NANAOのメヒコ生活記

この歳でメキシコに住むなんて一大イベントが私の人生に用意されていたなんて、人生何が起こるかまだまだ分からん・・・

和と洋のコラボ

2006-07-09 14:47:43 | メキシコ生活記

え~、日墨協会という所がありまして、名前を見て分かると思いますが、日本とメヒコの架け橋的役目をしていらっしゃいます。この日墨協会が今年で50周年を迎えると言う事で、様々なイベントが催される予定になっております。で、本日行ってきたお琴のコンサートもそのイベントのひとつ。場所はシティーの南にあるUNAM(メキシコ国立自治大学)内の小ホールで行われました。UNAMの記事はこちらからどうぞ

本日はお琴、そして明日はピアノのコンサートと聞いていたので、てっきりお琴のみかと思ったら・・・意外や意外、ピアノとフルートも??お琴のコンサートも初めてだけど、こういう形態のはさらに初めて。私の実家の床の間には昔からお琴が飾ってあります。今は飾り物と化していますが、母が若い頃習っていたので今そこに存在しているわけです。子供の頃からそのお琴を見ては「お琴、習ってみたいなぁ~」と胸の底で憧れつつ、結局憧れのまま今に至っている訳ですが

そんなこともあって、今日のコンサートは結構楽しみでした 
和服姿の女性数人が、伝統的な曲(?)を奏でるのかな~、と。そうしたら壇上にはピアノ・・・お琴も床に直接ではなく台にのっていて、椅子まである。って事は・・・
       
演奏が始まる前はどんなアンサンブルになるか予想もつかず。

でも始まってみてびっくり。和楽器と洋楽器の調和が予想以上に美しく、素晴らしかった

確かにお琴だけの演奏とはちょっと違っているけれど、お琴の魅力もピアノやフルートの魅力も、どれも損なわれること無くお互いを引き立てあっているのです。

不思議なことに・・・ある時はフルートの音色がまるで尺八の様に聞こえたり、逆にお琴の音色がハープの様に聞こえたり・・・

お琴のみの演奏もありました。これまた素晴らしかった。後ろの男性はメキシコ人かな?日本人はこの女性一人だけでした。最後の演奏でピアノの方が女性に代わり、その方も日本人でしたが、彼女のピアノは本日は最後の1曲のみ。
       

和楽器と洋楽器のコラボ・・・和には和・洋には洋、と固定概念にとらわれていると新しいものは生まれませんね

休憩を挟んで2時間程のコンサートでしたが、皆スタンディングオベーションで「ブラボー」と感激していました。今回来られていたの方の大半はメキシコの方のようでしたが、日本食だけでなく、日本の文化・芸術etc.がもっとメヒコで知られていくと嬉しいです