夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

卒業式&お楽しみ会

2025-03-07 07:45:29 | シニアライフ

昨日は、美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の卒業式とその後に「お楽しみ会」が行われ、結構慌ただしい1日を過ごしていました。

「すずらん大学」では4年が修了する時に卒業し、その後2年間の専修課程を修了する時に修了証をいただきます。ただ、そこですずらん大学とのつながりが切れるわけではなく、その後は講義を受けることも選択学習に参加することも自由な聴講生という位置づけで好きなだけ在校出来る仕組みになっています。まさに生涯学習です。

私達はまだ2年生が終わったところですので、卒業まであと2年、修了まであと4年ありますが、そこから先もずっと学生生活が続きます。昨日は、前半ではどの学校とも変わらない形で厳かに卒業式が催されました。「仰げば尊し」を斉唱することなど今どきの学校ではあるのでしょうか?

式が終了してからは、会場を変えて「お楽しみ会」となりました。仕出し弁当と紅白饅頭をいただきながら、各学年や選択学習としてクラブ活動のようなグループごとの演技を楽しみました。

私達2年生は、音楽に造詣の深いクラスメートの指導で昨年は「若者たち」をコーラスしそれに味を占めて、今年は「銀色の道」を男性、女性でハモりながら歌って見ました。が、出だしの音がバラバラになってしまい練習時の納得の行くコーラスとはなりませんでした。残念でしたが、早速来年へ向けてリベンジだと意気込んでいます。

私達はもう一つ、選択学習の太極拳クラスで演武の発表も行いました。この日のために買い揃えたピンクのTシャツを着て、入門編、初級編という2つの型を演じました。個人的には1つだけ動きを間違えて冷や汗をかきましたが、全体としては皆さん満足の演技だったようです。過去2年間夫婦で太極拳を学んで来たので来年度は新たに設けられる「スポーツ吹矢」に興味を抱いたのですが、先生から来年度はいよいよ本番の24式太極拳に挑戦しようと言われて抜けるわけにはいかないように思っています。

全てが終了後、2年生だけでしばらくお茶飲み会となり、新年度の役員を決めた後は1年間の思い出話やこれから新年度が始まるまでの1か月の各自の予定などを話して解散して来ました。良い仲間を得た気持ちです。

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万能ツボ

2025-02-14 07:38:38 | シニアライフ

昨日は、美瑛町主催のシニアカレッジ「すずらん大学」の本年度最後の講義の日でした。来月卒業式を迎えて本年度は終了ということになりますが、何か1年目と比べるとあっという間に終わってしまった感があります。慣れたこと、楽しかったことなどが原因だと思いますが、歳をとるのも早いとも言え痛し痒しの気分ではあります。

午前中の全学生参加の講義は、「シニア健美操教室」と題して日本健美操協会認定指導員の平澤真由美さんの指導で2時間たっぷり健美操の動きを実践しました。昨年も同じ内容で行っていたのですが、椅子に座って体を動かす程度のことしか覚えていなかったので、今年はもう少し意義などを噛みしめておきたいと熱心に受講しました。

健美操は、誰が中心になって作り上げたものかは分かりませんが、1987年に日本で考案された体操でその年に協会を作ってから全国に普及しているようです。「呼吸、精神、身体の3つの調和で身体のバランスを整え、全身の血液の流れを良くし、気分を爽快にする。多種の呼吸法、ツボ、経絡を取り入れ自然治癒力を高めていく。このように、より健康的な生活を手に入れることができるのが、健美操の魅力と言える。」とウェブサイトにはあります。

平澤先生は話も面白く、笑いながらかなり体を動かしたので楽しい時間でした。座って行うということではシニア向けですが、呼吸法やツボなどは老若男女誰にでもフィットする動きのように思いました。教えられたツボはほとんど覚えていませんが、唯一「湧泉(ゆうせん)」という足裏のツボは万能のツボだそうで、体の不調がある時にはここを押すと良いということだけは覚えました。

午後からは各学生それぞれが選択した講義でした。私達は二人とも太極拳クラスに属していますので、午前中に続いて体を動かすことになり、終わってはややお疲れ気味でした。

3月6日の卒業式の後に開催される「お楽しみ会」で太極拳クラスが演武を行うことになっており、その時のためにと手配していたTシャツが先日届いたので昨日は早速それを着用しての練習となりました。視覚に訴えようとショッキングピンクを選んだので、全13名中の男性3名には合わないかとも思いましたが、全員が揃っていれば結構様になっているように見えるでしょう。

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プロの噺家

2025-01-24 07:56:38 | シニアライフ

昨日は、美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の1月講座があり、落語家桂三段さんの落語を鑑賞しました。昨年の1月講座では「旭笑長屋」という旭川のアマチュア落語家集団のお二人の落語を鑑賞し、多分初めての生の落語を聞く面白さを経験しましたが、昨日の桂三段さんは名前を見ても分かるように上方落語協会の桂文枝一門に属するプロの噺家さんですから、また生まれて初めての経験となりました。プロの高座ということで、この日はすずらん大学だけでなく美瑛町の一般の方にも有料で公開されていました。

三段さんは帯広市で生まれ29歳の時に人気の落語家桂三枝(現・文枝)一門に入り20年のキャリアを持つ方ですが、10年前から札幌に住み、北海道内全市町村を廻って落語の普及に努めているそうです。さすがにプロの噺家、登場から身のこなし、話し方などもテレビで見る落語家のスタイルそのままで、1時間半で面白可笑しく3つの古典落語を演じてくれました。

落語家というと昨今ではテレビの「笑点」の出演者が有名なので、誰がどこの協会に属しているか、真打になったのはいつかなどに興味を持ち、昨日も早速三段さんのプロフィールを調べてみました。すると、彼の属する上方落語協会には前座、二つ目、真打制度がないことを知りました。

東京を拠点にした「落語協会」、「落語芸術協会」、「五代目円楽一門会」、「立川流」にはそれらの格付けがあります。彼の場合、桂文枝一門の中での位置づけは中堅のようで20年のキャリアがあるから、多分東京の団体に所属していれば真打クラスなのではないかと勝手に想像しました。

プロの噺家さんと言っても収入は人それぞれの人気やキャリアで違うそうなので、彼の場合は北海道に限定することに活路を見出しているのかも知れません。益々の活躍を期待したいです。

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ベトナム

2025-01-18 07:58:19 | シニアライフ

1月15日に旭川市立大学を見学した際、お試し授業として経済学部の須川教授から「インドシナについて考える」という講義を受けました。インドシナとはベトナム、ラオス、カンボジアを言いますが、講義は特に南北統一後のベトナムの話が中心でした。今や日本にはベトナムからたくさんの留学生や技能実習生が来ていて彼らへの理解や交流を進めたいというお話でした。

ベトナムとは私も少し個人的な体験があったので質疑の時にそのことを話して見ました。「私と妻は2008年から2017年までカナダのプリンスエドワード島に住んでいて、2017年にバンクーバーに引っ越すので家を売ろうとした時真っ先に反応したのはベトナム人不動産業者であり、売った相手もベトナム人だったこと、彼らの英語はしっかりしていて、お金も持っていたこと」などでした。その時までプリンスエドワード島にこんなにベトナムからの移民がいることに気づかず驚いたこともありました。

また、私は2002年に観光でかつての南ベトナムの首都サイゴン(南北統一後はホチミン市)を訪れたことがありますが、その時感じたのは政治的には社会主義を掲げていても民衆の経済感覚は旺盛な資本主義という感じで、とにかく皆さんお金を稼ぐことに熱心だったことを覚えています。

2002年のホチミン市の朝の風景

それから15年が過ぎた2017年にカナダで出会ったベトナム人はもっとたくましくなっていて、更に8年が過ぎた今のベトナムはどうなっているのだろうと興味が湧きます。

2021年のかつての我が家

2021年にプリンスエドワード島を4年ぶりに訪れた時真っ先にかつての我が家を見に出かけましたが、まだあの時購入したベトナム人が住んでいたと思われる我が家が外観だけですが少し傷んでいる様子を見て悲しくなってサッと通り過ぎた思い出があります。しかし、少し前にNHKの「世界ふれあい街歩き」で見たハノイは美しい街でやはりベトナムは魅力があり、是非いつか訪れて見たいと思います。

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旭川市立大学見学

2025-01-16 08:33:17 | シニアライフ

昨日は、町のシニアカレッジ「すずらん大学」の月例講義ではなく、近隣の当麻町、東神楽町のシニアカレッジ合同で旭川市立大学に出向き特別講義を受講し、学校見学と学食をいただくという面白い体験をして来ました。半世紀ぶりの大学講義にワクワクしした気分でした。

旭川市立大学は、2023年に市立大学になったばかりで、それまでは学校法人が運営する私立の大学でした。歴史は古く、前身は1898年に旭川裁縫専門学校として設立され1964年から旭川大学となり、一昨年公立化に至ったそうです。現在は、経済学部と保健福祉学部2学部と大学院の地域政策研究科、また短期大学部を持ち1000人程の学生が学んでいます。来年からは更に地域創造学部が設立され、地域創造学科として地域デザインとアントレプレナーシップ(起業家)コースが予定されているそうで、カナダのカレッジのように職業に直結するような学部が中心の様に感じました。

特別講義は2手に分かれ、私と夫は「インドシナについて考える」と題した経済学部教授の話を60分受講しました。主にベトナムについての異文化理解でしたが、ベトナムと日本の歴史的な関係や最近はベトナムからの学生も増えているそうで興味深いお話となりました。60分ではもの足りず続編を聞きたいなと思いましたね。

講義については地元美瑛町のすずらん大学にも出向いてくれそうなお話もあったので、ぜひ年間スケジュールにこのような授業もシリーズで取り込んで欲しいなと思いました。もう1班は「リトミック」という音楽教育の講義でした。

お楽しみの学食ですが、想像通り安い美味いの学食で皆さん大満足でした。カフェテリア方式で私はツナマヨほうれん草とハンバーグと韓国料理のズンドブにライス小をチョイスで750円でした。夫はどういうわけかおかず少な目で470円だったと安さに誇らしげでした。

半世紀ぶりに大学構内を歩き若い学生さん達を見て、私達も確かにこういう時があったことを思い、今ならもっと勉強熱心になれるのではないかと夢想した1日でした。

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