土用の丑の日は浜名湖産鰻で

北海道も暑い日が続いています。昨夜は土曜の丑の日と言う事で、先日浜松に住む夫の学生時代の友人から送られてきた浜名湖産の鰻を頂くという至極の時間を過ごすことが出来ました。いつもたくさんの野菜などをいただいてお世話になっている地元っ子の友人・穐田さんをお招きしたところ、今が旬の富良野メロンを持参していただいたので、思わず超豪華な食の競演となりました。

カナダに住んでいた頃は日本産鰻は普通には手に入らず、一応最高級と書かれた中国産鰻をそれでも美味しいね！と言って食べていました。しかし、今回の浜名湖産鰻は素晴らしかったです。これこれこの味よ～夫と感嘆しました。ふわっと柔らかで余分な脂は感じず皮もすっといただけとっても美味しいのです。こんがり焼かれた白焼き状態で箱の中に入っていて特性かば焼きのたれや鰻の肝まで入っていました。私はわさび醤油でいただく白焼きも好きですが、王道の蒲焼でいただくことにしました。

2月に雪まつりで札幌へ出かけた時、美味しい鰻を求めて札幌の老舗鰻屋でいただいたことがありましたが、その時の鰻重より数段美味しかったです。副菜は、我が家で採れたナス、インゲンに穐田さんからいただいた新じゃが、トマトとチーズ以外は皆自家製でこちらも豊かな食材となりました。これでもう少し続くと思われる暑い夏を乗り切れますね。

ファーム富田

昨日は、姪っ子と娘ちゃんが3時の電車で札幌へ向かうため、半日観光の地として富良野エリアの「ファーム富田」と「カンパーナ六花亭」を楽しむことにしました。

ラベンダーはそろそろ終わりだろうと思いながら、それでも夏休み中の土曜日と言うことで駐車場渋滞に巻き込まれたくないとファームには9時前に到着。多くの人が訪れていましたがまだ駐車場での渋滞はありませんでした。

主役のラベンダーは終わっていましたが、遅咲きのラベンダーが一画に残っていたしケイトウやベゴニアなどが上手くカバーしていて、一昨日の「四季彩の丘」よりは営業上手な管理とお見受けしました。ここは入園料、駐車場とも無料ですが、それをカバーして余りある土産品や飲食の売り上げがありそうです。（その他花を卸すことなどもしているのでしょうか？）

隣の「とみたメロンハウス」はファーム富田と同一経営かと思って初めて行ってみましたが、何やらアクセスがぎこちなく「無関係」感がありありでした。その時は気づかづ、中を覗いて見るとメロンもソフトクリームも値段が高めで営業方針の違いも感じながら、メロンよりは安いソフトクリーム・メロンスムージーを食べて見ました。これは美味しかった。この時既に気温は30度を超えていたと思いますが、キーンと頭に来る日本の夏を体験しました。

姪が移動中の車の中でこの両者の関係を調べて、代表者が富田と冨田で似て非なる人であり、後続のメロンに本家は苦々しく思っている情報がたくさん出ているようでした。共存共栄するために「メロン」の料金設定は考え直した方が良いと一介の通りすがりの者はふと思いました。

帰りがけに「ファーム富田」のもう一つのラベンダー施設「ラベンダーイースト」が7月中だけ限定オープンと聞いていたので立ち寄ってみました。しかし、今年は暑さのせいでラベンダーが早く終わっているのか、こちらは既に営業を終了して、作業員がラベンダーの刈り取りなどをしていました。足湯が出来るはずだった小さな丘には白や紫のキキョウの花がわずかに見せ場を作っていて一足早い秋が感じられました。

ノロッコ号でへそ祭りへ

連日30度を超える暑さが続いています。姪っ子と娘ちゃんの滞在2日目の昨日は、駐車場渋滞は避けたいと人気の四季彩の丘には営業開始の8時40分には着くタイミングで出かけました。

7月上旬に出かけて以来3週間ぶりに訪れたガーデンは、ちょうど花の端境期に入ってしまっていたようで、ラベンダーもサルビアもルピナスも終わっていました。天気は良いものの、この時期は十勝岳連峰の山々にはいつも雲がかかっていて丘の向こうに山が見える景色もなく、前回は入場料徴収に理解を示しましたが、昨日は「半額くらいでも良いかな」の印象でした。

午前中はまだ暑さも少し和らいでいたので、「新栄の丘」、「クリスマスツリーの木」、「美瑛ファーム」、「道の駅丘のくら」と精力的に回って一旦家に戻り涼みました。

午後からはこの日のハイライトを予定していました。それは、15時13分美瑛駅発の「ノロッコ号」に乗って富良野へ向かい、富良野で昨日、今日と行われている「北海へそ祭り」を見ることでした。

ノロッコ号は是非利用してみたかったので姪達だけでなく私達も喜んで乗りました。話に聞いていたとおり、窓が開け放たれた車両から「赤い屋根の家」やこの時間になって山が見え始めた十勝岳連峰などを眺めながらの小さな鉄道の旅は、普段車で走って見慣れた景色がまた違って見えて楽しいものでした。

へそ祭りは、富良野が北海道のちょうど真ん中、「へそ」にあたるからということで行われている祭りなのでしょうが、今年は第55回目を数える歴史ある祭りとなっているということでした。先日ビデオで見た「北の国から92巣立ち」でもロケに使われていましたので、ちょっと五郎さん達を探してしまいそうでした。

腹に可笑し気な顔を描いて踊るユーモアたっぷりな祭りです。露店や大道芸人達のパフォーマンスなどもあって、これぞ日本の夏祭りという気分を味わって来ました。ただ、夜7時からの演舞の競演までは滞在していられず、その前のノロッコ号ではない通常の電車で美瑛に戻って来ました。

ぜるぶの丘

昨日は、姪とその娘が旦那さんの実家の札幌に滞在していたので、朝彼らをピックアップし、初めて道央高速道を使って札幌から旭川を経由して美瑛に戻って来ました。彼らは、昨年12月末に一度美瑛を訪れていますが、その時は冬真っ盛りで白い美瑛の美しさは経験できたものの、夏本番の様子を知らないので是非それを味わってもらいたいと一緒についてきてもらいました。

お昼過ぎに美瑛に着いたので、家に戻る前に「ぜるぶの丘」、「ケンとメリーの木」、「北西の丘公園」を巡って来ました。

「ぜるぶの丘」では以前から乗ってみたかった4人乗りのゴルフカートをレンタルし、徒歩では行けない丘の先の方のエリアまで見て廻りました。ラベンダーはそろそろ終わりを迎えていますが、代わってひまわりやコキアが主役になりつつあるようです。

このガーデンは昨年10月初めに美瑛に来た時にもたくさんの花で存在感を放っていましたが、その1週間後くらいには全ての花を刈り取ってクローズしたことを覚えています。後2カ月あまりは多くの観光客を呼び寄せることでしょう。

昨年10月の丘

家に戻ってしばらく休んだ後で出かけた青い池は、今まで見たことがないほど観光客でいっぱいでした。美瑛は通過型の観光でゆっくり滞在して観光するスタイルではないことが指摘されています。観光資源には恵まれているのでそれをどう生かすか関係者の模索が続いているようです。

本州以南ほどではないにしても、美瑛も連日30度越えの暑い日が続いています。暑さばてしないように注意しながら今日も観光スポットを巡りたいと思います。

何十年ぶり？従妹達に会う

昨日から今日と１泊２日で札幌に来ています。昨日は、一切高速道路を使わず一般道だけで来ようと決めて、富良野から三笠市へ抜ける山道を通り、そこから札幌隣接の港町石狩市に出ました。家からは170㎞ほどで3時間くらいかかりました。

ランチに寄った石狩市の超人気レストラン

石狩市を訪れたのは、もう何十年と会っていなかった母方の従妹を訪ねる目的でした。私達が美瑛町に住み始めたということは私（清志）の姉から伝わっていて、同じ北海道に住んでいるのだから会っておきたいという気持ちでした。

私は、昔から家族とか親戚間の人間関係に無頓着なところがあって、その意味では無関係な敦子の方が良く覚えていて情報をくれたりするのですが、今回石狩市に住む従妹と次いで訪ねた札幌市に住む従妹（二人は姉・弟）についても、小学校の時に母に連れられて当時旭川市に住んでいた彼らを訪ねた記憶しかありませんでした。ところが話している内に、彼女が高校の修学旅行で当時私達が住んでいた日立市を訪れていたとか、私達がカナダにいる間に水戸の母の所を3回も訪れていたといったことを聞き、無頓着を恥じる気持ちになりました。

弟の方と話した際にも、30年ほど前に出張中に水戸の自宅を訪れてくれていたことは覚えているのですが、その時私達の息子がアメリカへ交換留学で出かける直前だったことや、息子の代わりに飼ったミニチュアダックスのパピーになめまくられた話などは全く記憶になく、懐かしいやら、普段気遣いを心掛けている自分の足元の暗さをここでも嘆く気持ちになりました。やはり人と会うことは良いことです。来月にはまた別な従妹を訪ねて道東を旅することも決めています。

宿泊したホテルは、今まで当たりばかりだった中ではちょっと評価が落ちる「札幌クラッセホテル」です。夕食は近くの大通公園を歩いて適当に探してみたものの、北海道らしからぬ超蒸し暑い中でビアガーデンはないだろうと、狸小路に戻って雑居ビル内の中華店で食べました。これが思いの外当たりで、久々の餡かけのお焦げと炙りチャーシューを添えたまぜそばが美味しかったです。