夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

すっかり冬景色

2023-11-14 08:01:04 | 美瑛町~冬

11月14日(火)の朝、昨夜雪が降ったようで10㎝程度の積雪となっています。ここ数日雪が降っていましたが湿った雪であまり積もる気配はなかったのですが、今朝の雪はさらさらの冬らしいものなので少し積もりそうです。

ただ、私の見立てでは明日からは気温が上がるので多分このまま根雪になることはなく一旦は溶けて消えてしまうだろうと思っています。

一昨日、雪が降っているのを見ている内に「凍る前の青い池を見て来よう」と急に思い立ち出かけて来ました。凍ってしまうと「白い池」になってしまうので青いままの池に雪が降る様子はこの時期にしか見られないものです。

出かけて見ると、池は凍っていませんでしたが期待したほどに立ち枯れのカラマツの木々に雪は積もってはいませんでした。さすがに夏の賑わいはなくなっていますが夜にはライトアップも始まっておりまだ結構な数の観光客が訪れていました。

足を伸ばして上流の白鬚の滝も見に行って見ました。こちらは冬でも全面凍結はしないので、雪景色の中でいつもと変わらず岩の間から十勝岳連邦からの伏流水が染み出している姿が見られました。すっかり冬景色となったので、今日からブログのカテゴリーも季節に関しては「美瑛町~冬」とすることにしました。

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釜炊きご飯の店

2023-11-13 08:04:34 | グルメ

夫がグーグルマップを見ていて、旭川に「釜炊きごはん銀くま」という店を見つけました。「釜炊きごはん」なんて何かありそうであまり見かけないレストランなので興味をもって先日旭川に買い物に出かけたついでに寄ってみました。何せ北海道に来てからこちらのお米の美味しさに魅了されているので、新米の時期に釜炊きご飯なんて何と魅力的な響きかと期待感でワクワクでした。

銀くまホームページから

前もってメニューはチェックしておいたのですが、それ以外は前知識もないまま出かけてみると、まずお店の雰囲気が素敵でした。釜炊きから想像して古民家のような店と思っていたのですが、きれいなファミリーレストラン風で、更に各テーブルが仕切り版で分けられ半個室のようになっていて落ち着きます。

この雰囲気からレストランチェーン店なのかと思ったら、備え付けのパンフレットで旭川で明治45年に創業した加工食品会社「くまだ」が運営する旭川と帯広にそれぞれ一軒だけしかないレストランだということが分かりました。平日11時の開店時間で既にほぼ満席でしたからかなり人気の店だということですね。

メニューは主に釜炊きご飯に旬の食材をセットした定食と味付け釜炊きご飯がありました。2人で味の違いを知りたいと、私はカニ釜飯、夫は鯖味噌煮ご膳をいただきました。味付けご飯の方は、ご飯を味わった後にポットで出て来たお茶漬け用の鰹節と羅臼昆布でひいた出しをかけてお茶漬けにして楽しむことも出来ます。

ご飯は注文を受けてから炊くので配膳は20分ほど待ちました。お米は東神楽町産のななつぼしを使っています。私は家では甘くて強い粘りのゆめぴりかが好きでいただいていますが、釜炊きには粘り控え目のななつぼしが合うそうです。

お釜の蓋を開けるとピカピカつやつやのご飯と湯気に一気に幸せな気分になりました。このご飯で生卵かけも良いかもと思ったら単品メニューに「元気な生卵」とあるのを発見しました。おにぎりも美味しそうです。次回のお楽しみにしましょう。

一人分のお釜にはお茶碗2杯分が入っています。普段はお茶碗一杯が限度の私ですがこの日はお茶漬けも含めて完食してしまいました。美味しくて満足のランチでした。

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美瑛神社へ新米奉納

2023-11-12 07:44:11 | 日記

北海道の三大パワースポットの一つと言われている美瑛神社が同じ町内にあるので、特に神道に興味のある我が家ではありませんが町内会的なお付き合いの気持ちがあります。

先日町内会の回覧で美瑛神社から「新嘗祭(にいなめさい)」の行事のため新米又は初穂料の寄進の案内が来ました。我が家が班長なので各家庭で参加不参加は自由に行って下さいと全家庭分の袋を付けて回したところ10軒中4軒の方が袋を受け取って戻って来ました。我が家も上のような気分でお付き合いするかと袋を受け取り、昨日米五合を神社に届けました。新穀である必要がありますが、我が家は先日「ゆめぴりか」の新米をいただいていましたのでOKです。

昔水戸に住んでいた時には新嘗祭の行事に協力を要請されるようなことはなかったと思いますが、美瑛町は町の規模が小さいからか今回の新嘗祭の他、夏の例大祭の時にも各家庭に協力要請の回覧が回っていました。より身近に神社があることを感じます。

我が家はこの1年間で初詣、どんと祭り、那智美瑛火祭りと三度神社の行事に参加させてもらいましたし、美瑛町に住み始めてから農業がずっと身近に感じられるようになりその収穫に感謝したい気持ちが普通に芽生えていますので、11月23日の勤労感謝の日に行われる行事に参加予定はありませんが年内4度目の神社とのお付き合いで今年を〆たいと思います。

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11月11日は記念日

2023-11-11 08:39:16 | 日記

11月11日(土)の朝、天気予報どおり雪がちらついています。これが美瑛町のこの冬の初雪となるようです。この後明日にかけて降り続けるようなのでもっと雪景色となるかも知れませんがまだ根雪にはならないと思われ、これから降ったり止んだりを繰り返しながら12月に入る頃から真っ白な世界に変わるのだと思います。

11月11日が記念日ということはこの雪にも関係しますが、私達が2007年カナダに移住した日であり16年前のことでした。いつもこの日は複雑な気持ちで迎えます。直前まで家の片づけを初めとして日本での身辺整理にあたふたし、新天地へ向けて期待感や高揚をはるかに凌ぐ不安感でいっぱいで成田空港を飛び立ったことが頭に焼き付いています。

ハリファックスは函館と姉妹都市

初めて住む場所として選んだカナダの東海岸ハリファックス市に着いたのは11月11日の深夜で、空港を出ると真っ白な雪の世界のお迎えでした。その後プリンスエドワード島を含めて10年東海岸で暮らしましたが11月半ばにこんなに雪が降ることはなく、異例の迎えだったようです。

緑の屋根のコンドが初めての住まい

住み始めてからはとにかく360度異質の世界で、それが旅行でならば楽しい経験の連続と言えるのでしょうが、それを日常として生活していかなければならなかった私達にはあらゆることに慣れることで必死でした。銀行口座を作り、運転免許証を取得し、車を買い、飼い犬の登録をし、家賃の支払いに小切手を郵送し・・その都度言葉の不自由さと習慣の違いから来る行き違いやミスに嘆くことの方が多く、今になっても楽しかったことを思い出すのが難しいほどでした。

クリスマスパレードを待って寒くて震えていた

カナダの生活に慣れて心に余裕が出来るようになったのは、プリンスエドワード島に移り1年間のESL(英会話教室)クラスに通い始めた頃からですから住み始めて1年から1年半が経過してからのことでした。

シャーロットタウンハーバーで

11月11日はまたカナダ人にとってはリメンバランスデーとして7月1日のカナダデー(カナダの独立記念日)と共に重要な日でもあります。第一次大戦以降の戦死者を追悼する日で、私達もこの追悼式典に出るようになったのは2008年のシャーロットタウン市からでした。それからはBC州に移ってからもずっと参加して来ました。

シャーロットタウン市の追悼モニュメント

昨年からは日本での生活が再開し、そういった思い出からもすっかり離れ今は庭に降り落ちる雪を眺めていられる平穏の世界にいます。

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すずらん大学講義の日

2023-11-10 08:04:13 | シニアライフ

昨日は、美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の月1回の定例講義の日でした。朝9時からホームルームが始まるため10分ほど前に教室である町民センターに出かけました。9時30分までのホームルームは、1学年の委員長である敦子の仕切りで運営されます。本日の日程の確認、事前に注文していた昼食弁当の料金徴収と今後の注文先の検討、11月30日の自治会主催行事「チャレンジデー」の内容確認等です。

9時30分からは全学年と聴講生が一堂に会して講義を受けました。昨日は、2部に分かれ、1部は「ファインダーの世界への誘い~美瑛の魅力再発見」と題して元美瑛町職員で退職後の現在はNPO法人美瑛町写真映像協会会長の飯田博志氏の作品を見ながらの写真撮影の妙味の講演でした。

飯田氏は、写真家前田真三氏が美瑛町の廃校舎を利用して拓真館を開設する時に町の課長をしていて前田氏に出会い、それから写真の世界に飲み込まれていったそうです。前田氏の教えの中で今でも覚えていることは「撮影に赴く時はあらかじめ被写体の目的を2,3決めておき一気にそれらを撮ること」だそうです。

作品の一つ 星を撮ることが多いとのこと

作品を見せられていた中にダイヤモンドダストの写真があったので、私達はまだ一度も見たこともないことから、撮影場所、時間、気象条件、技術的な注意点などをここぞとばかりに質問してみました。すると撮影場所はいつも散歩で近くを歩いている丸山橋であり、時間は朝日が昇る朝7時過ぎだということでした。そして大切な気象条件としては氷点下20度以下の良く晴れた朝、風のない、霧が出ていない日に狙うのだそうです。そういう条件が揃ったら三脚にカメラを固定し、200ミリくらいの望遠レンズを使い、ピントはダイヤモンドダストが現れそうな場所辺りにある木か何かに合わせ、絞りは開放気味にするということでした。

フリー写真で氏の作品ではない

場所は直ぐ分かるし時間も問題ないものの、私のコンパクトデジカメで技術的な条件が満たされるか疑問ですが、この冬条件が整ったと思える朝には是非トライしてみたいものです。

講義の2部は、「シニア健美操教室」として日本健美操協会認定指導員の平澤真由美氏の指導で椅子に腰かけたままで出来る体操をみっちり1時間行いました。この日は近くの小学校から子供たちが私達の講義風景を見学に来ていたので、彼らも一緒に運動していました。結構汗をかくほどでした。

午後からは選択学習ということで私達は太極拳授業でしたからこれまた体を使い、更に役員会に出席して頭を使って来たので、いつもの大学の日同様「疲れた~」と言いながら帰宅しました。

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