手の⑨ミキノドラマーと、絶好の最外枠を引いた⑱アルマエルナトの2頭軸の三連複で行きます。

 おまけで、札幌のクイーンステークスも。ここは⑬ミッキーチャームの頭固定の三連単で。相手筆頭は④ダノングレース。


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【競馬】キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS!

2019-07-27 09:31:59 | 競馬

 今夜はいよいよ、ロイヤル・アスコット競馬場でキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSが行われます。

 まぁ、エネイブルの強さが際立つレースになるのでは、と思っていますが、天候・馬場も良さそうなので、日本から参戦のシュヴァルグランの活躍に期待したいと思います。お父さんのハーツクライはここで3着でした。

 それにしても、25日のロンドンは39℃でしたので暑さが心配のタネですが、暑さに慣れていない欧州馬がボーとしていると、シュヴァルグランにはチャンスが来るかもしれません。

 それにしても、今週から日本は本格的な夏競馬到来、と期待していたのですが、台風などの影響で今週はまだ梅雨競馬の延長戦みたいですね。まだまだステイゴールド産駒が狙えそうです。


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