夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

すずらん大学研修旅行2日目

2024-10-27 07:37:38 | シニアライフ

研修旅行2日目の朝は、お楽しみのビュッフェスタイルの朝食から始まりました。たくさんの宿泊客で賑わっていて写真は撮っていませんが、その場で自分が指定した具材でおにぎりを握ってもらうサービスが嬉しかったです。

ホテルの窓から見た定山渓の紅葉

定山渓を出発したバスは、山間をぬって1時間ほどのドライブで小樽市に到着しました。途中にはさっぽろ湖や朝里ダム湖があり湖に映える紅葉が美しく、札幌国際スキー場や朝里川温泉スキー場脇を通り抜けている時は間もなく来るスキーシーズンに思いをはせました。

朝里川ダム周辺の紅葉

小樽観光で最初に向かったのは創業1905年という蒲鉾店「かま栄」でした。私達は20年以上前現役時代に札幌、小樽は何度か訪れていましたが、かま栄は知らず初めての訪問でした。スタッフに蒲鉾製造の説明を受け、この店限定だと言う練った蒲鉾を薄い食パンで巻いて揚げるパンドームなるものが珍しいし美味しそうだったので購入し、結局帰宅後のこの日の夕食としました。美味しかったです。

次は小樽運河でした。もうこの頃には多くの観光客が運河沿いをそぞろ歩いていて、さすがに小樽観光のハイライトたる所を感じました。周辺には幕末の開港以来の歴史的な建造物が皆洒落たショップやギャラリー、カフェに変身していて、観光客を喜ばせる施設が連なっています。

自然美が売りものの観光地・美瑛と比べると全く異質の観光資源群を感じ調べて見ると、小樽市の観光客入込数は年間690万人とありました。美瑛が230万人ですからちょうど3倍の規模です。しかも美瑛町はほとんど通過型の観光で一人当たりの消費額は2,3千円という統計を聞いたことがありますが、こちらはその規模も大きく違いそうです。産業としての観光業を考えた場合、何か見習うべきものがあるように感じました。

私達も運河の写真を撮り、土産店でガラス細工製品を眺めたりした後やはり運河沿いの昼食会場に入りました。この日の昼食は北海道ならではのジンギスカン鍋とホタテとサケの海鮮焼きでした。私達はジンギスカンはイマイチ苦手で、北海道へ来てからも自ら食べることはありませんが、こういったグループ行動では時々いただくことがあります。皆さんと和気あいあいの雰囲気で食べることが美味しさの秘訣といったところでしょう。

昼食後小樽での最後の訪問は小樽港を見下ろす高台にある「北海道ワイン」のギャラリーでした。今年がワインの初出荷から50周年となるというこのワイン工場は、スタッフの説明や見せるための展示や映像施設も素晴らしく、ワイン工場は池田町や富良野でも訪れていますが、ここは出色の施設だと感じました。

ここでも皆さんたくさんの買い物をしてバスに乗り込み、約3時間のドライブで無事美瑛町に戻って来ました。

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すずらん大学研修旅行1日目

2024-10-26 08:19:39 | シニアライフ

10月24日、25日と1泊2日で美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の研修旅行があり、夫婦で参加して来ました。

1日目の行程は、朝8時過ぎに美瑛町所有のバスで出発し、昼食会場でもある札幌中央卸売市場へ昼前に到着。海鮮丼をいただいた後この日の目的である「札幌芸術の森美術館」へ向かい、今月から開催されている「ロートレック展」の鑑賞。4時過ぎには宿舎である「定山渓万世閣ホテルミリオーネ」へ到着し、温泉に浸かった後は宴会形式の夕食というものでした。

2日間の日程とも天気はこれ以上を望めないと思うくらいに快晴で気温は17度前後と暖かく、これが1日前であったら大雨の荒れた天候だったので、いかに私達の普段の行いが良いかを示すものだと自画自賛していました。

札幌中央卸売市場は一度は訪れたかった所でしたが、やはり蟹はかなり高価になっていて卸売市場がゆえの恩恵にはあずかれませんでした。これなら内陸の旭川で探しても遜色ないということを改めて知ることになりました。

ロートレック展の会場である札幌芸術の森には驚かされました。一画に札幌市立大学キャンパスまである山が一つの敷地ではないかと思えるような広大な敷地に「芸術の森美術館」を初め、「工芸館」、「クラフト工房」、「芸術の森センター」、「野外美術館」等々の施設が点在していて、1日かかっても廻り切れないと思わされるものでした。私達を乗せたバスもどこが会場で最寄りの駐車場はどこかを探し当てるのに2,3度間違えてしまうほどでした。

これほど大きな施設を設立管理しているのはどこなのかと気にしてみたところ、札幌市がメインスポンサーと思われる「公益財団法人 札幌市芸術文化財団」ということでした。さすが大都市の札幌だと感心しました。周辺の木々の紅葉もピークのようで、この時期にピクニック気分で訪れても良いと思いながらしばらくの迷子状況を楽しみ、やっと会場に入ることが出来ました。

ロートレックというとムーランルージュのあでやかな踊り子のポスターのイメージでしたが、そこに至る鉛筆などでの素描からリトグラフでの大作まで260点が年代別に展示されていて、体が悪く36歳で亡くなった彼の全ての活動が見られる内容で良かったです。

鑑賞後は紅葉の山間を30分ほどドライブして「札幌の奥座敷」と言われる定山渓温泉に向かいました。ミリオーネ(イタリア語で100万の意味)というなかなか豪華なホテルで温泉と夕食を楽しみました。

昨年から参加したすずらん大学の宴会は、恒例のビンゴ大会や有志の出し物などで結構な盛り上がりとなることを知っていたので、私達2年生も7名の参加者で座談会風コント「美瑛町を語る」を演じてみました。シナリオを書いた私としてはイマイチ満足出来ませんでしたが、まぁまぁの受けだったようでした。

2次会では普段話したことがない他学年の人達とも交流が出来き、昔の農家を中心とした美瑛町の生活の話などが聞けて興味深かったです。こうして研修旅行初日は過ぎていきました。

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シナリオライター

2024-10-02 07:38:33 | シニアライフ

美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の研修旅行が札幌・小樽方面へ出かけると言うことで10月24日、25日に行われます。昨年は日本ハムファイターズの球場「エスコンフィールド」や国立アイヌ民族博物館「ウポポイ」を見学し、洞爺湖温泉へ1泊しました。

昨年エスコンフィールドで

その宿泊先での昔ながらの宴会に何か出し物をと、私達1年生の参加者6名でコメディの朗読劇を演じて見たところこれがなかなか好評だったので、今年7名の参加者も何かやろうと考えています。昨日は、その7名がクラスメートが運営している「花人カフェ」に集まり打ち合わせを行いました。

昨年は私達夫婦が朗読劇を提案し、シナリオをネットからフリー利用が可能なものを探して準備したので、今年も案を一つ練って見ました。それは、「美瑛町を語る」というようなタイトルで座談会を開き、美瑛町で生まれ育った人や結婚して美瑛に住んだ人、生まれは美瑛だがずっと本州で暮らして来て最近戻ってきた人、そして我が家のように他所から美瑛に移住した人がそれぞれのバックボーンを基に美瑛町を辛口で話す、ただしそれはユーモアとジョークのコメディタッチでというイメージです。

本物ではない飾り物

案は了承され、参加者それぞれの思うところを来週までに書き寄せてもらって、それを基に私がシナリオを書くと言うことになりました。ブログのような散文を書くことはあっても、小説もシナリオも書いたことはありません。宴会芸ですから手短でパンチの効いたコメディ調でと考えると、どうなることやらです。今更ながら毎月伺っている倉本聰さんの素晴らしさに思い入るのみです。

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美瑛の孫たちと交流

2024-09-27 06:36:00 | シニアライフ

昨日は、美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の9月講座の日でした。午前中は毎年恒例となっている町内の小学校の一つ「美瑛東小学校」3年生との交流会でした。この学校の3年生は1クラス23名なのですずらん大学側も私達2年生13名だけが交流会に臨み、他の学生は旭川財務事務所から職員を招いて「金融犯罪被害にあわないために」と「日本の財政を考える」の講義を受けていました。

小学3年生は年齢8歳か9歳でちょうど私達の横浜の孫ちゃんと同い年です。これまでカナダや北海道と離れて暮らしていて孫ちゃんと親しく接したことがあまりない私達としては、「これが8歳か9歳の子供なのか」と興味津々で彼らの見た目や行動を観察していました。

朝9時過ぎから午前中11時過ぎまでの2時間を楽しく交流しようと子供たちが質問やゲームをたくさん準備してくれていたので、あっという間に時間が過ぎてしまって物足りないほどでした。

質問は、「昔と今で生活はどう違うのか」とか「子供の頃好きだった遊びは何だったか」といった私達の昔を聞くものが多かったのですが、何と言ってもこの答えには「私達が小学校3年生の頃は、コンピュータもインターネットもスマホもTVゲームも何もなく、テレビだってどの家庭にもあるわけではない時代だった」という大前提を話さなければなりません。多分前提が違い過ぎて理解するのは大変だったと思います。

ただ今でも共通するのは、1959年に発行された「少年サンデー」、「少年マガジン」の存在です。ゲーム機世代の彼らはあまり興味はなさそうでしたが、私達の頃は毎週その発売日が楽しみで、当時の価格が30円だったのに対し今は380円だそうですから時代の変遷を感じます。

お手玉、おはじき、あやとり、メンコ、こままわし、けん玉と彼らもあまり普段やってはいないような遊びを用意してくれ楽しく遊んで来ました。思った以上に皆小さく、可愛らしく、ずっと微笑んで見つめていました。

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太極拳

2024-08-30 07:59:00 | シニアライフ

美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」での選択学習として私達は夫婦で太極拳クラスを受講していることは何度かこのブログで書きました。月1回の講義ですが、今年は施設見学などの講義が何度かあって年間を通じて午後の選択学習を受講できる日が7回しかないため、これでは目標の入門、初級を超えて24式太極拳を学ぶには回数が少な過ぎると月1回の課外授業を設けることにしました。

昨日は、その課外授業2回目で夫婦で町民体育館に出かけ、日中30度を超える暑い中冷房施設のない体育館で汗をかいて来ました。広い体育館に扇風機1台が奮闘していました。

今夫婦で太極拳を学んでいるのは、少しだけ過去の経験があったからです。カナダに移住しようと思い出したのは実行した2007年の2年前くらいでしたが、カナダで人々との交流に何かきっかけになるものが欲しいと大した考えもなく太極拳はどうだろうと思い、当時水戸市が市民向けに開催していた夜の太極拳講座に二人で参加しました。

週1回の講座でしたが、私は結構はまって夏の半年間の講座が終わっても翌年夏の再開までブランクではもったいないと一緒に学ぶ人たちと意気投合し、講師にお願いして残りの半年間もグループレッスンを続けました。結局通年で2年間学び24式の型も一通りマスターしたのでしたが、カナダに渡ってからは太極拳などとは無縁ですっかり忘れてしまいました。

一方妻は、市の講座は仕事の忙しさで直ぐに退会してしまいその後は何もしていなかったのですが、プリンスエドワード島で知り合った日本人の友人が地元の太極拳クラブに属していたことでその「タオイストタイチー」を学び始め、日本では普及していない108式の太極拳をしばらく続けていました。

カナダ人達に交じっての太極拳クラス

しかし、二人ともその後は全く関わることはなく、昨年のすずらん大学1年目で10数年ぶりに太極拳に戻って来たという感じでした。奥の深いものですから持続的に熱心に続ければ心身ともに鍛えられる太極拳でしょうが、私達のような関わりでは体を動かす機会程度にしかならないかも知れませんが、これからはずっと続けて行こうと思っています。

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