夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

班長

2023-09-30 07:02:29 | 日常生活

我が家が属する町内会は73世帯があり、7つの班に分かれています。そこの班長は半年ごとに交代だとかでこの10月から来年3月まで我が家が私達4班の班長となりました。昨晩、副会長なる人が早速美瑛町の広報誌と赤い羽根募金などの回覧グッズを持って来られ、班長になることは以前に町内会長さんから聞いていましたが改めてそれを自覚しました。

広報誌の配布や回覧板を回すことなどは簡単な作業ですから問題ありませんが、月700円の町内会費を徴収する仕事はちょっと面倒だなと思っていたところ、副会長さんが「まだコロナで活動も控え目なので下半期は町内会費を徴収しないことにした」というのでこれでぐっと肩の荷がおりました。

コロナ前まではここの町内会では新年会や親睦会などの町内の交流行事も行っていたようですが、思うにこれらはコロナが終息したとしても戻って来るかどうか疑問ですし、そうなると町内会というものは上記のような赤い羽根募金への協力とか、年末助け合い運動への寄付とか、社会福祉協議会、日赤への会費や出資という誰もが個々人では関わることを避けたいような社会組織へのサポートに特化して行くような気もしています。それで年間予算56万円は高くて現実的ではないようにも思うのですが、来年度はまた議論があることでしょう。

会費にこだわるのは、来年度は我が家が町内会の会計を担当することがやはり順送りか何かで決まっているからです。それだって、年に1回か2回の会費を各班長さんから受け取り口座に入金することと、各種の募金活動の支出をし、それらを決算書にまとめるだけでしょうから難しいことではないだろうとは思っています。

久しぶりに日本独特の社会活動を体験している感じです。

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カナダを発った日

2023-09-29 08:08:06 | 日記

昨日カナダの友人とメールをしていて、9月28日は私たちがカナダを発って1周年だと書いた後で手帳を見て1日の間違いがあり、昨年の今日9月29日がカナダを発って1周年記念になる日だったことに気づきました。この日の13時15分バンクーバー空港から日本へ永住帰国のために機上の人となりました。成田空港に着いたのは時差の関係で翌9月30日の金曜日でした。

昨年9月送別会をしてくれた友人達(1)

このブログは北海道で少し住み慣れた11月から始めましたので、10月の1か月は私の手帳の中にしか記録はありません。少し懐かしく手帳を眺めてみました。9月30日(金)から北海道へ飛んだ10月5日(水)までの5日間は水戸に滞在し、間に土日を挟むため役所や銀行関係の手続きは平日の3日間で行い、その他携帯電話や家具などの購入手続きは土日にも行えるととにかく時間との戦いで精力的に動き回ったことを覚えています。

昨年9月送別会をしてくれた友人達(2)

10月1日、2日の土日には日本では何をするにも電話が必要なのでまず夫婦二人それぞれの携帯電話契約をしました。機種の購入からで結構な時間がかかりました。その後は直ぐにでも必要な冷蔵庫やダイニングテーブルなどの大型家具は北海道に住み始めてからでは遅すぎるので、ネットショッピングで購入手続きをしました。しかし購入手続きは完了したものの新居への搬入には2週間くらいかかることが分かり、その間のつなぎに数日で配達される小さな冷蔵庫や後々まで利用可能な小さな机をダイニングテーブルの代わりに手配する必要もありました。

そして何と言っても必要だったのは車でした。10月5日から14日まではレンタカーを借りることにしていましたので、その間に車を購入し、車庫証明と登録を済ませて納車してもらわなければなりませんでした。車はもちろん即納が可能な中古車しか選択の余地はなく、更に北海道ですから4輪駆動でなければならず、なるべく年式の浅い燃費の良い車という条件でオンラインで探し回りました。旭川ではなかなか見つからず、札幌まで買いに出かけなければならないかと思っていた時にやっと1台条件に適う車が旭川のディーラーで見つけ、見てもいない車を即決で購入予約をしたのは北海道へ飛ぶ前日でした。

10月3日、4日の平日には役所と銀行を廻り、10月5日には「後は北海道へ出かけてから動き廻るぞ」と気合を入れてまた機上の人となりました。

まもなく北海道上陸一周年記念日がやって来ます。ささやかなお祝いでも考えることにしましょう。

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竹久夢二

2023-09-28 08:06:29 | 日記

昨日は、旭川市にある道立旭川美術館で竹久夢二展をみてきました。9月23日から開催されているもので見に行こうと考えていたのですが、先日我が家のお庭を造成してくれた平間造園の専務が久々に我が家を訪れ、その際に夢二展のチケットを2枚頂きましたのでそれではと出かけてみました。

夢二は多くの方がご存じの儚げな美人画の浮世絵画家という印象でしょうが、正に私達もその程度の認識でした。20歳の頃から数多くの作品を発表し49歳で亡くなるまで、明治末から昭和初期にかけてのイラストレーターやデザイナーの先駆けと言われる斬新な構図と色使いの作品の数々に目を奪われました。

また、趣を変えた関東大震災の写実的な記録としての記者の目線の絵も展示があり、その対比が面白かったです。彼自身は竹久茂次郎という名を夢二にしたくらいですから、この人の目指したい世界が分かるようです。大正ロマンを代表する人気の画家だったのでしょうね。

往年の夢であった欧米への外遊は世界的不況もあって成功しなかったのですが、今回の展示はその当時の「幻のスケッチ」と言われる作品の展示が冒頭に並び、彼の苦しみや戸惑いが分かるスケッチでした。

私はビビッドな色遣いのグラフィックデザイン的な美人画が好きですが、「宵待ち草」の様に詩も書く夢二は当時の女性のあこがれだったのでしょうね。憎めない女たらしの不良画家の才能の一端を感じる展示でした。

この展示に合わせて、お茶会や当時の流行歌になった「宵待ち草」のマンドリンとギターでの演奏会等あるようですので、機会があれば参加したいなと思ってます。

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子供をはねた?

2023-09-27 07:49:32 | 日記

今は秋の全国交通安全運動週間だそうで、昨日は北海道、道警、美瑛町主催の交通安全教室に半ばボランティアのように参加をして来ました。

あまり書きたくはないですが、この教室のタイトルは高齢者交通安全教室となっていて、それだからか先日の「すずらん大学」の日に参加者が募られ、手が上がる人がいなかったので軽い気持ちで引き受けました。しかし、出かけて見ると資料にはやたら免許返納への誘導めいたものばかりが並び「それが目的かい」とあまり気持ち良くはなれないものでした。前半の講義も65歳以上の高齢者の事故が多いといった話ばかりでほとんど聞き流していましたが、しかし後半になってちょっとショックな出来事がありました。

後半は3つの体験型学習で、1つは反応の速さを測るコンピューターゲームでした。パソコンに白、赤、黄、緑のライトが点滅し1つのライトだけが光って止まった時に足元にあるその色の踏み板を踏みその反応の速さを測定しました。10代から80代までの平均反応速度が表示されており、私はこういうことは得意だと自信をもって臨んだのですが、結果は50代ということで20代でないことにがっかりしてしまいました。

次に同じくコンピューターゲームで、A列車とB列車がホームに停車している絵が現れ、それぞれの電車から人が乗り換えをする状況を見て「A列車に何人乗ったか?」といった質問に答えます。毎回5人程度がAからB, BからAへと動き、途中で乗り換えると思った人が戻ってしまうこともあるので全体を把握しているにはかなり集中力が問われます。レベルが3段階あり、「ゆっくり」、「普通」は全問正解でしたが、「早い」レベルで1問つまずいてしまったのが心残りでした。

さて、問題は3つ目の運転シミュレーションゲームでした。これはかなり精巧にできたコンピュータ画面と実際の車と変わらない装置が連動したもので、運転席に座って画面上の車を運転していくものですが、途中には危険な状況が頻繁に出て来ます。こちらが直進している交差点でいきなり前方からのバイクが強引に右折してきて危うくぶつかりそうになったり、交差点で左折しようとしたら歩道を渡ろうとしている人にぶつけそうになったりしました。

そして事故は起こりました。狭い住宅街を走っていたらいきなり子供が道路に転がったボールを取りに飛び出して来て避け切れずにはねてしまいました。そこでゲームはストップ。評価も下から2番目のDでした。これはショックでした。子供が出て来たのはブロック塀で道路からは全く見えない所からだったのですが、狭い住宅街では何が飛び出てくるか分からないから絶えず注意が必要と言われぐーの音も出ませんでした。

シミュレーターのアクセルやハンドル操作が普通の車より反応が悪くてわざと事故を起こさせ易くしているのではないかという疑問を持ちながらも、ショックで何も言う気にならず、自信を持っている運転でしたがこれからは一層注意して運転しようと思いながら帰って来ました。

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ラティス

2023-09-26 07:29:00 | 

昨日は、庭に設置したラティスに防腐剤を塗っていました。ホームセンターで買ったものなので木質的にそれほど良いものではないでしょうから、年に1回は防腐剤を塗ってなるべく長持ちさせたいという魂胆です。

ラティスを設置したのはお隣さんとの境界面に11枚、北側の畑と隣接する面に6枚と2つの部分に分かれ、北側の6枚は5月に庭の造成と一緒に設置してまだ4か月しか経っていないので今回は行いません。お隣さんとの境界面11枚は昨年12月に購入したものを雪解けが進んだ3月に設置したものなので、これから12月に雪が降る前に塗っておきたいと思ったものでした。

このラティスの設置、実はかなり気に入っています。昨年10月にこの家に住み始めた時は庭の造成は雪の時期が終わってからやろうと何もしないでいたところ、12月になってお隣さんが屋根から我が家の敷地に雪が落ちることを心配して境界に設置した単管パイプにかなり年季の入ったベニヤ板を張り始めました。

これには焦りました。お隣さんにとっては敷地の裏側なので普段目にすることはないものですが、我が家にとってはもろに目の前に現れているものです。毎日これを目にすることには耐えられず目隠しのフェンスを建てようと見積もりを取ったところ200万円を超えるものでした。

それはきついと他に良い方法はないか考え抜いた結果がこのラティスの設置でした。これならお隣さんの了解を取って彼らの単管パイプに針金で括り付けるだけなので工事もいらず、ラティスの購入費4万円で済みました。結果は見た目も良く気に入りました。

それで5月に庭を造成した時には北側の畑との境界にも新たに単管パイプを組んで6枚のラティスを設置し、これで我が家の庭は周りからすっかり目隠し出来るようになり落ち着くものとなりました。

アイデアの勝利だと悦に入っています。防腐剤を塗って長持ちさせたい所以です。

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