夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

スキードライブのお供

2023-01-31 08:14:58 | スキー

昨日は、富良野市でマイナス32度、美瑛町でマイナス25度と寒さも強烈でしたが、その分天気は快晴となったのでスキーに出かけるしかない日でした。どこへ行くかと考え、富良野スキー場は別途妻と出かける約束をしていたので又の機会にし、12月に1度出かけていた旭川市のカムイスキーリンクスへ出かけて見ました。

このスキー場までは我が家から45㎞、約1時間のドライブですから、去年までカナダで出かけていたノースバンクーバーのグラウススキー場へ出かけるのとほぼ同じです。ただ、こちらは全線雪道、あちらは渋滞を覚悟の高速道路利用という点が違います。どちらが良いかと言えば全線雪道は気が抜けない分だけ大変です。

そんな時音楽を聴くことが気分をリラックスしてくれるのですが、我が家の車にはBluetooth機能でスマホと無線接続できるオーディオ設備がないので長距離ドライブの時にはFMラジオかCDを聞くことしか出来ません。こちらで受信できるFMラジオはトーク中心で音楽が少なく、CDは買い揃えるのが大変です。

そこで考えました。車にモバイルWifiデバイスとBluetoothスピーカーを持ち込めばスマホで好きな音楽を自在に聴けるじゃないかと。幸いなことに(不幸中の幸い?)モバイルWifiデバイスは光回線が開通しなかった日々に代替機能として1万円くらいで購入したものが手元にあり、スピーカーは以前ダイソーの優れものとして紹介されていたモノを購入していました。こちらは700円でしたが本当に優れものです。

この2つを持ち込み、スマホを使ってSpotifyという音楽配信アプリに接続すれば世界中のありとあらゆるジャンルの音楽が無料で聴けます。昨日は行き返りの2時間ずっと竹内まりやを聞いていました。彼女に限らず、一人のミュージシャンを選べば4,5時間はずっとそのミュージシャンの曲ばかりを聴くことが出来ます。

これで時々アイスバーン状態の雪道も鼻歌交じりでドライブというわけです。スキー場は小学校の子供たちがスキー教室でたくさん訪れていたり、富良野同様外国人スキーヤーが多かったりで賑わっていました。3時間ほど滑って帰って来ました。

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美瑛町にあるミシュラン中華店

2023-01-30 08:17:57 | グルメ

本当に寒い日が続いています。今朝の気温は何とマイナス25度、昨夜から放射冷却だったのでしょうね、空は晴れ渡っています。

こう寒いと気になるのが美瑛町にある小さな中華料理店「ちゃい」の担々麺です。ネットで調べて初めて出かけたのはまだ美瑛町に来て直ぐの頃でした。2017年版のミシュランガイド北海道に掲載されたというので興味を持ちました。出かけてみると、カウンター席が4つに小上がり席が3組くらいの本当に小さな店で、メニューは担々麺と麻婆豆腐丼だけ(他にもある?)なのです。

ところが、辛さを選べる担々麺の普通よりちょっと辛いお味を選んだところ、美味しいし体が温まって「これはくせになる」と思ってしまいました。その後も出かけているのですが、「くせになる美味しさ」のため1,2ケ月に1回のペースにすることとしています。

先日出かけた時は、「ちゃいセット」を注文しました。担々麺に小籠包と杏仁豆腐がセットになっていてお値段は1600円です。担々麺はもとより、どれも濃厚なお味で小籠包は飲茶の美味しいバンクーバー超えでしたし、杏仁豆腐は今まで食べた中で一番の美味しさでした。

寒い朝、あの味を思い出してしまいましたので、辛いものが苦手ながらちゃいの普通の辛さの担々麺はちょうど良いと言う夫を誘って近日中に出かけたいと思っています。

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美味しい水

2023-01-29 08:46:16 | 山歩き

昨日のスノーシューツアーは私にとっては大変でした。ふかふかの雪が1メートル以上も積もっている所をずぼっ!ずぼっ!!と歩いて行くし、トレッキングポールはほとんど雪に埋まってしまい役に立たず、体の変なところに力が入ったりと面白かったけれどもぐったりでした。

それでも帰りにちょっとお楽しみがありました。ツアー集合解散場所の近くに湧水が出ることで有名な大雪旭岳源水公園があるので立ち寄って、そこのお水をいただいて来たのです。沢山の容器に詰め込んでいる人もいましたが、私達はとりあえずこの時のために購入しておいた4リッターのペットボトル1本だけいただきました

この水は、そのまま大雪旭岳源水という名前で販売もされています。長い年月に降った雪が山の中に染みていき岩の間から表面に解け出してくるという湧水だそうです。平成の水百選にも選ばれていてその効能はとても素晴らしいので説明しているサイトから転写させていただきます。

天然水が多い北海道でも大雪旭岳源水は特にバランスの優れた湧き水として人気があります。その水質や成分、特徴についてご紹介していきましょう。ミネラル豊富な硬水が味わえる 大雪旭岳源水は硬度約125、ph値約7.2、弱アルカリ性の中硬水です。カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどのミネラルが豊富に、かつバランス良く含まれているのが特徴です。体内のナトリウム調節を行うカリウムが豊富なため、健康維持や美容にも効果が高いと言われています。湧出量は1分間に約4600リットル。1日で約6500トン以上にもなります。 水温は年間を通し約6~7度と一定しているため飲みやすく、いつ訪れても天然水の上質な美味しさを味わうことが出来ます。」(平成の水百選)

我が家からは車で27分

帰宅してから早速コーヒーを入れてみました。あ~この感じね!雑味の無いすっきりとした味わいになりました。フレッシュ感が一杯です。今日はこの水でお米も焚いてみることにします。水が美味しいって全ての食品が美味しくなるんですね。

因みにこの湧水のある東川町は上水道が無く全世帯にこの湧水が水道の蛇口から出て日常的に使えるのだそうです。素晴らしいですね。

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森の神様に出会う

2023-01-28 14:52:53 | 山歩き

今日(1月28日)は、北海道上川総合振興局主催の「天人峡クルミの沢スノーシューツアー」に夫婦で参加して来ました。先日地元のコマーシャルペーパー「ライナー」に15名定員で募集案内が出ていたので申し込んだところ、夫婦とも抽選で当たっていました。

天人峡は、大雪山系の最高峰旭岳の南側に位置し、忠別川沿いに柱状節理の岩肌が雄大な景観を作っている山間の観光スポットですが、今回のツアーは天人峡までは行かず、その数キロ手前に樹齢900年を超えるというカツラの巨木などが生い茂るクルミの沢という場所があり、その一帯をスノーシューで歩くものでした。

夏の間は笹が1,2mの高さで覆っているため歩くのも大変だそうですが、雪のこの時期は笹は全て雪の下ということでスノーシューで自由に歩き回ることが可能だそうです。それによって「森の神様」と名付けられた樹齢900年超のカツラの大木を初め点々とある巨木を身近に眺めることが可能になるのでした。

鳥羽さんというベテラン山岳ガイドさんが案内をしてくれ、親子連れも目立った参加者は半数ほどがスノーシュー初体験だったようですが、ふかふかの雪を踏み分け、時には2,3mの高さの急な斜面を落ちるように滑り降りたりと楽しんでいました。

時々立ち止まって鳥羽さんからモモンガの巣穴、樹木に付けられた鹿の角研きの跡、クマが木登りの際に付けた爪痕などを説明してもらいながら、お目当ての「森の神様」にたどり着きました。

カツラの木は、根は一つですが一つの木が寿命を察すると隣に自らの木のコピーを作るということを繰り返すので、一見数本の木が株分けしているように見えますがこれで1本の木なのだそうです。この「森の神様」は林野庁が選定した「森の巨人達100選」の一つとなっており、手で触れると10年長生きするとか言われ、もちろんご利益をいただくべく撫で廻して来ました。

冬ならではのスノーシューツアーを楽しんだ1日でした。

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アイスボール

2023-01-27 08:29:07 | 美瑛町~冬

これがアイスボールです。氷で作ったかまくらとでも呼ぶべきでしょうか、関係者は世界で唯一と自負しています。そのお話です。

北海道の厳しい寒さと雪を逆手に取って楽しんでしまおうというイベントは、札幌雪まつりや旭川冬まつりなどこれから道内各地で行われます。美瑛町でも町としてのイベントではありませんが、「未来の美瑛を創る会」という町づくりに熱い人達の集団が来月「びえいの冬まつり」を開催すべく連日準備作業にいそしんでいます。

私達はまだ移住したての者ですが、土地を購入した時のエージェント武田さんがそのメンバーだったことから彼女の紹介でメンバーの端くれに登録してもらっていました。ただ、彼らの情熱はすさまじく、毎週1回の夜の会合と1月になってからはほぼ連日そのまつりの主役となるべきアイスボールの建築に集中していますが、私達は夜は苦手、アイスボール建築会場が車で2,30分かかる所とあってこれまで何のお手伝いもしないで来ました。

主たる会場でのアイスボール建築が終了したということで、今週初めからは第2のアイスボール作成が我が家からも近い、先日ランチに出かけたフェルム・ラテールの敷地で始まったと聞いて、それでは何かお手伝いをと昨日フルに参加してみました。

ライトアップされているフェルム・ラテール

10数人の参加者は皆さん手慣れた職人のように数種類に着色した氷のブロックを雪と氷で作った「接着剤」で積み重ねたり、又はそれを「修正剤」として球体の表面を円滑にするよう手で補正する作業に没頭していました。

私もその補正作業を少しやってみましたがコツがあるようで上手くは出来ず、後半はサラサラの雪だけが「接着剤」や「修正剤」には必要だということでそういう雪だけをかき集める作業に専念していました。

夕方3時に集まり、休憩を挟みながらも夜10時半まで作業は続きました。時にはマイナス10度以下にもなろうという屋外で、ゴム手袋で雪を溶かした水に手をつけての作業をほぼ1カ月も続けて来た彼らの情熱にはただ驚くばかりです。

まもなくこの第2会場のアイスボールも完成します。2月から始まる「まつり」に出かけてみることを楽しみにしています。

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