研修旅行2日目の朝は、お楽しみのビュッフェスタイルの朝食から始まりました。たくさんの宿泊客で賑わっていて写真は撮っていませんが、その場で自分が指定した具材でおにぎりを握ってもらうサービスが嬉しかったです。
ホテルの窓から見た定山渓の紅葉
定山渓を出発したバスは、山間をぬって1時間ほどのドライブで小樽市に到着しました。途中にはさっぽろ湖や朝里ダム湖があり湖に映える紅葉が美しく、札幌国際スキー場や朝里川温泉スキー場脇を通り抜けている時は間もなく来るスキーシーズンに思いをはせました。
朝里川ダム周辺の紅葉
小樽観光で最初に向かったのは創業1905年という蒲鉾店「かま栄」でした。私達は20年以上前現役時代に札幌、小樽は何度か訪れていましたが、かま栄は知らず初めての訪問でした。スタッフに蒲鉾製造の説明を受け、この店限定だと言う練った蒲鉾を薄い食パンで巻いて揚げるパンドームなるものが珍しいし美味しそうだったので購入し、結局帰宅後のこの日の夕食としました。美味しかったです。
次は小樽運河でした。もうこの頃には多くの観光客が運河沿いをそぞろ歩いていて、さすがに小樽観光のハイライトたる所を感じました。周辺には幕末の開港以来の歴史的な建造物が皆洒落たショップやギャラリー、カフェに変身していて、観光客を喜ばせる施設が連なっています。
自然美が売りものの観光地・美瑛と比べると全く異質の観光資源群を感じ調べて見ると、小樽市の観光客入込数は年間690万人とありました。美瑛が230万人ですからちょうど3倍の規模です。しかも美瑛町はほとんど通過型の観光で一人当たりの消費額は2,3千円という統計を聞いたことがありますが、こちらはその規模も大きく違いそうです。産業としての観光業を考えた場合、何か見習うべきものがあるように感じました。
私達も運河の写真を撮り、土産店でガラス細工製品を眺めたりした後やはり運河沿いの昼食会場に入りました。この日の昼食は北海道ならではのジンギスカン鍋とホタテとサケの海鮮焼きでした。私達はジンギスカンはイマイチ苦手で、北海道へ来てからも自ら食べることはありませんが、こういったグループ行動では時々いただくことがあります。皆さんと和気あいあいの雰囲気で食べることが美味しさの秘訣といったところでしょう。
昼食後小樽での最後の訪問は小樽港を見下ろす高台にある「北海道ワイン」のギャラリーでした。今年がワインの初出荷から50周年となるというこのワイン工場は、スタッフの説明や見せるための展示や映像施設も素晴らしく、ワイン工場は池田町や富良野でも訪れていますが、ここは出色の施設だと感じました。
ここでも皆さんたくさんの買い物をしてバスに乗り込み、約3時間のドライブで無事美瑛町に戻って来ました。