金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【海外GⅠ回顧】 香港チャンピオンズデーを振り返ります!

2024-04-30 01:37:48 | 競馬

 

 4月28日(日)に香港シャティン競馬場で行われた香港チャンピオンズデーGⅠ3レースを振り返ります。香港シャティンには珍しく、シトシト雨に降られ続けた1週間であったため、稍重~重の馬場コンディション。これが波乱を生むこととなりました。

 

 

 まずは、チェアマンズスプリントプライズ(GⅠ:芝1200m)勝ったのは、地元香港の4歳騙馬インビンシブルセージ好スタートから4番手追走へ。逃げたビクターザウィナーの前半3ハロンのラップは34秒前後と重い馬場としてはハイペースの流れに。直線に入ると、ビクターザウィナーと地元香港の1番人気カリフォルニアスパングルの激しい競り合いとなりますが、その外からインビンシブルセージが鮮やかに差し切って1馬身1/2差で快勝。稍重の勝ちタイムは1分9秒33。2着にはカリフォルニアスパンクル、2馬身1/4差の3着には、最後方から追い込んできた地元香港の5歳騙馬ムゲン

 勝ったインビシブルセージは初のGⅠ制覇スプリント王のカリフォルニアスパンクルと、その後継者と目されたビクターザウィナーの2頭を下してチャンピオンホースとなりました。まだ4歳ですので今後も楽しみ。

 2着の王者カリフォルニアスパンクルは、重い馬場もあって今回は完敗。良馬場での巻き返しを図りたいところでしょう。3着ムゲンの快走にはビックリ。おそらく重い馬場への適性が高いのだと思います。

 

 

 次は、チャンピオンズマイル(GⅠ:芝1600m)勝ったのは、地元香港の5歳騙馬ビューティーエターナル好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンのラップは36秒台と超スローな流れに。直線に入るとスピードを加速、後続を突き放して1馬身1/2差をつけて快勝。稍重の勝ちタイムは1分34秒52。2着には2番手から香港の5歳騙馬レッドライオン、1馬身3/4差の3着には3番手から香港の5歳騙馬ヴォイッジバブル、さらに3馬身1/4差の4着には4番手からゴールデンシックスティ

 勝ったビューティーエターナルは、絶対王者ゴールデンシックスティを破ってチャンピオンにスローの瞬発力勝負なりましたが、重い馬場のお陰で、1着~4着まで先行した順番通りにゴール板を通過。重い馬場に助けられたとはいえ、大きな勲章を手に入れました。

 4着に敗れた王者ゴールデンシックスティは引退レースを勝利で飾れませんでしたが、雄姿を魅せながらの引退競馬。本当にご苦労様でありました。

 

 

 そして、クイーンエリザベス2世カップ(GⅠ:芝2000m)勝ったのは、地元香港の英雄、6歳騙馬のロマンチックウォリアー5番手追走で脚を溜めます。逃げた日本の6歳牡馬ノースブリッジの前半1000mのラップは59秒前後で流れる展開になりました。直線に入ると、逃げ粘るノースブリッジの横目に、最後方からマクリ気味に上がってきた日本の6歳牡馬プログノーシスが先頭に立ちます。しかし、すぐ外からロマンチックウォリアーが並びかけて激しい競り合いに。ロマンチックウォリアーがクビ差だけ前に出たところがゴール。稍重の勝ちタイムは2分1秒01。2着プログノーシスから2馬身1/2差の3着にはノースブリッジ

 勝ったロマンチックウォリアーは、僅差ながら激しい競り合いを制して貫禄の勝利これで6月2日の安田記念への参戦が固まったと思います。ホームゲームでは日本馬を倒し続けましたが、アウェイの安田記念ではどうなるでしょうか。

 2着のプログノーシスは、結果的には痛恨の出遅れが敗因。それでも絶対王者にクビ差の敗戦ですから、好位か中団待機で競馬が出来ていれば完勝だったと思います。またこんなことならば、大阪杯に出ていれば大楽勝だったでしょう。つくづく運がないと思います。このあとは宝塚記念でも面白いと思います。最近はひっかかる癖が直ったこと、また重馬場が得意なことを合わせると十分に勝負になると思います。それにしても惜しかった。

 

 


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【GⅠ回顧】 天皇賞春・青葉賞・ユニコーンS

2024-04-29 01:48:09 | 競馬

 まずは京都のユニコーンS勝ったのは、マジェスティックウォリアー産駒ラムジェット後方待機で脚を溜めます。逃げたカゼノライナーの前半1000mのラップは1分1秒5と流れる展開に。直線に入るとまず、3番手からムルソーが先頭に立ちますが、すぐに外からラムジェットとキタサンブラック産駒サトノエピックの2頭が前を交わして抜け出します。そのうちラムジェットが突き抜けて2馬身1/2差で完勝。ダート良の勝ちタイムは1分58秒6。2着サトノエピックから1馬身3/4差の3着には6番手から差してきたドレフォン産駒ミッキーファイト

 勝ったラムジェットは3連勝で重賞初制覇。3コーナー過ぎからマクリ気味に前に進出して、そのままキッチリ勝ち切る内容は強いの一言。このまま大井の東京ダービーに向かうと思いますが、十分にチャンスありと思います。

 2着サトノエピック、3着ミッキーファイトは、今のままでは東京ダービーへの出走は難しい状況です。3着ミッキーファイトは、最後の直線で外に出せない不利を受けていたので、次走の巻き返しは十分に期待できそう。

 

 

 次は府中の青葉賞勝ったのは、ドゥラメンテ産駒シュガークン好スタートから4番手追走へ。逃げたパワーホールの前半1000mのラップは59秒5と平均ペースの流れに。直線に入ると、2番手からウインマクシマムが粘りますが、残り100mのところでシュガークンとキズナ産駒ショウナンラプンタの2頭が抜け出して、そのうちシュガークンがアタマ差をつけて勝利。良の勝ちタイムは2分24秒2。2着ショウナンラプンタから3/4馬身差の3着には、中団から差してきたヨシダ産駒デュアルウィルター、クビ差の4着には、後方から追い込んできたジャスタウェイ産駒サトノシュトラーセ

 勝ったシュガークンは3連勝で重賞制覇キタサンブラックの半弟であり、ダービーでも楽しみな存在。それにしても武豊騎手はダービーではどの馬に乗るのでしょうか?

 2着ショウナンラプンタは惜しい敗戦ではありましたが、本番への出走権は確保。2歳時の幼さが消えてきたので、ダービーで一発あるかもしれません。逆に3着デュアルウィルターは何とも惜しい3着。こちらにはダービー出走権は与えられません

 1番人気で8着に敗れたヘデントールは、さすがに位置が後方すぎたことが敗因。オシェア騎手はまだまだ日本競馬を掴み切れていないようです。

 

 

 そしてGⅠ天皇賞春勝ったのは、6歳牡馬のリオンディーズ産駒テーオーロイヤル好スタートから4番手追走を選択。逃げたマテンロウレオの前半1000mのラップは59秒7、そして2000mのラップが2分2秒0と淀みのない厳しい流れに。直線に入るとまず、2番手からキズナ産駒ディープボンドが先頭に立ちますが、すぐに外からテーオーロイヤルが並びかけて交わします。そのまま後続を突き放して2馬身差で快勝良の勝ちタイムは3分14秒2。2着には、中団後方から差してきたエピファネイア産駒ブローザホーン、1/2馬身差の3着にはディープボンド、さらに1/2馬身差の4着には、後方から追い込んできたハービンジャー産駒スマートファントム

 勝ったテーオーロイヤルは、嬉しいGⅠ初勝利鞍上の菱田騎手、岡田調教師も共にGⅠ初勝利でした。さらに言えば、父リオンディーズにとっても産駒のGⅠ勝利は初めてテーオーロイヤルは、単なるスタミナ自慢ではなく、長距離でもラストの上りで切れ味勝負が出来るタイプ。これがここ3戦でGⅢ⇒GⅡ⇒GⅠと快進撃が続いている要因。

 2着ブローザホーンは、後方から差してきての2着なので、今回の厳しい流れの展開の中では最も上手く立ち回った組ですが、勝ち馬が強すぎました。3着ディープボンドは、逆に厳しい流れを2番手から勝ちに行っての3着。7歳牡馬ではありますが、ちゃんと仕上げれば、まだまだ長距離レースでは国内トップクラスに君臨する馬です。

 2番人気で15着に敗れたドゥレッツァの敗因は不明。4コーナー手前でもう脚が上がっていました。ひょっとすると、激しいレースであった昨年の菊花賞のダメージがまだ残っているのかもしれません。ダメージというのは、肉体だけでなく精神的なものもあります。ギリギリのところで踏ん張れなくなるのは、この精神的ダメージ。少しシッカリ目に休養させた方が良い気がいたします。

 

 


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【3歳戦回顧】 4月27日~28日

2024-04-28 16:27:41 | 競馬

 土曜日は東京6R芝1600m(3歳1勝クラス)を勝ったロードカナロア産駒ダノンキラウェア好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入ると残り400mのところからスピードを加速します。外からダノンバラード産駒リメリックとモーリス産駒ジュントネフの2頭が迫りますが、これにクビ差をつけて逃げ切り勝利。良の勝ちタイムは1分34秒1。2着にはリメリック、ハナ差の3着にジュントネフ

 

 新潟9Rダート1800mわらび賞(3歳1勝クラス)を勝ったシニスターミニスター産駒コトホドサヨウ二好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げるシニスターミニスター産駒オーケーバーディーを交わして早め先頭に立ち、そのまま7馬身差をつけて圧勝。ダート良の勝ちタイムは1分53秒5。2着オーケーバーディーからクビ差の3着には、4番手から差してきたグッドマジック産駒コスモジンバック

 

 京都9R芝2200m矢車賞 牝馬限定(3歳1勝クラス)を勝ったハービンジャー産駒チルカーノ中団後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げるエピファネイア産駒アクアヴァーナルを追いかけて、馬場の中央から豪快に伸び、ゴール手前で交わして1馬身3/4差で快勝。良の勝ちタイムは2分12秒8。2着アクアヴァーナルから3/4馬身差の3着には、後方から追い込んできたサクソンウォリアー産駒サクソンジェンヌ

 

 日曜日は京都5Rダート1400m(3歳1勝クラス)を勝ったモーリス産駒テイエムリステット好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立って後続を突き放します。そのまま4馬身差をつけて圧勝。ダート良の勝ちタイムは1分23秒5。2着には3番手からグレーターロンドン産駒スターターン、3馬身差の3着には逃げたアルアイン産駒カズゴルティス

 

 東京6Rダート1400m(3歳1勝クラス)を勝ったロードカナロア産駒ヴァンドーム最後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、伸びあぐねる先行馬の横から、まずレッドファルクス産駒アルジェンタージョが先頭に立ちます。それを追いかけて大外からヴァンドームが襲い掛かり、鮮やかに差し切って1馬身1/4差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分24秒5。2着アルジェンタージョから3/4馬身差の3着には、中団から差してきたカレンブラックヒル産駒クインズデネブ

 

 京都6R芝1400m(3歳1勝クラス)を勝ったブリックスアンドモルタル産駒クランフォード好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速、そのまま後続に4馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分20秒2。2着には、6番手から差してきたスクリーンヒーロー産駒リラボニート、1/2馬身差の3着には、3番手からリオンディーズ産駒ラストクリスマス

 

 東京11R芝1800mスイートピーステークス 牝馬限定(L)を勝ったゴールドシップ産駒コガネノソラ中団待機で脚を溜めます。前半1000mのラップは57秒5と速く流れる展開に。直線に入ると先行馬の脚が止まって、残り200mのところでドゥラメンテ産駒ニシノティアモが先頭に立ちますが、すぐに外からコガネノソラが並びかけます。競り合いの中、コガネノソラがクビ差だけ前に出てゴール。良の勝ちタイムは1分45秒6。2着ニシノティアモから3馬身差の3着には、後方から追い込んできたノーネイヴァー産駒ベストミーエヴァー

 勝ったコガネノソラは、3連勝でオークスへの最終切符を手に入れました厳しい流れを中団待機から差し切り勝ちを収めましたので、本番のオークスでも楽しみであります。

 

 


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【競馬】 天皇賞春(GⅠ) 今年の長距離チャンピオンはどの馬か⁉

2024-04-28 04:06:01 | 競馬

 今年の長距離チャンピオンを決めるGⅠ天皇賞春であります。

 

 ここにジャスティンパレスが出てくれれば、ほぼベストメンバーでありましたが、ジャスティンパレスがドバイCSに行ったので、もうこうなると昨年の菊花賞馬⑫ドゥレッツァの独壇場になると思います。

 相手には、長距離重賞2連勝中の6歳牡馬⑭テーオーロイヤル、そして2月のダイヤモンドSでテーオーロイヤルのクビ差2着だった5歳牝馬①サリエラ、前哨戦の阪神大賞典でテーオーロイヤルの2着3着だった5歳牡馬④ワープスピードと5歳牡馬⑤ブローザホーン、そして長距離界の古豪8歳牡馬⑨シルヴァーソニックの5頭。

 ちなみに、モレイラ騎手騎乗の⑦タスティエーラは恐いですが、前走大阪杯の負け方が宜しくなく、ここは切ることに。

 馬券は、本命⑫ドゥレッツァ頭固定の三連単20点 ⑫⇒⑭①④⑤⑨

 

 レベルの低さが心配されている現4歳陣の代表である⑫ドゥレッツァが、そんな心配を吹き飛ばしてくれると信じております!

 

 


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【競馬】 青葉賞(GⅡ)とユニコーンステークス(GⅢ)!

2024-04-27 01:43:35 | 競馬

 まずは京都のユニコーンS

 今年から3歳ダート路線が、南関東を中心としたGⅠシリーズへ再編成された影響で、府中ダートマイルで行われていたユニコーンSが京都ダート1900mへ変更されました。JRA勢のダート路線組では、いきなり羽田杯ではなくて、ここを勝ってから大井の東京ダービーを目指す組が出走してきました。

 中心は、デビュー以来ダートで2連勝中のドレフォン産駒④ミッキーファイト。12月10日の中山ダート1800m(2歳1勝クラス)では、ダート良1分52秒5という破格のタイムで圧勝しています。米国ケンタッキーダービーに挑戦するフォーエバーヤングを除けば、3歳ダート路線のトップを争う1頭であり、ここはキッチリ勝ち上がってほしいところ。

 相手も揃っています。1頭目はマジェスティックウオリアー産駒⑤ラムジェット。2月のヒアシンスS(L)ダート良を1分36秒3で完勝。特にラスト3ハロンは36秒1の鬼脚で豪快に差し切りました。2頭目はレイデオロ産駒⑫ムルソー。4月6日の稍重の阪神ダート1800m(3歳1勝クラス)を1分51秒8で8馬身差の圧勝。こちらはスピードを活かした逃げ切り勝利でした。

 馬券は、まずは本命④ミッキーファイトの単勝。そして④ミッキーファイトからの馬連2点 ④⇒⑤⑫

 

 

 そしてダービートライアルの青葉賞

 皐月賞には間に合わなかったメンバーですが、府中の広い馬場が向いている馬を選びたいところ。

 狙いたいのは、ルーラーシップ産駒⑨ヘデントール。ここまで3戦2勝2着1回ですが、唯一の敗戦が、新馬戦であのジャスティンミラノに1馬身3/4差負けただけ。あとの2戦は、中山芝2000mを後方待機からマクリ気味に大外を差し切ったレースで、明らかに府中の広いコースが向いている馬です。過去3戦ともに鞍上がルメール騎手だったので、この乗り替わりだけが不安材料ですが、潜在能力の高さでクリアしてくれると思います。

 相手には、ゆきやなぎ賞を勝ったキズナ産駒⑮ショウナンラプンタ、フリージア賞を勝ったエピファネイア産駒⑬マーシャルポイント、ゆりかもめ賞を逃げ切ったキタサンブラック産駒⑩ウインマクシマム、大寒桜賞を逃げ切ったドゥラメンテ産駒⑦シュガークン、そしてキズナ産駒⑥フォスターボンドの5頭。

 馬券は、まずは本命⑨ヘデントールの単勝。そしてヘデントール頭固定の三連単20点 ⑨⇒⑮⑬⑩⑦⑥

 

 


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