夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

11月11日は記念日

2023-11-11 08:39:16 | 日記

11月11日(土)の朝、天気予報どおり雪がちらついています。これが美瑛町のこの冬の初雪となるようです。この後明日にかけて降り続けるようなのでもっと雪景色となるかも知れませんがまだ根雪にはならないと思われ、これから降ったり止んだりを繰り返しながら12月に入る頃から真っ白な世界に変わるのだと思います。

11月11日が記念日ということはこの雪にも関係しますが、私達が2007年カナダに移住した日であり16年前のことでした。いつもこの日は複雑な気持ちで迎えます。直前まで家の片づけを初めとして日本での身辺整理にあたふたし、新天地へ向けて期待感や高揚をはるかに凌ぐ不安感でいっぱいで成田空港を飛び立ったことが頭に焼き付いています。

ハリファックスは函館と姉妹都市

初めて住む場所として選んだカナダの東海岸ハリファックス市に着いたのは11月11日の深夜で、空港を出ると真っ白な雪の世界のお迎えでした。その後プリンスエドワード島を含めて10年東海岸で暮らしましたが11月半ばにこんなに雪が降ることはなく、異例の迎えだったようです。

緑の屋根のコンドが初めての住まい

住み始めてからはとにかく360度異質の世界で、それが旅行でならば楽しい経験の連続と言えるのでしょうが、それを日常として生活していかなければならなかった私達にはあらゆることに慣れることで必死でした。銀行口座を作り、運転免許証を取得し、車を買い、飼い犬の登録をし、家賃の支払いに小切手を郵送し・・その都度言葉の不自由さと習慣の違いから来る行き違いやミスに嘆くことの方が多く、今になっても楽しかったことを思い出すのが難しいほどでした。

クリスマスパレードを待って寒くて震えていた

カナダの生活に慣れて心に余裕が出来るようになったのは、プリンスエドワード島に移り1年間のESL(英会話教室)クラスに通い始めた頃からですから住み始めて1年から1年半が経過してからのことでした。

シャーロットタウンハーバーで

11月11日はまたカナダ人にとってはリメンバランスデーとして7月1日のカナダデー(カナダの独立記念日)と共に重要な日でもあります。第一次大戦以降の戦死者を追悼する日で、私達もこの追悼式典に出るようになったのは2008年のシャーロットタウン市からでした。それからはBC州に移ってからもずっと参加して来ました。

シャーロットタウン市の追悼モニュメント

昨年からは日本での生活が再開し、そういった思い出からもすっかり離れ今は庭に降り落ちる雪を眺めていられる平穏の世界にいます。

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