夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

辿り着けばこのメロディ

2024-07-26 07:32:57 | シニアライフ

昨日は、美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の7月講義の日で、午前中は毎年お楽しみのTAKE 7というアマチュアバンドによるコンサートでした。「辿り着けばこのメロディ」は彼らのキャッチコピーです。

昨年はTAKE 4というバンド名でしたが、今年は女性ボーカル2人(ネーチャンズと称していました。)を加えて7となったようですが、一人足りないのはキーボード担当がいたりいなかったりだからのようです。ネーチャンズは少しお若いですが、主メンバーは皆さん元校長先生だった人達で、退職後にバンドを結成したということでしょうから結成17年とは皆さんお歳は後期高齢者になるということでしょうか。でもローリングストーンズなどから比べたらまだまだ若い、です。

このバンド、さすがに年季が入っていますから上手いと思います。新たに加わったボーカルのネーチャンズも上手で、昨年もサイドギターやドラムス担当が数曲歌っていましたが、どうしてもご本人の好みでしょうが演歌、歌謡曲風になってしまっていたところを、ネーチャンズの加入で幅が広がり彼らが言うように昭和の歌を広く網羅した私達シニア向けのバンドに進化していた気がします。

「星に願いを」、「誰もいない海」、「ブルーシャトー」、「恋のバカンス」、「愛の賛歌」、「時代」などを聞かせていただき、最後は私達も一緒に「学生時代」、「高校3年生」の合唱でした。時にリードギター担当が、昔私の周りにもいたようなギター少年だったと思われるテクニックでベンチャーズや寺内タケシ流のギターソロを聞かせてくれたりもしました。中学から高校時代の気分に浸ることが出来た楽しい時間でした。

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運転免許~高齢者講習

2024-07-17 08:16:14 | シニアライフ

8月は私達の誕生月で、二人とも自動車免許の更新が必要となります。カナダに住んでいた時も日本の免許を失効させないよう帰省のタイミングで更新して来ましたが、これまでは年齢的に70歳以上が義務化されている高齢者講習の受講はなく、また日本ではほとん運転していなかったので無事故無違反のゴールド免許であり有効期間は5年間でした。

ところが、今回は年齢が70歳を超えているということで色々制約が出て来ました。その一つが、高齢者講習受講の義務付けです。これを受講していないと免許更新が出来ません。制約の2つ目は、過去に無事故無違反のゴールド免許保持者でも75歳からは認知症検査が義務付けされるので、次回の更新時に75歳となっている者はゴールド免許でも今回の更新で有効期間は5年間とはならず、私達の場合3年間しか与えられません。いざ自分の身となってみると、高齢者の自動車運転を目の敵にしているような思惑が見え隠れしていて愉快な気分にはなれません。

さて昨日は、二人ともその義務付けされている高齢者講習に出かけて来ました。受講講習会場は旭川警察署管内の指定された自動車教習所の中から自分で選択出来たので、一番近い東神楽町の北央自動車学校にしました。

講習は10時30分から12時30分までの2時間で、座学の法令説明が30分、運転適性検査ということで通常の静止視力検査ではなく動体視力検査、夜間視力検査、視野検査の3種類で30分、最後に実車講習ということで教習所内の運転に60分でしたが、これは全員が終了するまでの時間で実際の運転時間は10分もかからないものでした。

視力検査は、講師がその場で良いとか悪いとか言う感想を聞くだけで評価結果を見ることは出来なかったのですが、私達は2人とも特に悪いことはなく正常に運転可能なレベルだったようです。

実車講習は、考えて見れば50年くらい前に免許取得の際に行ったことを再現しているかのようで、ちょっと緊張もしましたが普段運転している通りに運転すれば良いと居直り、私の場合は特に何の指摘もなく終了でした。妻は1,2ありましたが無事に終了しました。

一番の難関は、一旦縁石に車の前輪をあててストップした後、アクセルを踏んでその縁石を乗り越え、乗り越えたらすぐにブレーキを踏んで1m以内で止めるというテクニックでした。高齢者が良く事故を起こすパターンとして、パニックになった時にアクセルとブレーキを間違えて踏んでしまうことを再現させることが目的のようです。

この講習を受けたことで、来月予定している免許更新時にはもう何の講習を受ける必要もないので、視力検査だけで更新手続きが可能だそうです。当然ですね。講習費用に一人8千円もとられて、憮然として帰って来ました。

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びえいの丘小麦めぐり

2024-07-12 06:02:21 | シニアライフ

昨日は、町主宰のシニアカレッジ「すずらん大学」が年2回設けているチャレンジデーの夏企画として、「びえいの丘小麦めぐり」に参加して来ました。要は遠足です。

タイトルのように美瑛には美しい丘の景色を見る場所があちこちにあって、意外と町民であっても出かけたことがない所もありますから、昨日出かけた店舗名で言うと「フェルム・ラ・テール」、「ビブレ」、「美瑛選果」などはお手軽に、しかし流行のお洒落なお店のパンなどをいただく格好の訪問地となります。

私達も「ビブレ」は行ったことがなかったので、この機会にディナーコースは7,8千円という高級レストランを覗けると期待して出かけました。

バスでのドライブで、最初の目的地「フェルム・ラ・テール」に到着前に近くの「ぜるぶの丘」、「ケンとメリーの木」、「北西の丘公園」を車窓から眺めました。どこも今が観光のピークのように大勢の観光客が訪れていました。

久々に訪れたフェルム・ラ・テールには、昨年からオープンしたというソフトクリームの販売店舗が併設されていました。10時のオープンと同時に入ったので、普段売り切れていてなかなか買えないパンを昼食用に数個購入して、しばらく相変わらずの美しい風景に浸っていました。

映画「愛を積むひと」のロケハウス

次の目的地は「ビブレ」でしたが、やはりその前に近くの「親子の木」を車窓から眺め、「セブンスターの木」では降車して写真を撮ってからの到着でした。

「ビブレ」は少し敷居が高くて食事で利用する予定はありませんが、ここのパンも美味しいと言うことで、ここでもやはり数個のパンを購入して見ました。ただ、残念ながら屋外には腰を下ろして食べる場所がなかったので、バスの中で少しかじっただけで最後の目的地「美瑛選果」へ向かいました。

収穫直前の秋まき小麦

ここは先日もカナダからの友人とレストラン「アスペルジュ」を利用したのでなじみの場所です。イチゴ丸ごとジュースが美味しいというので初めてそれを試して見ました。ここでもパンをかじって結構ランチ代わりにはなったのですが、ここで終わらないのがすずらん大学2年生13名の結束力です。

この後解散後はクラスメートが経営している「花人カフェ」に集まって改めてランチ会となりました。セットメニューのスパゲティとドリンクとパフェをいただきながら、あれこれと話を咲かせて2時間くらい滞在してやっと今日の行程を終了しました。セカンドライフのシニアの遠足、なかなか楽しいものでした。

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ボランティアを楽しむ

2024-05-28 08:27:43 | シニアライフ

昨日は、私(敦子)が始めた月に1回程度の生き生き支援ボランティアに出かけて来ました。健康な80歳以上の利用者さん9人とお話をしたりお茶のみをしたり、手芸やゲームをしたりと楽しかったです。ボランティアさん3人と保健士さん2人の5人で対応しました。

お話を聞くと、利用者さんはその昔編み物教室の先生やら書道の先生やら達人が複数いるではないですか。素敵なキルトの布バッグをお持ちの方は手芸が得意で、私達ボランティア3人はぜひ作りたいので教えてくださいと頼んでおきました。

今は様々なビーズを使って小物入れや動物等を作っています。膨大なカラフルなビーズの山から自分のイメージする好きなビーズを選んで作成しますが、そのビーズ選びから楽しい感じがしますね。それでは私もと初心者の一番簡単そうな雪の結晶のストラップを作りました。

保健士さんのお一人が手芸が得意と言う事で教えてくれているのですが、私には大変でした。でも他の皆さんは慣れていて細かいビーズを使って楽しそうに熱中しています。眼鏡もしていませんよ!どういう事?ボランティアの方の一人はこのために老眼鏡を持ってきたと言って笑っていました。

ボランティアだから利用者さんのヘルプをしなければと思っていたのですが、すっかりビーズ手芸のお仲間になってあれこれお話も盛り上がり楽しんでしまいました。これでいいのかなという気もしますが、穏やかな時間を一緒に楽しむのが生き生き支援につながるのかもとも感じています。

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観光客気分

2024-05-24 07:56:02 | シニアライフ

昨日は、美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の今年度初めての講義の日でしたが、座学は行わず各学年を3つのグループに分けて美瑛町内外の施設見学を行いました。いずれも観光施設でもあり、この日は美瑛町民でありながらちょっと観光客気分で過ごした1日でした。私達2年生は午前中「旭岳ビジターセンター」を訪れ、午後は役場前の「丘のまち郷土学館美宙(みそら)」と放牧酪農牧場「美瑛ファーム」を訪れるというなかなか忙しい日程でした。

「旭岳ビジターセンター」は旭岳ロープウェイ駅の直ぐ手前にあり旭岳を訪れる時に何度か出かけていましたが、スタッフの方から説明を受けたのは初めてでした。北海道最高峰標高2291mの旭岳を中心に大雪山国立公園はこれまで22万6700ヘクタールという広さで日本一を誇っており、その広さは神奈川県がすっぽり入るものだそうです。

今年は国立公園制定90周年という記念の年で90年間日本一の座を保って来ましたが、今年7月に「日高山脈襟裳国定公園」が「日高山脈襟裳十勝国立公園」に格上げされることが決まり、そうなるとそちらが24万5600ヘクタールの広さで日本一の座が移るということでちょっと残念がっていました。大雪山国立公園は美瑛町に住んでいる限りいつも身近にあり愛着を感じる存在になって来ました。

ビジターセンター見学後はバスで45分かけて美瑛町に戻り、昼食後はまず「美宙(みそら)」見学でした。美瑛町の施設は「美」を使ったネーミングが多くこの施設もその一つですが、郷土資料館と同時に天体望遠鏡を備えた天文施設でもあるので「美宙」とは練りに練ったものなのでしょう。

ここも私達は何度か訪れていますが、昨日は学芸員さんに案内されて普段展示していない裏の倉庫の方を初めて見せてもらいました。町民から寄贈されたたくさんの昔の生活用品や器具などが保管されていて、美瑛町の開拓期からの歴史を垣間見ることが出来ました。

最後に訪れたのは、観光施設としても有名な美瑛放牧酪農場「美瑛ファーム」でした。放牧されている牛たちを見ながらチーズやソフトクリームなど酪農製品を’味わうことが出来るいかにも美瑛らしい施設で私達も良く訪れています。昨日はやはり初めてスタッフからこの施設の成り立ちなどの説明を受け、10年ほど前に神戸のパン店が自分たちで原材料から作りたいと牛の放牧を始めたことなどを知りました。ずっと疑問に思っていましたが、ここの牛たちは寝床の小屋はなく1年中冬でもこの広大な牧場に放し飼いされているということです。

昨日もかなりの観光客が訪れソフトクリームを食べていましたが、私達はその時間はなく残念な気持ちで帰って来ました。と言っても、いつでも出かけられるので近日中に出かけることにしましょう。

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