金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 秋華賞・府中牝馬S

2023-10-16 02:49:52 | 競馬

 まずは府中牝馬S

 勝ったのは、モーリス産駒の5歳牝馬ディヴィーナ好スタートから引っかかり気味に先頭へ。そのまま宥めながらの逃げを選択。前半1000mのラップは1分0秒0と、ユッタリしたペースで流れる。直線に入るとスピードを加速、後続をなかなか寄せ付けません。残り200mのところから、ジャスタウェイ産駒ルージュエヴァイユとオルフェーヴル産駒ライラックの追撃を受けますが、これをハナ差凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分46秒1。2着には、最後方から追い込んできたルージュエヴァイユ、クビ差の3着には、4番手から差してきたライラック、さらにクビ差の4着には、後方から追い込んだフィアスプライド

 勝ったディヴィーナは、嬉しい重賞初勝利モーリス×ヴィルシーナの良血娘が、ようやく5歳になって重賞を獲りました佐々木オーナーも喜んでいると思います。今回はMデムーロ騎手の思い切った判断が功を奏しましたが、本番のエリザベス女王杯でも、引っかかる癖が出そうで心配

 2着のルージュエヴァイユは、スローペースを最後方から2着まで迫まりました。内容的には最も強いレースをしたのはこの馬。本番ではむしろ、この馬の方が面白そう。

 

 

 そしてGⅠ秋華賞

 勝ったのは、単勝倍率1.1倍の1番人気、ドゥラメンテ産駒リバティアイランド好スタートから6番手の外を選択。逃げたコナコーストの前半1000mのラップは1分1秒9と、稍重にしてもスローペース。リバティアイランドはスローペースを踏まえ、4コーナー手前から早めに動いて、直線ではすぐに先頭に立ち、そこからスパートを開始、後続を突き放します。大外からルーラーシップ産駒マスクトディーヴァが鋭く迫りますが、これを1馬身差に抑えて完勝。稍重の勝ちタイムは2分1秒1。2着マスクトディーヴァから2馬身1/2差の3着には、3番手からハーツクライ産駒ハーパー、ハナ差の4着には、中団から差してきたドゥーラ、クビ差の5着には、後方から追い込んできたモリアーナ

 勝ったリバティアイランドは、これで史上7頭目の牝馬三冠を達成しかも、安全運転での勝ち方で、同世代同士では圧倒的な力の差を見せてくれました今後はジャパンカップに向かうと思いますが、王者イクイノックスとは4㎏の負担重量差がありますので、大きなチャンスだと思います

 2着のマスクトディーヴァは、直線で前が塞がり、残り200mだけで勝ち馬に1馬身差まで迫りました。現時点で世代NO.2はこの馬と言って良いでしょう。3着ハーパーは、前々の位置から上手いレース運びが出来ました4着ドゥーラは、外を回して距離を損した分が3着馬との差。地力は示しています。

 


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