金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2歳戦回顧】 10月30日~31日

2021-10-31 16:33:53 | 競馬

 土曜日は阪神1Rダート1400mを勝ったドレフォン産駒ストームゾーン2番手追走から、直線では早めに先頭に立ってそのまま押し切り勝ち2着は、3番手から勝ち馬を追いかけたディスクリートキャット産駒メイショウホマレ

 東京1Rダート1600mを勝ったシニスターミニスター産駒バレルゾーン3番手追走から、直線では、先に抜け出したディープブリランテ産駒サトミノマロンを差し切って勝利

 新潟2Rダート1800m牝馬限定を勝ったホッコータルマエ産駒サヨノトレイダー中団待機から、直線では前々から抜け出したホッコータルマエ産駒サクラトップランを、ゴール前ギリギリで差し切って勝利

 阪神2R芝1600mを勝ったアメリカンペイトリオット産駒ビーアストニッシド2番手追走から、直線では、逃げて粘り込むキタサンブラック産駒ソングフォーユーとの競合いを制して勝利2着はソングフォーユー。超スローのため前々で決まったレースで、1番人気のプルサティーラは参考外で見直し。

 東京2Rダート1300mを勝ったルーラーシップ産駒オードゥメール2番手追走から、直線では早めに先頭に立って、そのまま後続を抑え切る完勝2着は、5番手追走から差してきたドレフォン産駒クルールデュヴァン

 新潟3Rダート1200mを勝ったイスラボニータ産駒アメトリーチェ3番手追走から、直線では、ほぼ同じ位置から差してきたキンシャサノキセキ産駒ロープスピニングとの競合いをハナ差だけ制して勝利

 阪神3Rダート1400m牝馬限定新馬を勝ったコパノリッキー産駒ネイト2番手追走から、直線では逃げるキンシャサノキセキ産駒イプノーズを競り落して、後方から差してきたヘニーヒューズ産駒マテンロウアイを抑え切って完勝2着はマテンロウスカイ、3着はイプノーズ

 東京3R芝1800mを勝ったリオンディーズ産駒インダストリア後方待機から、直線は一番外から追い込んできて、きっちり差し切り勝ち2着は、2番手追走から早めに先頭に立って粘り切ったルーラーシップユイノゴトク

 阪神4Rダート1800m新馬を勝ったホッコータルマエ産駒マルブツプライド2番手追走から、直線では早めに先頭に立って大楽勝2着は、後方から差してきたパイオニアオブザナイル産駒バハルダール。3着とは7馬身差。

 東京4R芝1400m牝馬限定新馬を勝ったリオンディーズ産駒アインシュペンナー4番手追走から、同じ位置から伸びてきたクロフネ産駒シャウビンダーとの叩き合いを抜け出して完勝2着はシャウビンダー、3着は後方から差してきたトーセンラー産駒トーセンアンジェロ

 新潟5R芝1400mを勝ったジョーカプチーノ産駒シナモンスティック5番手追走から、直線では馬場の中央と通って、豪快に突き抜けて勝利2着には、10番手待機から、直線は一番外を追い込んだルーラーシップ産駒ブレスバイルーラー

 阪神5R芝2000mを勝ったハーツクライ産駒マテンロウレオ7番手追走から、直線では、一番一埒際を差してきて勝利2着は、9番手から、勝ち馬のすぐ外側を差してきたハーツクライ産駒ロマンシングブルー3着は、5番手から外に出して差してきた1番人気ディープインパクト産駒レッドバリエンテ。3着レッドバリエンテは王道パターンで負けましたが、内の馬場が良すぎるせいもあるので次は見直し。

 東京5R芝1600mを勝ったジャスタウェイ産駒カミニートデルレイ4番手追走から、先に抜け出していたロードカナロア産駒バイオアートを競り落して快勝2着には、5番手から追い込んできたディープインパクト産駒ジュラルラビシア3着は前で粘ったバイオアート。2着馬は次は確勝レベル。

 東京6Rダート1400m新馬を勝ったマクフィ産駒ヴァルツァーシャル中団待機から、直線では先に抜け出していたフロステッド産駒シラキヌとの激しい競合いを制して完勝2着のシラキヌも次はチャンス

 

 阪神9R芝1800m萩ステークス(2歳オープンクラス)を勝ったロードカナロア産駒ダノンスコーピオン4番手追走から、直線では、先に前に取り付いたディープインパクト産駒キラーアビリティとの瞬発力勝負をクビ差制して勝利

 2歳牡馬戦線のトップをいく、ジオグリフ・コマンドライン・ドゥデュースあたりに、俺もいるぞ!と待ったをかけた感じただし、2着のキラーアビリティも、先に前に出た有利を活かす競馬をしていれば順位は逆だったと思いますので、差はほとんど無いと思います。

 

 日曜日は新潟1Rダート1800mを勝ったドゥラメンテ産駒スピリトーゾ2番手追走から、直線では、逃げたホッコータルマエ産駒ビナホイアンとの競合いを制して、3馬身差で完勝2着はビナホイアン、3着は後方から猛然と差してきたエスケンデレヤ産駒プリモスべランツァ。2着3着は、次はチャンス。

 阪神1Rダート1800mを勝ったドレフォン産駒タイセイドレフォン好スタートから逃げて、直線に入っても後続を突き放して、7馬身差の圧勝。ダート適性高く、次も楽しみ2着は、中団から差してきたリヤンドファミユ産駒エアフォースワン

 東京1Rダート1400mを勝ったドレフォン産駒ルミナスフラックス3番手追走から、直線は早めに先頭に立って、そのまま押し切りました2着3着には、6番手から直線で鋭く伸びてきたリオンディーズ産駒アポロプラネットと、ジューカプチーノ産駒マイネルシトラス

 新潟2R芝2000mを勝ったトーセンジョーダン産駒インダミタブル5番手追走から、直線では外側の馬場の良いところを伸びて完勝2着は、同じ位置からその外を差してきたキズナ産駒ヴァンテージボンド3着は、後方から内々へ差して込んできたハーツクライ産駒マイネルオーサム

 阪神2Rダート1200mを勝ったシニスターミニスター産駒フルム2番手追走から、直線では早めに抜け出して、後続を突き放して10馬身差の圧勝短距離で10馬身差は圧倒的で、次もダート1200mならば楽しみ

 東京2R芝1600mを勝ったのは、コネクト産駒ワールドコネクターと、ダイワメジャー産駒ビヨンドザタイム珍しい1着同着でした。ワールドコネクターは好スタートから逃げて、スローペースへ上手く落とす。そのまま直線で粘り切って、最後方から差してきたビヨンドザタイムと並んだところがゴール3着には、3番手から差してきたヴァンセンヌ産駒バラジ

 阪神3R芝2000mを勝ったスクリーンヒーロー産駒ボルドグフーシュ後方待機から、直線では一息入れてから大外を一気に差して、2馬身差の圧勝デビュー2戦目で本格化、次は重賞路線でも楽しみな存在2着は、中団から差してきた1番人気のディープインパクト産駒ショウナンアデイブ。仕掛けてからの反応が遅いので、もう少し長い2200~2400mくらいの方が良さそう。3着は、好位から先に抜け出していたキズナ産駒メイショウジブリ。レースセンスが良いので次も狙い目。

 東京3R芝2000mを勝ったドゥラメンテ産駒ニシノムネヲウツ好スタートから逃げて、直線でも後続の追撃を抑え切って逃げ切り勝ち2着は、好位4番手から差してきたエピファネイア産駒スリーエクスプレス3着は、3番手から内を捌いて差してきたモーリス産駒ハリウッドフェーム

 阪神4R芝1400m新馬を勝ったシルバーステート産駒セイウンハーデス2番手追走から、直線では逃げ馬をゆっくり捉まえて、そこから余裕で伸びて完勝横綱相撲でした2着は、後方から外を差してきたルーラーシップ産駒ベルシャンテ、3着は同じく後方から内を差してきたスピルバーグ産駒アイノカタマリ

 東京4Rダート1600m新馬を勝ったエスポワールシチー産駒ペイシャエス3番手追走から、逃げ粘るパイロ産駒アーサーテソーロをきっちり差して快勝3着は、好位追走から立直して差してきた1番人気ロードカナロア産駒ソウテン

 新潟5R芝1400m新馬を勝ったモーリス産駒ディオサデルソル後方追走から、直線では、一番外を豪快に差し切り勝ち2着は、中団待機から、直線は早めに抜け出してたバゴ産駒カレンブルーローズ、3着は、同じく中団から内側へ差し込んできたシルバーステート産駒テイエムオードリー

 阪神5R芝1600m新馬を勝ったリオンディーズ産駒ジャマン好スタートからマイペースの逃げへ。淀みなく流れたペースで、直線でも後続を寄せ付けず5馬身差の圧勝逃げれば、かなり強い2歳牝馬が現れました2着は好位4番手から差してきた1番人気のロードカナロア産駒アドマイヤジェイ、3着は後方から差してきたキズナ産駒エリカフェリーチェ

 東京5R芝1800m新馬を勝ったディープインパクト産駒ティスグロリアス超スローの瞬発力勝負となりました。3番手追走から、直線では、内に差してきたハーツクライ産駒サトノレギオンと、外を差してきたドゥラメンテ産駒ジャスパージェットとの叩き合いを、ハナ差、クビ差で押さえました2着はサトノレギオン、3着はジャスパージェット。1番人気のアスクヴィヴァユーはスタート出遅れ、道中も反応が鈍く、もう少し流れるマイルくらいの方が良さそうに見えました。


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【最強馬決定戦2021】 コントレイル、負けられない闘いがここにある!

2021-10-31 08:23:40 | 競馬

 府中の空は、お昼からの雨が大変心配ではありますが‥。

 

 さぁ、府中の芝2000m、天皇賞秋であります。金曜日にも申し上げましたが、この一戦こそが、今年度の最強馬決定戦となります。

 「最強馬2021」になるために、「絶対に負けられない」という想いとともに参戦しているのは、やはり次の3頭であります。

 

 昨年の三冠馬コントレイル。ちなみに、牡馬三冠馬を達成して年度代表馬になれなかったのは、この馬のみ。ここで負けて、今年も年度代表馬を取り損なう不名誉は、絶対に避けなければならない!

 そしてマイル・スプリントの2階級王者グランアレグリア。府中マイルの舞台で、あのアーモンドアイをねじ伏せた自分こそが「最強馬2021」に相応しい。アーモンドアイよりも切れる脚を炸裂させて、男どもをひれ伏せさせたい。

 今年の3歳最強馬エフフォーリア。メンバー手薄の菊花賞を敢えて回避して、ここに臨んできたのは、真の実力NO.1の称号を得るため。三冠馬も2階級王者も、まとめて倒せば、自分こそが真の現役最強馬となる!

 

 レース展開を予想すれば、①コントレイル⑤エフフォーリアは、やはり前々の位置を取りにいくと思いますので、3~4番手を並走する形で互いをマークすると思います。もう一方の⑨グランアレグリア、府中2000mでマイルのように弾けるためには、中団9~10番手くらいで、じっくり脚を溜める戦法になると。そして、常に前にいるコントレイルとエフフォーリアの動向を見ながらのレースになると思います。

 ①コントレイル⑤エフフォーリアが同じ位置から仕掛け始めるとすると、反応の速さで上回る①コントレイルが先に抜け出してくると思います。ただ、だんだんとスピードの乗ってくる⑤エフフォーリアも、すぐに①コントレイルとの差を詰めていく形になり、さらに中団からは、この2頭を上回る切れ味で⑨グランアレグリアが飛んでくると。

 前の2頭が競合いになると、競り合い勝負では①コントレイル渋とく抜かせないまま押し切ると考えます。3歳最強の⑤エフフォーリアにとっても、古馬との初対戦は大きなハードルになると。問題は、中団から差してくる⑨グランアレグリアの切れ味ゴール前で差し切られるか、抑え切るかは、紙一重という気がいたします。

 なお、後方からロングスパートをかけてくるはずのワールドプレミア2~3番手でレースを引っ張ると思われるカレンブーケドールなど、他にも主役級の名馬たちがおりますが、この最強馬決定戦においては、やはり「脇役」という気がしますので、無印に致します。

 馬券は、①コントレイル⇒⑨グランアレグリア⇔⑤エフフォーリアの三連単2点 と、⑨グランアレグリアが差し切った場合の⑨グランアレグリア⇒①コントレイル⇒⑤エフフォーリアの三連単1点

 

 コントレイルよ、絶対に負けられない闘いがここにある。祖父サンデーサイレンス、父ディープインパクトに続く、晄輝く血脈を繋いでいくためにも、ここは勝ち切って、歴史を刻むべし!!


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【競馬】 スワンステークス(GⅡ)とアルテミスステークス(GⅢ)!

2021-10-30 07:29:10 | 競馬

 天皇賞秋の前日には、阪神で伝統の芝1400mGⅡのスワンSと、府中では2歳の牝馬限定マイル重賞のアルテミスSが行われます。

 

 まずはスワンSから。例年は、京都外回り1400mでの開催ですが、今年は阪神ですので、内回り1400mとなります。したがって、例年との違いは、直線の長さとラストの坂の存在ここ2週、秋華賞と菊花賞で検証した要素と同じです。同じ芝1400mでも、キレッキレの差し脚が決まる京都外回り1400mではなく、前々からスピードの持続力で押し切るタイプを中心に据えたいと思います。

 本命に指名するのは、モーリス産駒の3歳牡馬③ルークズネスト。阪神FSの勝者グレナディアガーズを抑え切ったファルコンS芝1400mの逃げ切りが印象的。相手1番手には、昨年暮れの阪神C芝1400mを前々から押し切った⑨ダノンファンタジー。それから、⑩クリノガウディー⑥ホウオウアマゾン⑧ギルテッドミラー②サウンドキアラの4頭も。

 馬券は、③ルークズネストと⑨ダノンファンタジーのワイド1点 ③⑨ と、③ルークズネスト頭固定の三連単20点 ③⇒⑨⑩⑥⑧②

 

 次は府中のアルテミスS。新馬戦、あるいは未勝利戦で、印象的な勝ち方を見せてくれた2歳牝馬が集結してくれていますが、いざ皆で走ってみると意外な結果になりがちなのが、2歳牝馬のデビュー2戦目。アルテミスSは、そんな中でも、抜けた1番人気馬が勝つことが多いレースではありますが、今年ははっきり言って混戦模様

 となると、どうせ何が勝つかは判らないのなら、実質最後の世代となるディープインパクト産駒の牝馬を応援するつもりで、⑨ロムネヤを本命に指名。中山の新馬戦では逃げを選択して危なげない勝利を飾りましたが、今回は恐らく2~3番手から、早めにスパートをかけていく戦法でしょう。

 最後方から、上がり33秒前後の差し脚で追い込んでくる凄い馬がいれば負けるかもしれませんが、今回のメンバーには、ステルナティーアソネットフレーズスタニングローズルージュスティリアもいません。先週の新馬を勝った、プレサージュリフト(ハービンジャー×シュプリームギフト)みたいなキレキレの馬もいませんので、ロングスパートで押し切ることも可能と見ました。

 相手1番手には、函館デビューで、後ろの馬に脚を溜めさせない逃げが出来る④シンティレーション。その他は、新潟の軽い芝ではありますが、上り33秒台の実績がある⑥フォラブリューテ②ベルクレスタ⑩シンシアウイッシュ⑪ミント⑤トーセンシュシュの5頭と、さらに中山で豪快にマクって勝った⑦サークルオブライフ

 馬券は、⑨ロムネヤと④シンティレーションのワイド1点 ④⑨ と、⑨ロムネヤ頭固定で④シンティレーション2着3着付の三連単12点 ⑨⇒④⇔⑥②⑩⑪⑤⑦


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【GⅠレース展望】 天皇賞秋こそ、JRA最高の舞台!

2021-10-29 07:16:30 | 競馬

 このBlogでは、世界のチャンピオンディスタンスは、既に芝2400mではなく、芝2000mへ移行していると再三申し上げておりますが、ここ最近の天皇賞秋のレースを振り返れば、それもそのはず、と納得のいく内容ばかりになっております。

 また、今の日本の中長距離のGⅠレースは消耗が激しいレース内容になってるため、かつてのように、天皇賞秋⇒ジャパンカップ⇒有馬記念と、3つのレースを皆勤できる馬は存在しません。香港カップを含めて、秋のGⅠは、せいぜい2つまで出走できれば御の字といったところ。

 そのため、ジャパンカップに至っては、レース間隔の問題から、出走メンバーのレベルが低調になるケースが散見され、昨年のように、3歳陣が無理をして出てくれない限り、豪華メンバーによる覇権争いは見ることが難しくなりつつあります。

 一方、天皇賞秋においては、秋の古馬GⅠ路線の初戦ということもあり、豪華なメンバーが揃いやすいレースになっています。ここ2年は、史上最強牝馬アーモンドアイが2連覇を果たしましたが、2019年は、アーモンドアイダノンプレミアムアエロリットによる「マイル路線の三大怪獣 地球最大の決戦!」という名勝負でした。2020年も、アーモンドアイフィエールマンクロノジェネシスによる「それぞれが異次元に生息する三大怪獣が集結! 宇宙大戦争‼」と言うべき大激闘となりました。特に、2020年はあのアーモンドアイが、フィエールマンとクロノジェネシスにギリギリまで追い詰められる好勝負でありました。(表現方法が、昭和の東宝怪獣映画のパクリばかりで失礼いたしました!)

 もっと遡れば、2008年ウオッカダイワスカーレットディープスカイによる「写真判定13分間の攻防!」や、2013年ジャスタウェイジェンティルドンナエイシンフラッシュ「世界ランキングNO.1 を決めた4馬身差!」2013年モーリスリアルスティールエイシンヒカリ「日本で行う世界一決定戦!」など、その年の実力NO.1を決めるレースばかりが思い出されます。

 

 今年も、この天皇賞秋に、昨年の三冠馬コントレイル、スプリント・マイルの2階級王者グランアレグリア、今年の3歳最強馬エフフォーリア、現在の長距離路線王者ワールドプレミアなどの豪華メンバーが揃います。凱旋門賞に遠征したクロノジェネシスは不在ながら、現5歳世代の短中長距離の王者グランアレグリアとワールドプレミア、4歳世代の王者コントレイル、3歳世代の王者エフフォーリアが揃いましたので、今年の実力NO.1決定戦と言っても良いレースであります。

 そして実力NO.1決定戦ならば、芝2000mで行うのが良いと、自然に有力馬が集まった結果でもあります。

 賞金額だけで言えば、日本ダービーやジャパンカップ、暮れの有馬記念が突出した高額レースとなっていますが、実際の価値で言えば、既にこの天皇賞秋こそが、JRA最高の舞台に相応しいレースとなっています。

 

 さて、今年のレース展開ですが、コントレイルエフフォーリアは、昨年のアーモンドアイと同様に、比較的前々の位置取りを志向すると思います。一方のグランアレグリアは、末脚を活かすべく中団待機で、前にいるはずの2頭を目標に差し脚を伸ばしてくるはず。そして、ステイヤーであるワールドプレミアは、昨年のフィエールマン同様に、後方待機で早めに仕掛けて、時間をかけながらスピードに乗るレース運びを取ると思います。

 最後の直線では、まずはコントレイルとエフフォーリアが激しい競合いのまま抜け出してきて、それにグランアレグリアがぐいぐい迫ってくる、そしてゴール寸前にはワールドプレミアも大外から迫ってくる。何が抜け出したか、一瞬判らない! というレースになると期待しております。

 予想は、また日曜日に述べさせて頂きます。


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【北朝鮮が新型SLBM発射】 これは大変深刻な事態になりました‥。

2021-10-28 07:13:20 | 金融マーケット

 もう一週間前になりますが、10月20日(水)、北朝鮮が新型の潜水艦発射弾道ミサイル=SLBMの発射実験を行いました。それに前後して、北朝鮮はミサイル発射実験を繰り返しているので、その一環としての報道しか為されていませんでしたが、内容は非常に深刻なものと考えるべきです。

 ある意味、北朝鮮が原子爆弾を開発した事態と同等レベル、あるいは、それ以上に深刻な事態と考えるべきでしょう。

 北朝鮮が核ミサイルを本土から打ち上げる場合は、大気圏外へ打ち出した後、目標地点に向けて落下させながら、ピンポイントで狙いを定めて命中させる技術が必要になります。先制攻撃で、米軍のミサイル基地や航空機基地、あるいは空母や原子力潜水艦を壊滅させないと、必ず報復の攻撃を受けてしまうため、一発必中の技術が必要になる訳です。

 一方で、在日米軍も自衛隊も、この長距離ミサイルに対しては、イージス艦をはじめ、空対空ミサイルによる迎撃で全てのミサイルを打ち落とせる能力を保持しているため、このこと自体が、北朝鮮に対する抑止力になっている訳です。

 ところが、潜水艦から発射される核ミサイルとなると世界が変わってきます。沖縄の近海まで近づいてきて発射するSLBMは、低空での飛行で数10秒でターゲットを狙い撃つことができますので、これを迎撃する手段がほぼ存在しません。こうなると、在日米軍および自衛隊は、北朝鮮本土への先制攻撃しか、国民および国土を守る手段を持ち合わせていないこととなります。

 

 ちなみに、トランプ大統領時代、共和党保守派は、北朝鮮がこのSLBMを開発する前に、北朝鮮本土にあるミサイル開発基地の先制攻撃を具体的に検討していた事実があります。これに対して当時のトランプ大統領は、米軍部主導による戦争勃発を避けるために、中国の習近平との間で「ビックディール」、すなわち米国が台湾から手を引く替わりに、中国陸軍による北朝鮮侵攻+金正恩総書記の捕縛を、中国と約束しかけました。

 その交渉自体を共和党保守派に止められてしまいましたが、当時、そんな米中首脳間の空中戦が発生するくらい、SLBMという兵器は安全保障上、とんでもなく危険なシロモノなのであります。

 今言えることは、このSLBMが相応の命中精度を確保していると考えると、アメリカは安易に北朝鮮への侵攻を語ることすら出来なくなったということ。古くはクリントン大統領時代には、核開発施設の空爆を実行しようとして、命令寸前で中止したことがありましたが、アメリカがグズグズしていた、この25年の間に、北朝鮮は大変な軍事力と、外交上のキーコンテンツを、併せて備え持ってしまったということになります。

 

 恐らく、金正恩総書記は、日本や韓国のことなどはもちろん、高圧的な従属強要施策を執り続ける習近平ですら、既に眼中になくなったと言えるのかもしれません。

 米中のバランスゲームはもちろんのこと、日本の安全保障上、とんでもなくヤバい状況が今起きている。そう、考えるべき事態が発生したと思います。

(こんな時に、立憲民主党は共産党と選挙協力を行っています。何をやっているのでしょうか!!)


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