夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

医療費無料ってカナダか!

2023-11-30 07:03:34 | 健康維持

一昨日の旭川医療センターでの検査は、私が雪の降る間は雪かきをしなければならないので検査入院は出来ないと主張したことに対する先生の苦肉の代替案でした。入院したらやろうと思っていた誘発筋電図検査と造影剤を入れての脳のMRI検査の2科目でした。

誘発筋電図検査は先週初めて出かけた時にもやっていた電気ショックの拷問?のような検査でしたので、なぜまたやるのか検査員に聞いたところ、前回は筋肉疲労の状況を調べるためで、今回は末梢神経の反応を調べるためなので手法は同じだが電気を流す部位が違うということでした。前回より部位も多く時間も長くかかりました。痛いのは同じでしたが慣れてしまいました。

MRIは脳神経外科で一度撮って問題はないということで脳神経内科に回された経緯があるのですが、今回は造影剤を静脈注射して撮るということで、これによって脳内の血管の血の巡りなども撮れるのだそうです。初めに造影剤を注入してから始めるのかと思っていたら、まずは造影剤なしでMRIを撮り、途中で体を引っ張り出されてそこで造影剤を注入し再度MRIの機械に送り込まれるという方法でした。

検査中考えていたことは、MRIは前回の病院でレントゲン費用19000円、検査料6800円などがかかりこれの2割負担で6000円余りを払っていたし、その後医療センターでは検査料、画像診断料などで87000円余りの請求額に対し2割負担で17000円程を支払っていたので、この日も15000円くらいはかかるだろうなということでした。

カナダでしたらこういう費用は全て税金で払ってくれるので無料ですが、こういう高度な検査を受けられるには相当待たなければならないことは確かだったでしょう。そもそも私のような症状がそれほど深刻ではなくしかし原因が分からないというようなケースの場合、専門の医療機関に送られ検査を受けられることも難しかったかも知れないので、日本とカナダどちらが良いのか悩ましいところです。

そんなことを考えながら会計窓口に行って名前を呼ばれるまで待っていると、会計担当者が一言「青山さんは今月支払限度額に達していますから今日は無料です。」私は「えっ!」と驚きながらそれ以上は突っ込まずそそくさと帰って来ました。

高額医療費制度で限度額以上は支払わなくても良い制度があるとは聞いていましたがこれがそれなのでしょうか?毎月の支払額でそれを判定するということなのでしょうか?ノーアイデアです。後で良く調べてみたいと思いますが、今回だけにしろ無料とは安すぎるし、ここはカナダか?と思わず自分に突っ込んでしまいました。

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久々のJR富良野線

2023-11-29 07:59:50 | 日常生活

昨日は、また旭川医療センターで追加検査の日でした。片目運転で行くことも疲れたので久々に美瑛駅から電車で旭川駅へ行き、そこからバスで医療センターまで出かけて見ました。

富良野線の電車に乗るのは夏にのろっこ号で富良野のへそ祭りに出かけた時以来です。地元の人間がこの程度の利用なのですから赤字路線で存廃を議論されてしまうのでしょうが、車の方が圧倒的に便利なのでなかなか頻繁に利用するとはいかないものです。しかし、体が少し弱っている今は便利だと思うので、やはり交通弱者である老人や子供達にとって必要な交通機関であることを認識しました。

昨日は富良野からやってきた2両編成(美瑛駅発の場合は1両のみ)の電車でしたが、客席は半分くらい埋まっていましたから利用割合としてはまずまずなのではないでしょうか。車窓を眺めながら旭川駅までの30分間車内の様子を観察していましたが、この路線は1両でも2両でも完全にワンマン運航だということを初めて知りました。

美瑛ー旭川間には有人の駅舎があるのは美瑛駅だけでその他は皆小さな無人駅しかなく、乗降客は先頭車両の運転手の直ぐ後ろの乗降口だけを使い、そこでバスと同じように整理券を取って乗り込み、途中で降りる時はその整理券と料金を運転手に見せるように料金箱に入れて降りるのでした。美瑛駅と旭川駅は駅員がいるのでそういう必要はありません。

途中の駅で降りる場合はドアはその運転手のすぐ後ろしか開かないことになっており、2両目に乗っている場合などは降りる駅が近付いてきたら一番前のドアまで移動し、着いたなら手動でボタンを押してドアを開ける仕組みになっていました。美瑛駅はこの必要はなくどのドアも手動で開けて降りられます。美瑛に住んでいることはこういうところでちょっと優越感を感じられるのでした。

電車の中ではこの乗降システムの案内アナウンスがしつこいほどに流れ、日本語の後で英語でアナウンスされるのですが、なぜか英語の方がセンテンスが長くて乗車中ずっと英語を聞いているような感覚でした。それほど英語の利用者がいるのだろうかと思い、むしろ韓国や中国からの利用者の方が多いと思うのですが、彼らは英語対応で一まとめにされているようでした。

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移住者の会のパン・もの部

2023-11-28 08:14:36 | 美瑛町~冬

昨日は美瑛町の移住者で作るBIEIJU/美瑛樹の「パン時々ものつくり部」でバターロールとジャガイモスープを作ると言うので参加してきました。このちょっと変わった名称のグループは美瑛樹会員である横浜から美瑛に移住して来た沼倉さんがご自分の趣味が高じて同志を募って今年立ちあげたものです。

彼女のフェイスブックのプロフィールも面白く「🚲️ダーで美瑛とで逢い😊Yokohamaから美瑛の農家の嫁に来ちまった。(笑) 生物多様性~オランウータン🦧環境を教わって自家製小麦でパン焼きながら今はパン窯を創りたいと😳」という方です。私達も食べ物を作ることに賛同し直ぐに部員登録をしていただきました。

会場は美瑛町農業振興機構という町の外郭団体かと思う名称ですが実は違って財団法人組織であり、町や農協とは別個に農業者の育成をしている団体が運営している研修センター「みのり」でした。この小さな町で農業が閑散期の今は研修センターの利用状況はどうなのかなと思いましたら、何とこの冬の間は4つあるキッチン作業の出来る研修室が毎日予約で埋まっている人気でした。農業者と農業関連の活動の奥深さをこんなところからも感じてしまいました。

昨日は、参加者は10人で、美瑛産小麦の「春よ恋」と「無塩バター」に「生クリーム」が主な材料の贅沢なバターロールづくりがメインで150個焼きました。既に焼く前のミキシングの時からバターのいい匂いがしました。丸いバンズは簡単ですが、バターロールはあの形にするのは結構手間がかかりますね。生地が違えばクロワッサンになるのかな?と感じましたが。結果は超美味しいバターロールが完成しました。


焼いてる間にジャガイモスープも作りましたが、この季節収穫したジャガイモのはね品が沢山あるのでそれの活用です。はね品とは規格外の物やちょっとした傷がついていて出荷できないジャガイモたちです。それはもったいないねといつも話していました。ジャガイモ団子やコロッケやグラタン等その活用もいろいろ工夫があるようです。


中には美瑛町への移住のための短期の体験生活をされている方などもいらして、わいわいとお話をしながらの3時間はあっという間に過ぎて楽しい時間を持つことが出来ました。

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お隣さんも考えた

2023-11-27 07:38:17 | 美瑛町~冬

昨年もそうでしたが、雪は降り初めには結構たくさん降るもので、一昨日、昨日の雪でもう庭にため込む雪の量が50㎝くらいに達しています。今年は暖冬予想だそうなのでこのまま降り積もることはないとは思いますが、先が思いやられます。

そんな折、我が家の庭と境界を接しているお隣さんが昨日雪囲いをしました。お隣さんの2階の屋根から落ちて来る雪が我が家の庭木などを壊すことを避けるためです。昨年は古びたコンパネがいきなり立ち並び焦ったものでした。

昨年は焦った

春になってラティスを張って目隠しをしたことでやっと平穏な日々を取り戻すことが出来たし、今年はそのラティスが常設されているのでお隣さんがコンパネを張っても驚くことはないと思っていました。

ところが昨日は、お隣さんは昨年とは違いコンパネを高く張り、更にコンパネの上に垂木を通して見栄えも少し良くしていました。コンパネの板も1、2枚新しいものに変えたようです。以前としてラティス効果があり昨年焦ったほどには見栄えも悪くはありません。

今年は焦らない

更にお隣さんの2棟の物置が我が家の庭と境界を接しているのですが、今年はこの物置の屋根にも雪除け策を施しました。そこはやらなくても良いのにと思いながら、2つの物置の内一つは屋根がフラットなので金網で雪除けを作り、もう一つは屋根がR状なので金網では出来ないからと木製のものを設置していました。

お隣さんはとても良い人達なので、我が家に迷惑をかけないようにと色々考えてくれている様が良く分かります。我が家もお隣さんも多少お金はかかりましたが、こういう思いやりと気遣いは大事なことだと思うのでした。

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カーポートの雪囲い

2023-11-26 07:32:23 | 

昨年初めて美瑛町で冬を過ごした経験から「あるといいな」リストに挙げていたのがカーポートに雪除けのネットを張り巡らせて雪を防ぐことでした。昔の家は駐車場は小屋状に作って完全に雪を遮断していますが、車の出入りの際一々ドアを開けたり、ドアの前に積もった雪は除雪せざるを得ないわけで、それならば周りから雪は吹き込むがカーポートでも良いという家庭が増え、今では新しい家は皆カーポートを設置しているといっても過言ではありません。

しかし、昨年冬の経験ではカーポートがどちらの方を向いているかで雪の入り方が違うことに気づきました。我が家の向かいの2軒はカーポートが南向き、我が家は北向きで、北向きの我が家の方が雪の吹き込み方が激しいのです。

それで雪囲いネットを張り巡らすことを強く期待したのですが、これまでカーポートを設置した業者、工務店、造園業者にそれぞれ打診しても難しいということで良い返事が得られませんでした。それならある時便利屋さんならどうだろうと思いついて電話すると、やったことはないとのことでしたが見に来てくれて考えてみるとのことでした。

それから2,3週間が過ぎた頃にイメージは出来たと一部工事に着手してくれ、そして昨日一気に完成まで持って行ってくれました。便利屋さんの一番の関心事はカーポート本体に穴を一切開けずにネットを設置することで、うまく考えたと思うのですが、カーポートの4方向の内側にスチール製の細いパイプを突っ張り棒のように回し、そこにネットをカーテンのようにひっかけて行くやりかたでした。

風で吹き飛ばされないようネットを開ける必要がなく固定する側面は針金で柱に縛りつけ、前面と後面は車の出入りと道路に降った雪を後ろの庭に運ぶ必要があるので頻繁に開け閉めしますから、スムーズにスライドするよう金属製の金具でカーテンのようにぶら下げました。

閉めた時にはやはり風でばたつかないよう金属製のフック2,3本で観音開きとなる2枚のネットを押さえ、重しとして大き目のブロックを置きそれにフックで取り付けるようにしてあります。全く穴などを開けておらず、雪の時期以外は自分で取り外しも出来るということで使い勝手は悪くなさそうです。

昨日は設置作業に来る前に既に一晩雪が降っていたので、どの程度雪を防げるかまだ評価は出来ないところです。うまく行くことを祈っています。

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