夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

上野ファームのチューリップ

2024-05-10 07:20:59 | 美瑛町~春

今が花盛りのチューリップを上野ファームで見たらどうだろうと思い立ち、一昨日の寒さと強風から一転して穏やかな晴天となった昨日旭川市にある上野ファームを訪れました。

ここは昨年7月にすずらん大学の遠足で訪れていましたが、その時は花もさることながら暑くて園内にあるカフェでソフトクリームを食べる方が忙しかったので、昨日はゆっくり園内を散策することが出来ました。

上野ファームは上野由紀さんという園芸家がイングリッシュガーデンを目指して始めたもので、今では旭川から帯広にかけて点在するガーデンを連ねたガーデン街道やその他の地域のガーデンを含めた北海道ガーデンの代表的な存在となっているそうです。昨日もたくさんの観光客が訪れていました。

この時期もたくさんの花が咲いていましたがやはり見どころはチューリップでした。シラカバにチューリップが映え、また池の中島に建つとんがり屋根の建物とチューリップも趣がありました。

昨日もカフェに寄りましたが、アウトドアテラスで花を眺めながらの気持ち良いコーヒータイムが持てました。

美瑛町の四季彩の丘や中富良野のラベンダーで有名なファーム富田ほどの広大さはありませんが、ガーデニング愛好家には堪らない場所だろうと改めて思いました。

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富良野の桜

2024-05-03 07:57:56 | 美瑛町~春

昨日も桜見物の日でした。出かけた富良野市で予定していたのは①上御料の1本桜、②東大演習林の桜、③麓郷街道の桜でした。

初めに出かけた上御料の1本桜は駐車場するスペースがなく道路から撮るしかないポイントと聞いていたので朝早くに着くべきだと思い9時には到着予定で出かけました。着いて見るとその判断は良く車1台停まっていない静けさでしたが、桜を見てがっかり、もう花は終わっていました。

全くカメラを向ける気にもなれず次の東大演習林へ向かって走り出しましたが、昨日は朝から晴天で普段見慣れた大雪山系の山並みとは違った芦別岳などがくっきりと見えていて道路を走るだけでも気持ちが良く、そこに名もなき1本桜が見えたので急遽車を停めて1枚だけ写真に納めました。ちょっと満足でした。

次の東大演習林というか演習林沿いの道路に咲く桜並木は期待以上に良かったです。

ここにはトイレが設置された駐車スペースがあるので安心して車を停め、同じように訪れていた人たちと一緒に道路沿いを歩きながらやはり芦別岳をバックにした写真を撮りまくりました。ピンクの桜に真っ白な山のコントラストがいかにも日本的で美しかったです。二人で思わず「良い景色を見たね」と話していました。

その後はドラマ「北の国から」の舞台となった富良野市麓郷へ向かう途中の麓郷街道に40年前撮影スタッフが植えたと言う桜並木でした。ここもまた車を停めるようなスペースはないので、前後に車が走っていないことを確かめて一瞬の停車で1枚だけ撮りました。

桜は本当に愛でるタイミングが難しく、同じ地域でも満開の所とすっかり終わってしまっているところがあります。昨日は桜三昧の〆にと夕食後旭山動物園脇の旭山公園の夜桜も見に出かけました。昨年初めて訪れた時にちょっと感動した思いがあったので期待して出かけましたが、やはりタイミングの問題で花が終わりかけていて昨年の感動は得られませんでした。

この後もまだ桜が目に入る日が続くとは思いますがこの日で桜詣では終わりとし、次は芝桜に目を向けようと思っています。

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美瑛町の桜

2024-05-02 06:58:15 | 美瑛町~春

美瑛町の桜が満開です。昨日は、3か所をはしごしました。

初めて出かけた聖台ダム公園は良かったです。公園内は桜一色で逆に言うとその他の季節は何もないのかというくらい桜に特化していました。ただ、隣接してカタクリの群生地が整備されていて、これは来年からはカタクリも桜もここで十分です。暖かい日差しに誘われて何組かお弁当を広げる人たちも見られ、来年は私達もあれをしたいと思いました。ダム湖の向こうに十勝岳連峰が見える景色が美しかったです。

次いで出かけたのは、場所としては美瑛町のお隣上富良野町にある深山峠の桜でした。ここはこの辺りではちょっとした有名な場所なのでこの時期はいつも車がいっぱいです。ここもエゾヤマザクラの先に十勝岳連峰が見える風景が素晴らしく、山は少し雲がかかっていましたが癒される景色でした。

その後美瑛町に戻って来て、昨年は終わりかけていた夜桜を見ただけだった憩ケ森公園の桜はどうかなと立ち寄って見ました。聖台公園ほどではなかったもののやはり満開時の桜は良かったです。展望施設があり上に登ってみると桜もさることながら大雪山の山々が一望に見え、美瑛町の街並みも良く見えました。

今日もまた天気は良く、桜放浪は続きます。

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誕生の地のソメイヨシノ

2024-04-30 08:20:56 | 美瑛町~春

北海道は今桜が満開です。昨日は穏やかな温かい日で数日前から桜を見に出かけようと決めていました。

北海道の桜はエゾヤマザクラという少し赤みがかかった花と葉が同時に咲くものが主流ですが、ソメイヨシノの北限として2000本のソメイヨシノが見られるという美唄市の東明公園が有名なので是非訪れたいと出かけました。

美瑛からは高速道路を使えば1時間半という近さです。「こんなに近いのか」という感慨も持ちました。美唄は私(清志)の誕生の地でした。もっとも生まれて直ぐに内地(本州以南をさす言葉ですが今時北海道を外地、それ以外を内地と呼ぶ人はほとんどいないようです。)へ引っ越していたので何一つ記憶はありません。亡くなった母や7歳上の姉に聞いてかろうじて当時のことを知るのみです。

美唄はかつて炭鉱の町として人口10万人規模の町だったそうですが、今は1万8千人に減少しています。東明公園やその後に出かけた安田侃(やすだかん)美術館はかつて市を2分した大勢力の三菱美唄炭鉱の炭鉱住宅や小学校があった場所だったようです。もう一つの三井美唄炭鉱は市の南側に今でも昔の炭鉱住宅の面影を残す街並みが残っていました。

東明公園にはスペースカリヨンという展望施設がありそこに登ると美唄の街が桜とともに一望できました。一瞬ここから自分の人生が始まったのかという気持ちになりましたが感慨はそこまでにしました。

桜は満開のエゾヤマザクラと5,6分咲きのソメイヨシノが競演していました。朝9時過ぎでまだ人の訪れも少なかったので、ゆっくり小高い山を散策してから近くにある美唄市出身の彫刻家安田侃さんが旧美唄市立栄小学校校舎を利用した美術館「アルテピアッツァ美唄」を訪れました。

アルテピアッツァとは安田さんが住むイタリア語で芸術の広場を意味するそうです。ここは良かったです。広い敷地内に彼の作品が点在し裏山の新緑に映えていました。旧校舎内にも小さな作品が展示されていました。世界的な彫刻家であるという彼も強く美唄の地を偲んでいることが分かりました。

敷地内にはカフェ・アルテという洒落たカフェもあり、そういうもの好きの私達はそこで軽くサンドイッチとコーヒーをいただきながら窓から見える彫刻と桜を楽しみました。

昨年はあまり桜を楽しむことがなかったので、今年はこの桜を皮切りに美瑛、富良野、旭川の桜を愛でまくりたいと思っています。

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春を告げるカタクリの群生

2024-04-27 07:33:53 | 美瑛町~春

1週間くらい続いた暖房が必要なくらい寒い日がやっと昨日で終わり、昨日は日中の気温が26度と暑いくらいの良い天気となりました。

それではと出かけたのが旭川市にある標高220mの小高い山「突哨山」にある「男山自然公園」でした。ここは国内有数のカタクリの原生花園となっており、今月23日から5月6日までわずか10日あまりの短い開花期に一般公開されている貴重な自然の観察地です。

昨年初めて知って出かけた時は少し花の時期が遅かった感があったので、今年は8分咲きと言われる昨日が大正解でした。薄紫のカタクリの花とそれ以上に多く見られる青のエゾエンゴサクのコントラストが見ごたえがあり、更に歩いていると白いニリンソウや黄色のエゾノリュウキンカ、フクジュソウも控えめに競演していました。

一周850mのゆるやかな丘の散策コースがあり、ここを歩いていると頂上からはコブシの花の向こうに旭川市の街並みが春霞の中に見え、北国の春を心身ともに実感させられる極上の時間を体感することが出来ました。

帰り際には名前を冠している男山酒造会社の臨時売店に寄って甘酒を購入して少しだけ無料で公開している維持費への協力をしました。

昨日は旭川市で桜が満開になったと報道されていましたが、この山はまだ咲き始めたばかり、美瑛町もまだ開花直前の様相で、北国の春はやはりコブシでありカタクリや水芭蕉が先んじるということを改めて知ったものでした。

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