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夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

嵐山連山縦走

2025-05-26 07:55:09 | 山歩き

昨日は、大雪山に登り自然を学ぶ「ひぐま大学」2025年度初めての講座である「嵐山連山縦走」に出かけて来ました。天気は生憎の雨。しかし本格的な雨ではなく小雨が降り続くもので、それが新緑を際立たせ、この時期に多い虫を避けることも出来て結果オーライなものでした。

歩いた場所は、旭川市の北に位置し市の全域を見下ろすことが出来る風光明媚な嵐山(京の嵐山に似た風景ということで名付けられ地元では「北の嵐山」と呼ばれている)を最南端としその北に広がる半面山、天神ヶ峰などの縦走です。登山口のウバユリ峠から歩き出し、多少の起伏が連続する低山を真っすぐ南下する約8㎞の行程でした。

大雪山のような火山由来の山ではないので(1億5千万年前は海の底だった山とのこと)、登山道はずっと枯れ葉が茂った歩き易さで、ただ笹が相当繁茂していたけど登山道は伐採されていて快調に歩けました。

本年度初めての講座ということで、今回は学生33名、スタッフ17名合計50名という今までにない大きなグループでの山行となりましたが、集合は嵐山登山口の河川敷に各自が車で集い、そこからウバユリ峠まで大型バスで片道だけ運んでもらい、そこから集合場所に戻るという行程はスムーズで、途中の山行も他に登山者と会うこともなかったので50人の一団が長い行列を作っても思い通りの縦走を楽しむことが出来ました。

雨の影響で花々が生き生きとしていて、「ひぐま大学」の真骨頂である所々足を止めて花や木や鳥たちのミニ講義を聞きながら、「あーまたこの感覚が戻って来たなぁ」と半年ぶりの山歩きを実感していました。

最終地点の嵐山は私達夫婦も2,3度冬の運動不足解消にスノーシューなどで出かけていましたが、今回のようにその奥にこれほどの低山が連なっていることは知りませんでした。その嵐山展望台までやって来ると、タイミング良く雨が上がり、大雪山は雲に隠れていましたが旭川市を初め上川盆地が広く眺めることが出来て満足でした。

4月の三段山スノーシュー登山で途中ギブアップして自信を無くしていた体力も、夏山を歩くことならまだ大丈夫かと思える気もして来ました。今年の山登りが始まりました。

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ひぐま大学3年目入学式

2025-05-19 06:34:12 | 山歩き

昨日は、大雪山に登り自然を学ぶ「ひぐま大学」の入学式と来週日曜日の5月講座「嵐山連山」山行の事前セミナーがあり、出席して来ました。

「ひぐま大学」には今年で3年目の入学となります。一応2年制となっているもののそこには全く縛りがないようなので山歩きが無理だと自覚するようになるまで継続しようと思っています。

学長挨拶

本年度は新入生が17名、学生総数は52名と紹介されていました。第45期という表示が示すように今年で45年を数える歴史ある団体で、これまでの参加者は2200名を超えるそうです。

スタッフ紹介

入学式に続いて5月講座の事前セミナーが開かれました。毎年5月講座は本格的な夏山登山前の足慣らし的山行が企画され、今回は旭川市近郊の「嵐山連山」を縦走するものです。私は嵐山には何度か出かけていますがその奥に連なる近文山、半面山、天神ヶ峰などは歩いたことがなく、最も高い天神ヶ峰でも標高426mと低山であるので冬の間になまった体力を考えるとありがたい企画のように思います。

大雪と石狩の自然を守る会寺島代表の事前セミナー

夏山開きが過ぎると本格的な大雪山登山としては7月に富良野岳、8月に黒岳・北鎮岳が企画されています。更に9月の沼ノ平という高層湿原も含め3つの企画とも奇しくも昨年ひぐま大学とは別に個人的に訪れたものです。4月に美瑛町「山の会」で出かけた三段山スノーシューが途中でギブアップするという残念な結果になって以来自分の体力に疑問を感じて来たので、これら3つのメイン企画を昨年同様こなせるかどうか、今年の山登りはそこを確かめるものになりそうです。山登りの季節が始まりました。

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不覚だった三段山スノーシュー

2025-04-13 07:43:42 | 山歩き

昨日は、快晴で最高の山歩き日和でした。前から予定していた美瑛樹山の会の三段山スノーシュー&BCスキーツアーには初めての山でしたので喜んで参加を表明していました。昨日は土曜日で天気が良かったため、バックカントリースキーの聖地と言われるこの山にはたくさんのスキーヤーや登山客が訪れていて広い白銀荘の駐車場は満杯でした。

三段山は十勝岳連峰の中では標高1744mと低い部類に入りますが、登山口の白銀荘(標高1011m)からほとんど直登で3㎞を歩き700mを登るので簡単ではないだろうとは思っていました。私にとっては先日購入したスノーシューの初利用ということになりました。

登山口に立つと、既にそこからは十勝岳や富良野岳が間近に見えてそれが青空に映えて気持ちの良いスタートとなりました。ただ、昨日はスタート時点でも気温が10度くらいと思える異常な暖かさで、寒さを予想して着こんでいたのでいきなり汗をかく状況に一抹の不安を感じて歩き始めました。

そして、この山はいきなり多分これが1段目と言われるものかという急登斜面が待っていて、それを登り切ったあたりで今まで感じたことがない疲労と息切れ感に襲われました。インナー、ミドルウェア、手袋を脱ぎ、最後はアウターのジャケットも脱いで温度調節をしながら登りましたが、多分2段目と思われる急登斜面を登ったところでもうこれ以上は無理と判断しました。

他の仲間は先の方に見えている頂上を目指したい気持ちがあったと思われますが、ただ上の方はこれまでの無風状態から一転して強風が吹き荒れているという情報もあってここで下山しようということになりました。私を気遣ってくれたのだと思い、感謝の気持ちと申し訳ない気持ちが交錯しました。

今まで山を登っていてものすごい息切れ感に襲われたことは何度かありますが、途中で登頂を断念したことは一度もなかったので帰宅後もずっと原因は何だったのだろうと考えていました。暑さ、初めての山でのペース配分、スノーシューでの初めての本格登山への不慣れ、体力不足・・・これらを考慮していつかまたチャレンジしなければと思っています。

下山後は皆で白銀荘の温泉に浸かり、場所を移動して上富良野町の超人気のコーヒーショップ・レストランでランチを食べて帰宅しました。上にさへ登れれば気持ちの良さだけが残った1日でした。

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久々の夫婦で山歩き

2025-04-02 07:28:02 | 山歩き

昨日は、しばらく不安定だった天気が落ち着き晴れたのでどこかへ行こう!の気分が盛り上がり、少しだけ旭川市のアウトドアショップ「秀岳荘」に買い物があった延長でその近くの「北の嵐山」へ出かけて来ました。

京都の嵐山に似ているからこの名称が付いているそうですが、元々はアイヌの人たちの住まいであった場所で「アイヌ文化の森伝承のコタン」という旧住居などが設置されていたり、豊かな自然を生かした「北邦野草園」などが整備され、川を挟んだ向かい側には陶器を作る人たちの工房がたくさん集積した素敵な所です。

展望台がある地点は標高253m、麓にあるビジターセンターからの距離は700mくらいですから散歩がてらに登れる山で2,3度訪れています。ただ、まだ春に少し前のこの時期は野草園に花はなく、雪で覆われた山はスノーシューまでは必要ないくらいでしたが私達は持参したクランポン(軽アイゼン)を付けて歩きました。

妻はまだ背骨の剥離骨折から回復中だと言って慎重でしたが、超ゆっくり歩くことによって無事展望台に立つことが出来ました。ここからは旭川市が一望でき、昨日は少し雲に隠れていましたが大雪山の山々も遠くに見渡せます。

超ゆっくりの行程でも2時間もかからずに往復出来たので、ちょうどランチ時間でお腹が空いたと近くのイオンモールで昼食を取り、ついでにバーゲン品をあさって帰宅しました。

一昨日書いた「行く冬を惜しみ」かつ「やって来る春を先取りする」アクティビティにピッタリの1日でした。

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新しいスノーシュー

2025-03-21 07:36:36 | 山歩き

新しいスノーシューを買いました。

北海道に来てからスノーシューは必須アイテムと直ぐにアマゾンで2人分を購入していたのですが、スノーシューにも様々なタイプがあり軽い雪原ハイキング用から本格的登山用まであることを知ったのはしばらく後でした。私達がこれまで使っていたのは下の写真のものです。

これは言ってみればハイキング用で裏の刃が足元にしか付いてないので急な斜面では歯が立たない面があります。ただ、それを知ってからも私達はスノーシューを使うのは平地に近い雪原や低山だけだからこれで十分として来ました。実際これで困ったのは2年前に登った中鶴根山(678m)で、直登すると滑ってしまいジグザグで登ったことくらいでした。価格も9000円くらいと手ごろなもので、脱着も簡単でこれからも使うつもりです。

ただ、先日旭岳をスノーシューで歩く時に「もしかしたら頂上まで行くかも」と考え、事前に山岳ガイドをしている友人からもっと本格的なスノーシューを借りて臨んでみました。それがこのスノーシューです。

裏の刃は足元の他に両サイドにも付いているので雪のグリップはより強く、またかかと部分にリフターという急斜面になった時に歩き易いようにかかとを上げて固定する装置も付いています。

またこのメーカーの特徴は、ビンディングの締め付け方法がダイアルで細い針金を回して締め付けるもので、これは極めて楽なものでした。

旭岳では頂上まで行かなかったので私の従来のものでも何ら問題はなかったのですが、この借りたスノーシューは他の仲間達が装着で一苦労をしている時にもすいすいと出来て好評だったので、ついこれは買わなければと思って帰って来て友人に価格を聞くと3万円くらいと思ったより安価であったのでその日の内にアマゾンで購入していました。通常本格的なものは4,5万円はします。

これはそこまで本格的なものではないかも知れませんが、メーカーのTUBBSという会社はアメリカで1906年からスノーシュー一筋に作って来た会社だそうで、日本での販売もスキーなどを扱っているK2という会社が行っているので信頼感もあります。これで今後はどのレベルのスノーシューツアーでも喜んで参加出来そうです。

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