夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

アスペルジュでディナー

2024-07-07 08:51:25 | グルメ

カナダからの友人夫妻と道内を旅行中にいただいた食事は皆それぞれにユニークで美味しいものでしたが、特筆したかったのは美瑛町のレストラン「アスペルジュ」でのディナーでした。私達にとっては昨年の夏に訪れてくれたニューヨーカー達との会食以来の訪問でしたが、野菜をふんだんに使うコンセプトは変わっていませんが少しづつメニュー内容も変わっていて美味しさは増していたように思いました。

前菜のパンコントマテ、最初からこういうサーブのし方のパフォーマンスが嬉しいです。

次いで、美瑛のお野菜20種類のサラダはこのお店独特のもので文句なしに新鮮で美味しかったです。

越冬ジャガイモのピューレのスープは、甘い濃い味でコンソメ味の白雪の泡が乗っていて絶品でした。写真では白くて分かりにくいですね。

この時期は通常はブロッコリーを使うのだそうですが、ぎりぎりで間に合ったと茹でた美瑛産のアスパラを卵のフランベとチーズとタルタルソースを混ぜてディップしていただきました。

そして、メインは北海道産牛頬肉の赤ワイン煮込みでした。お肉は触ると崩れるほどに柔らかく、ソースは赤ワンの香りもして絶品でした。

もちろんその間に頂いたパンは美瑛産小麦とジャガイモを使って焼き上げたもので、美味しくてお代わりしてしまいした。

デザートは牛乳のソルベにオリーブオイルを乗せブラックペッパーをかけたものと黒豆ショコラとマシュマロもパフォーマンス付きで大満足でした。

サーバーは友人のまちさん

窓の外には北海道らしい緑があって、出される料理のパフォーマンスも洗練されていて、カナダで高級レストランに慣れている友人夫妻も満足していただけたようで、私達にとっても嬉しいディナーとなりました。

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ラストアスパラ

2024-06-23 05:47:08 | グルメ

先日、アスパラを生産している友人から「これが今年最後のアスパラ」というものをいただきました。いわゆる撥ねものと呼ぶ形などが悪くて出荷出来ないものはこれまでにも何度もいただいていますが、今回はラストアスパラだからと立派なものをいただいてしまいました。

美瑛町はアスパラの産地で、5月から6月にかけてはアスパラ三昧でした。ただ、今年は収穫の時期に例年にない寒さが続き最初の収穫は10日位例年より遅かったと聞いています。その低温で相当被害があったようで、友人のアスパラ農家さん達の悲鳴が聞こえてきました。そのような中でも何度か届けてくれた友人に感謝でした。

アスパラにはアスパラギン酸やルチンにベータカロチン等などアンチエイジングや抗酸化作用等々沢山の身体に良い栄養素が多いので、この1か月ほどは嬉しい悲鳴の毎日でした。

細いものはおかかでお浸しにし、太いものは天ぷらやソテーにしてます。一番簡単で美味しいと夫が言うのは生のアスパラを並べてマヨネーズとオリーブオイルをかけてオーブンで焼くだけの物です。マヨネーズが焦げてくるころを見計らって取り出し、そのまま食卓へ出します。これが絶品です。

いただいたものを食べ切れば今年の地物は終了ですが、この一月で1年分のアスパラを食べたような気分になっています。

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レストラン六花山荘

2024-05-18 08:22:08 | グルメ

六花亭は、帯広に本店を持ち、アートビレッジや六花の森などアーティストを支援する様々な活動を行っており、お菓子の美味しさに加えてその経営方針や社会とのつながり方にも共感出来る私の大好きな菓子メーカーです。

その六花亭の予約限定レストランが中富良野にある事を昨年秋に知りました。特に宣伝をしてるわけでもないので、知る人ぞ知るの世界ですね。早速予約をとろうとしたのですが10月末には今期のお店は終了すると言う事で予約は満席で取ることが出来ませんでした。

そして今年5月10日からのオープンに向けて早速リベンジの予約を入れ、やっと昨日出向くことが出来ました。金・土・日の週末のみオープンの上、予約のみのランチコースです。ディナーはありません。

中富良野森林公園の森の中を奥深く進んだ先にそのお店はありました。道路から木製の橋を渡り洒落た木の建物は期待を裏切りません。重い木彫りのドアを開けるとにこやかなスタッフのお出迎えにホッとしました。部屋はいたってシンプルで暖炉と旭川家具で揃えた調度品と大きな窓が印象的で空間を広くとっているのにどっしりとした落ち着きがあります。

お料理は和食か洋食かは月ごとに代わるそうで、昨日は和食でした。料金は全て込みでどちらのコースも3000円です。最初に出されたのは、木彫りのお盆にご飯、豚汁、インゲンの白和えが乗っています。豚汁は大きめの器にたっぷりと入っていてとってもコクがあり美味しかったです。こんな美味しい豚汁は初めて頂きました。ご飯も米粒が立っているご飯ってこういうのを言うのかと思いました。夫と一口食べては美味しいねと言いあいながらの時間でした。

インスタ映えのする豪華さとは正反対で、写真では地味な感じに見えてしまうかも知れませんが、でもこういうスタイルを貫いていることも六花亭らしさを感じます。洋食コースも多分こういうスタイルだろうと思います。次つぎに運ばれて来た料理は、今が旬のアスパラのお浸し、メインの富良野ポークのメンチカツと春キャベツのコロッケ、熱々の茹でたてのホワイトアスパラも添えてくれました。そしてパセリを練りこんだスパイスカレーにこれまた熱々の揚げ出し豆腐です。

すでにお腹は一杯なのですが、ここからが六花亭のデザート三昧です。何と4種類も出てきました。新作のクルミを挟んだ美味しいスイーツにイチゴミルフィーユにアイスのバターサンド、そして最後はたっぷりのティラミスでした。

もちろん、昨日は夕ご飯は抜きでお腹を整えました。豪華な材料を使ったメニューでは無いのですが、何だかとっても充足感と満足感がありました。夏にカナダの友人たちが訪ねてくる予定なので調整できればここの予約を取りたいねと夫と話しながら帰ってきました。やはり六花亭は素晴らしいです。

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農珈屋本店

2024-05-11 07:24:28 | グルメ

一昨日、旭川の上野ファームに行く前に前から気になっていたレストランでランチをとることにしました。周囲は畑が広大に広がり、「こんな所にレストランがあるの?」と思ってしまう農珈屋本店です。旭川空港にも出店していてそちらは何度か利用していたので本店が気になっていました。

11時開店を目指してちょっと前に着くと、もう既に車の中でオープンを待つ人たちが数組いて驚きました。人気なのですね。建物はシンプルだけど自然材を使ったお店のコンセプトに合ったモダンな良い感じでした。

カレーの専門店ということで、私はほろほろチキンとお豆のカレーを、夫は一番辛くない豚ひき肉とトマトバターをチョイスでした。辛さが選べます。北海道ならではのスープカレーと独特のスパイスカレーと日本の食卓のカレーをミックスしたような味わいのある美味しいカレーです。もともと米農家が経営するお店で食材は厳選されておりフレッシュなお野菜とお米も美味しいです。

このカレーと共にスィーツが有名だったので、食後はピスタチオとイチゴのパフェとコーヒーを2人でシェアしながら頂きました。季節ごとのパフェも人気そうでした。サイズが大きくて食後なら半分のサイズが良いかなと思いました。小ぶりのカップのソフトクリームでも良かったかもです。

前日から一転、青空の中に白い雲と旭岳が眩しかったです。

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街の洋食屋さん

2024-04-08 07:40:15 | グルメ

先日、夫の眼科通院の折に以前から食通の友人夫妻に薦められていた旭川の「ぶたバル すぎもとキッチン」に行きたいと一緒に出かけました。旭川医大病院の近くにある小さな飲食ビルの一画にあります。中に入ってみると4人掛けテーブルが6つほどのあまり大きなレストランではありませんが、メニューを見るとカジュアルな肉料理がたくさん並んでいて選ぶのに大変なほどで、まさに街の洋食屋さんの感じです。

友人夫妻の話ではここの豚肉料理は絶品だということでした。後で調べて見ると、こちらのお肉は旭川市内で豚肉とハム・ソーセージを作っている「すぎもとファーム」のものを提供しているお店ということです。

私は看板メニューのポークステーキ(1150円)を、夫はこの日のお勧めだった和豚と和牛の合いびき肉のハンバーグ(1200円)を注文しました。ポークステーキは期待を上回る美味しさでびっくりしました。低温調理のポークステーキとメニューにはありましたが、焦げ目もついておりオニオンのソースも絶品でした。夫のハンバーグはお肉もさることながら他のビーフ料理にも使われているデミグラソースがたっぷりかかっていて美味しかったです。

この日は若いご夫婦と思われるシェフと女性が運営されていましたが、このシェフは4年前にお店を任される前は旭川市内の料理学校で講師をしていて、この教えにあこがれた卒業生も一緒に働いているとネットにはありました。伝説の凄腕シェフなのかも知れません。盛り付けのセンスもあり、次回はぜひポークカーマンベルなるものも食べてみたいなと思っています。もちろんデザートも良さそうです。

美瑛から車で30分くらいなので、ちょっと足を伸ばせば美瑛の「ブラン・ルージュ」や「千代田ファームレストラン」より価格設定がお安くカジュアルフレンチを楽しめる店として利用出来そうです。教えてくれた友人夫妻には良くこういう店を見つけたなと感謝です。

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