夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

クロッカス、桜、チューリップ

2023-04-30 07:52:17 | 美瑛町~春

我が家の庭プロジェクトについて少し前にブログ記事を書きましたが、その後請負業者を決め、5月20日過ぎに工事に入り、6月中旬までに完成することになりました。改めて現在の庭を見ていたら、自然に生えたのでしょうか一輪のクロッカスが健気に咲いているのを見つけました。ちょっと嬉しくなって写真に納めておきました。

花と言えば、今最大の関心は桜です。北海道で初めて桜を見ることになりますが、5月7日からカナダから友人2組がそれぞれ訪ねてくれることになっているのでその時に満開の桜が見られれば良いなと思っています。例年でしたら正にその時期が満開のタイミングなのでしょうが、今年は例年より2週間早いとかで、昨日旭川市では桜が満開になったと報道されていました。

これは困ったと思いながら昨日は散歩方々美瑛町の桜の様子を見て来ました。すると、美瑛町はまだ一向に開花の気配はなくつぼみの状態です。今日からも暖かい日が続く予報なので多分来週中には開花すると思われますが、どうやら7日の週はまだ桜が見られそうに思えて来ました。ホッとしています。

昨日の美瑛川河畔の桜

帰りがけに小学校の脇を通ったところチューリップだけが植えられている花壇を見ました。ここもまだ全くのつぼみ状態ですが、どこにも異端児はいるもので一輪だけ咲き切っているものがいました。「あんたも頑張るね」と声をかけてやりながら、この様子だと7日の週には四季彩の丘もチューリップは見頃になっているかも知れないと思い、友人達の案内プランに組み込むことを考え始めました。

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隠れ家的なレストラン

2023-04-29 08:05:44 | グルメ

美瑛町の北西の丘にある映画「愛を積む人」のロケ地とフェルム・ラ・テールというお洒落なスィーツ&レストランまでは良く出かけていましたが、実はそのちょっと先に「ブラン・ルージュ」という隠れ家的なレストランが有ることを最近知りました。

どんな所だろうと先日お試しにランチに出かけて見ました。成程、道路からは全く見えずナビを頼りに道の奥に入ると赤い屋根のログハウスがありました。

「ブラン・ルージュ」ホームページから

扉を開けると大きな暖かなキルトのタペストリーが沢山飾ってあり、まるでプリンスエドワード島の雰囲気がして懐かしく感じました。後で伺ったところオーナーの奥様の手作りでした。

予約はしてなかったのですが他に1組の客がいただけで席に着けました。お薦めのビーフシチューのランチコースをいただいてみました。サラダにシェフ手作りパンとお肉たっぷりデミグラスソースのビーフシチューです。ビーフシチューは見た目よりあっさりとしていて多めのお肉も全部残さず食べられます。

コースにセットされているデザートは2種類から選べ、私は桜のロールケーキを選び、ドリンクは紅茶をチョイス。濃い目のダージリンが美味しかったです。

白樺林に囲まれた静かな雰囲気で、美瑛町に来て初めて美瑛町らしさを感じるレストランでした。北海道と言うと海鮮を直ぐに思い浮かぶことも多いのですが、美瑛町は北海道の真ん中で海に面しておらず、牛の放牧が盛んなことに加えて丘の畑が多い地域ですのでやはりお肉やお野菜がとても美味しいと思います。美瑛産小麦のパンも絶品でした。お値段も良心的でとっても満足のランチでした。

これから夏にかけて冬の間はクローズしていた郊外の素敵なレストランが続々オープンするようですので、まだまだ食べ歩かなければなりませんね。身体が持つかな?

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男山酒造が持つカタクリの里

2023-04-28 08:28:16 | 美瑛町~春

酒屋と花、この珍しい取り合わせについては少し説明が必要でしょう。

男山酒造は、会社のホームページによると明治初期から旭川市で酒造を始めた老舗のメーカーで、江戸時代に関西伊丹の地で造られていた清酒「男山」を正式に承継して今に至っています。1977年には日本酒として初めてモンドセレクションで金賞を受賞したという名酒「男山」は、酒の味には全く音痴ですが、大雪山の伏流水を使った旨い酒だそうです。

会社のホームページから

この男山酒造が、旭川市郊外の突哨山(とっつしょうざん)という小高い山を所有していて、ここは春の今、広大なカタクリの花の公園となり会社の好意で4月15日から4月30日までの2週間だけ無料で一般公開しています。

それをネットニュースで知り、昨日は風は強かったものの晴れの天気だったので物好きな私達はいそいそと出かけて来たのでした。カタクリの花とエゾエンゴサクの競演は既にナブさんの家で見させてもらっていたのでややテンションは低かったのですが、着いて見て、その広大さにテンションは爆上がりでした。

散策するにはちょうど良いアップダウンの文字どおり山一面がお花畑となっていました。昨年見た那珂湊海浜公園のネモフィラの丘を思い出しましたが、あちらは完全な人工のお花畑に対しこちらはそれが全くの自然の中にありました。満開からは少し遅れた感じでしたが、カタクリの花に囲まれながらゆっくりと山を歩いて来ました。

入口には「コロナ渦で酒造の営業が芳しくなく今年の公園のオープンもためらわれたが、クラウドファンディングで寄付を募って何とか開園出来た。来年以降も酒造業に励んで続けたい」旨の会社からの切ないメッセージが掲げてありました。感謝の気持ちで甘酒を買い、山を後にしました。

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美瑛町への移住を進める取り組み

2023-04-27 08:33:51 | 日記

昨夜は、「丘のまちびえい移住定住促進協議会」の定例総会があり、私達としては初めてのことだったので興味を持って参加して来ました。

横浜からの移住した京屋前会長の挨拶

先日、50年後の日本の人口が現在の1億2500万人から8700万人に減少すると言う予測が示されましたが、美瑛町の人口ビジョンでは50年後を待たず40年後にも現在の9500人から4500人へと半減すると予測が示されています。

少子高齢化に加えて一極集中現象が為せる結果で、産業誘致などは至難の業の地方自治体に出来ることは、いかに街の魅力を高め移住を促進して行くかに尽きるところがあります。

美瑛町の移住定住促進協議会も町の全面的な支援を受けて移住者84名などで構成し、年4,5回東京、大阪などで開催される移住フェアにブースを出して移住希望者に情報を提供し、夏、冬の2回2拍3日の移住体験ツアーを催しています。事務局の話では毎回移住フェアには30組以上のファミリーが興味を持って美瑛町のブースを訪れ、より具体的な移住を検討する人が参加する夏、冬の移住体験ツアーには毎回10名前後の人が参加しているそうです。

先日2期目に当選したばかりの町長も横浜からの移住者

私達のように既に移住している者については、月1回の移住定住サロンで生活情報の交換をしながらお互いの交流を図ったり、パン作り体験などの催しが行われています。

私達のような年齢では触れる機会が全くありませんが、いかに子育てがし易いかということが若い人たちの移住に当たっての大きな要素となるそうで、その点で美瑛町は評価できると若い移住者に聞いたこともあります。

これらの地道な取り組みの成果もあってか、上の人口ビジョンを作った研究機関の見通しでは老年人口は2020年をピークに減少傾向になり、2040年には老年人口と生産年齢人口の割合が均衡しそのまま推移して行くと見ています。

若い移住者の増加が人口の社会増と出生率を伸ばせるか、今は明らかに高齢者の死亡数が新生児の数を上回る自然減が続く美瑛町は今その岐路に立たされているようです。

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ひぐま大学

2023-04-26 08:21:30 | 山歩き

大雪と石狩の自然を守る会という旭川の団体がもう40年以上に渡って運営している大雪山講座「ひぐま大学」というものがあります。4年前に岡山から美瑛町に移住した岡田さんご夫妻からこの話を聞いて興味を持っていたのですが、先日インターネットで本年度の募集要項を見つけたので昨日申し込みに旭川まで出かけて来ました。

主に大雪山の山々を歩きながら動植物や地形の成り立ちを学び自然環境の保護育成を目指すという活動内容で、ゆっくりと山歩きをしたい私達に合っているのではないかと期待しています。ネーミングが面白いですね。こちらも美瑛町の「すずらん大学」のように学校形式になっていて、入退学は自由ですが、一応2年制なので今年私達は1年生として活動に参加することになります。年間の活動スケジュールは次のようになっています。

月1回5月から9月までは夏山を歩き、10月に修学旅行、11月に交流会、2月にスノーシューハイキングをして3月に修了するというサイクルです。修学旅行、交流会を除く全6回の講座の中で3回以上の出席で修了証書をもらえ、また翌年2年生として参加申し込みをするということになります。

岡田さんのお話では、会の運営メンバーが必ず事前にコースの下見に出かけ、それを元に事前勉強会が開かれ、それによって自分の体力と相談して毎回参加の可否が判断できるということなので、体力的な心配を抱えながらの参加は避けられる点が良いと思っています。旭川に集合しそこからバスでの移動なので朝早いことがちょっときついのですが、登山は皆さん夜が明ける前から行動するのが常なのだそうで慣れるしかないでしょう。

これで「すずらん大学」に次いで「ひぐま大学」の活動が入り、夏の間数回は企画されると思われる山の会の登山と6月中旬に完成するという庭造りによって家庭菜園も頑張らなければなりませんから、雪で閉ざされるまでは結構忙しい日々が続くように思えて来ました。雪の間はウィンタースポーツがあります。多分これが美瑛町に来て望んだ生活スタイルなのだと思います。それが見えて来ました。

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