一昨日の旭川医療センターでの検査は、私が雪の降る間は雪かきをしなければならないので検査入院は出来ないと主張したことに対する先生の苦肉の代替案でした。入院したらやろうと思っていた誘発筋電図検査と造影剤を入れての脳のMRI検査の2科目でした。
誘発筋電図検査は先週初めて出かけた時にもやっていた電気ショックの拷問?のような検査でしたので、なぜまたやるのか検査員に聞いたところ、前回は筋肉疲労の状況を調べるためで、今回は末梢神経の反応を調べるためなので手法は同じだが電気を流す部位が違うということでした。前回より部位も多く時間も長くかかりました。痛いのは同じでしたが慣れてしまいました。
MRIは脳神経外科で一度撮って問題はないということで脳神経内科に回された経緯があるのですが、今回は造影剤を静脈注射して撮るということで、これによって脳内の血管の血の巡りなども撮れるのだそうです。初めに造影剤を注入してから始めるのかと思っていたら、まずは造影剤なしでMRIを撮り、途中で体を引っ張り出されてそこで造影剤を注入し再度MRIの機械に送り込まれるという方法でした。
検査中考えていたことは、MRIは前回の病院でレントゲン費用19000円、検査料6800円などがかかりこれの2割負担で6000円余りを払っていたし、その後医療センターでは検査料、画像診断料などで87000円余りの請求額に対し2割負担で17000円程を支払っていたので、この日も15000円くらいはかかるだろうなということでした。
カナダでしたらこういう費用は全て税金で払ってくれるので無料ですが、こういう高度な検査を受けられるには相当待たなければならないことは確かだったでしょう。そもそも私のような症状がそれほど深刻ではなくしかし原因が分からないというようなケースの場合、専門の医療機関に送られ検査を受けられることも難しかったかも知れないので、日本とカナダどちらが良いのか悩ましいところです。
そんなことを考えながら会計窓口に行って名前を呼ばれるまで待っていると、会計担当者が一言「青山さんは今月支払限度額に達していますから今日は無料です。」私は「えっ!」と驚きながらそれ以上は突っ込まずそそくさと帰って来ました。
高額医療費制度で限度額以上は支払わなくても良い制度があるとは聞いていましたがこれがそれなのでしょうか?毎月の支払額でそれを判定するということなのでしょうか?ノーアイデアです。後で良く調べてみたいと思いますが、今回だけにしろ無料とは安すぎるし、ここはカナダか?と思わず自分に突っ込んでしまいました。