金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【プロ野球】 DeNA復帰の筒香選手がいきなりの大活躍 やはりスポーツはメンタルが大事!

2024-05-09 02:51:59 | プロ野球/MLB

 

 MLBから日本のセリーグDeNAに復帰した筒香嘉智選手が、いきなりの大活躍を見せてくれました!

 5月6日(月)に行われたDeNA対ヤクルト戦で、復帰第1戦となる筒香嘉智選手が8回ウラに逆転の3ランを放って、チームは6対5で勝利。劇的な活躍を見せてくれました。

 

 

 筒香選手は、2019年まではDeNA所属選手として活躍、日本代表としても4番を任されるなど、日本を代表する強打者でありました。2020年春からMLBへ挑戦してタンパベイ・レイズに加入するも不振が続きますそのあともチームを転々、ラストは3Aでも力を見せることが出来ませんでした。今年の4月になって遂にMLBでの野球を断念、日本球界復帰を決断し、古巣のDeNAに戻ることになりました。

 MLB時代を振り返ると、けして技術面や体力面で劣っていた訳ではなく、新しい環境に慣れるのに時間がかかるタイプだったように思えます。身近に相談できる相手に恵まれず、また自分から人の懐に飛び込むような器用さがない人物なだけに、一人孤独に耐えながらの4年間だったのではないかと想像致します。

 5月6日から古巣に戻って、ふたたび野球が出来ることに喜びを感じながら、余計な力みが出ずにすむ環境に戻ったら、生来の勝負強さを発揮したのだと思います。

 

 メジャーリーグは確かに夢がある世界であり、報酬も桁違いであります。しかし、勝負事というのはメンタルが支配する世界であります。特にスポーツでは、余計な邪念が入ると全く力が発揮できなくなる世界。人柄が良い一方で、何かと不器用な人物に思える筒香選手にとって、絶対的なアメリカの結果主義・個人主義の文化は肌に合わなかったように思えます。

 

 この4年間のことはサッと忘れて、もう一度、楽しみながら野球に打ち込む筒香選手の姿を見たいと思います。

 きっと、NHKの「チコちゃん」も応援していると思いますよ!

 

 


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【藤浪晋太郎も頑張っている!】 いよいよ大谷以上の才能が覚醒するのか⁉

2023-08-10 02:17:30 | プロ野球/MLB

 今年の野球界の異変は、何もタイガースだけではありません

 このblogでも何度も取り上げているとおり、あの大阪府堺市出身のスーパーヒーロー、藤浪晋太郎投手が今、まさに『覚醒』しようとしております。

 

 

 もちろん、ときどきは悪い癖が出てしまい、四死球で自滅してしまうことがありますが、オリオールズに移籍してからは、セットアッパーとして大活躍を続けており、102マイル超、すなわち165km超のフォーシームを武器に、余計な駆け引きをせずにズバズバっと投げ込んで、バッタバッタと打ち取っております

 このままいけば、同期の大谷君よりも早く、プレーオフでの活躍が期待できそうです。

 もともとは、春のセンバツ、夏の甲子園と、春夏全国制覇を成し遂げた大阪桐蔭のスーパーエースであり、松坂以来の天才投手として、鳴り物入りで阪神タイガースに入団した逸材であります。

 

 20年に一人と言われた、稀代の才能が、いよいよ『覚醒』する瞬間が近づいてきたようです。

 

 迷いを持たず、このまま自信のフォーシームを、ストライクゾーンのど真ん中へドーンと投げ続けて欲しい迷いのないストレートがあればこそ、貴方のカットボールは誰も打つことが出来ません

 

 跳べ! 藤浪晋太郎‼ 大阪府堺市の人間は、みな貴方の味方でありますぞ!

 


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【藤浪晋太郎投手が電撃トレード】 ア・リーグ東地区トップのオリオールズへ移籍!

2023-07-25 01:33:43 | プロ野球/MLB

 アスレチックス藤浪晋太郎投手(29)がトレードで、ア・リーグ東地区首位に立っているオリオールズに電撃移籍することが決まりました。

 

 

 藤浪投手は、昨オフにポスティングシステムを使用して阪神からアスレチックスに移籍。メジャー1年目の今季は34試合登板で5勝8敗3ホールド、防御率8・57の成績を残しています。開幕から1カ月は先発として制球難に苦み、防御率10点台超の時期が長らく続きましたが、中継ぎに配置転換されてからは徐々に安定、6月以降は19回1/3を投げて20奪三振、防御率3・266月20日から11試合連続無四球を続けていました。

 7月の月間成績は7試合登板で2勝1敗1ホールド、防御率2・25。トレード期限の8月1日を前に、強豪ぞろいのア・リーグ東地区で単独首位に浮上したオリオールズが、中継ぎ右腕として白羽の矢を立てた形です。

 

 制球が定まらなかった藤浪投手にとって、優勝の可能性がないアスレチックスは、登板チャンスを与え続けてくれるという意味で、まさに絶好の訓練の場でした。その結果、中継ぎやセットアッパーを続ける中で、藤浪投手にとって最も大切な『投球感覚』が研ぎ澄まされていき、洗練されていって、コントロールの不安が消えつつあります。

 オリオールズに移籍した後は、優勝を争う戦いが一戦一戦続きますので、もう、あの荒れ球は許してもらえません。しかし、そんな不安は横に置いて、ワタクシは藤浪晋太郎投手を全力で応援したい。

 

 ここまでの苦渋に満ちたプロ野球人生を、一気に逆転勝利にもっていく千載一遇のチャンスであります。

 

 ここで踏ん張らなくて、いつ踏ん張るのか⁉

 跳べ! 藤浪晋太郎‼

 

 

 


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【ひょっとしたら・・大化けするかも⁉】 藤浪晋太郎投手、メジャー1年目で5勝目‼

2023-07-06 02:33:50 | プロ野球/MLB

 大阪府堺市のスーパーヒーロー、藤浪晋太郎投手が大変なことになっています。何と、メジャー1年目で、すでに5勝目を挙げており、これはもう、同期のライバル大谷君の1年目の実績を超えてしまいました。

 

 

 そもそも、藤浪晋太郎投手は、高校時代は大阪桐蔭で、春のセンバツ、夏の甲子園、秋の国体と三冠を達成したスーパースターで、阪神タイガースにドラフト1位で入団後も、1年目10勝6敗2年目11勝8敗3年目には14勝7敗と、プロ野球を代表するエースへ順風満帆のスタートを切っておりました。ところが、2016年頃から原因不明の「イップス」症状が出始めて、突然にコントロールを乱して、試合をぶち壊すピッチャーになり下がってしまいました。

 それからの6年間、プロ野球界の名選手や名コーチが、束になって、このイップス症状を直そうとしましたが、結局上手くいかずに、とうとう本人の最後の希望であるMLB挑戦を認めることで、この天才投手を日本球界から放逐する形に。

 

 これを拾ってくれたのが、MLB内でも効率経営で有名なオークランド・アスレチックス藤浪投手との契約は、MLB最低年棒での契約のようですが、それでも阪神時代の年俸よりも高く、しかも、今のアスレチックスはとても優勝を目指せる状態ではないので、怪我さえしなければ、先発でも、中継ぎでも、敗戦処理でも、何でも投げるチャンスが回ってくるというチーム。

 藤浪晋太郎投手のように、技術を突き詰めるというよりは、自らの感覚を頼りに投げる選手にとっては、メジャーという最高レベルの舞台で、数多くの投げるチャンスを貰って、とにかく自分の感覚を磨き上げることが大事。願ってもない機会を貰い続けているのが、現状なのではないでしょうか。

 

 最初に先発を任されていた頃は、タイガース時代と同じく、4回5回あたりで突然荒れ球癖が出て降番するケースが続きましたが、そのあと、敗戦処理や中継ぎを任されるようになって、ペースを掴むと160㌔を超える剛速球で、ピンチを救う場面もシバシバだんだんと感覚が、あの輝いていた高校時代に戻っている気がいたします。

 歴史を紐解いても、江夏豊投手とか、江川卓投手のように、理論を突き詰めて成功した大投手もいれば、自らの感覚と燃える魂を大事にして投げ続けた、鈴木啓示投手のようなタイプもいます。藤浪晋太郎は明らかに、鈴木啓示タイプの天才なのだと思います。

 

 どうせ、日本に居てもチャンスは貰えないのだから、アスレチックスと契約を続けて、もっともっと、自らの感覚を研ぎ澄ます機会を増やす方が良いと思います。

 

 思い切り、大化けしてしまいましょう、晋太郎君。

 大阪府堺市のファンは、今でも君の復活を信じて祈っていますよ!

 

 


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【WBCを振り返って】 スポーツには、国家や偏狭なナショナリズムを超越する力がある‼

2023-03-30 04:14:27 | プロ野球/MLB

 先週、WBCが終了して、日本中が歓喜に湧きました。

 

 

 もちろん、もともとスポーツには、このように国民を熱狂させ、一つに団結させる力がある訳ですが、このスポーツの力を借りて、国威を掲揚したり、ナショナリズムを過度に熱狂させることで、国民を戦場へ駆り立てようとした時代がありました。

 有名なのは、アドルフ・ヒトラーが開催した1936年ベルリンオリンピックや、旧ソ連時代の1980年モスクワオリンピックベルリンオリンピックでは、ゲルマン民族の優秀さをアピールしながら、選手の活躍とともにドイツ国民の偏ったナショナリズムを熱狂的に昇華させることに成功しました。モスクワオリンピックでは、西側諸国のボイコットによって旧ソ連指導者の目論見は外れてしまいましたが、そのお返しに、次の1984年ロサンゼルスオリンピックでは、東側諸国のボイコットによって、アメリカの威信にも傷がつけられました。

 サッカーの世界でも同様であり、南米選手権などでは、今でも、国と国の戦争と同様に位置づけられていて、試合でミスをした選手自身や家族が、自国民のテロの対象になることも珍しくありません。かつて、南米の軍事政権などがサッカーを利用して、市民を戦いに駆り立てた影響が根強く残っているのです。

 

 ところが、今回のWBCでは、日本チームに、オランダ系アメリカ人と日本人のハーフのヌートバー選手が加わったように、チームは国籍で決まるのではなく、選手が自分の信じるアイデンティティによって所属チームを選べる仕組みになっておりました。イタリアチームの監督が、イタリア系アメリカ人のピヤッツァ氏が引き受けたように、イギリスチームも、オーストラリアチームも、ベネズエラも、キューバも皆同様でありました。

 さまざまな理由で、母国を飛び出して、場合によっては亡命までした選手たちが、それぞれの心の中にあるアイデンティティにより、自分が所属すべきチームを選択できる仕組みです。だからこそ、ここには偏狭なナショナリズムは存在せず、ただただ、野球を愛する気持ちと、対戦相手をリスペクトできるハートが自然に芽生えるのだと思います。

 

 この仕組みのオリジナルは、ラグビーの国際試合にあるようです。ラグビーのナショナルチームは、国籍に関係なく、選手が自らの信じるアイデンティティによって、選択できる仕組みになっています。もともとは、世界中に点在した大英帝国の植民地に赴任した英国人とその末裔が、その地域でラグビーを広めたことから、ラグビーの国際試合では、イギリス国籍のままであっても、それぞれの地域の代表を選択できるように、柔軟なルールにしたことが始まり。

 それが20世紀、21世紀と発展していって、今のように、自らが自由にチームを選べる仕組みになりました。その結果、各ナショナルチームには、多様な人種・民族の選手たちが一つなって団結して、それぞれが至高のスーパープレイを見せてくれる極めてダイナミックな国際スポーツに発展しました。

 そこには、偏狭なナショナリズムが無いばかりか、国という概念すら超越した空間が広がります。差別も偏見もなく、多様性を認め合う人類の理想がそこには存在します。

 今年の秋には、ラグビーワールドカップ2023 フランス大会が待っています。WBCに続いて、またスポーツが持つ「国家や偏狭なナショナリズムを超越する力」を見ることができます。今から大変楽しみであります。

 


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