夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

木のいいなかま

2023-05-31 08:40:17 | グルメ

我が家の近所のお散歩コースに「木のいいなかま」という洒落たログハウスのレストランがあります。名前のとおり駐車場に立つ白樺が素敵です。

こちらは、移住者・山の会で知り合った「岡だっち」と愛称で呼ばれている好青年がお父様と一緒に運営されているお店です。以前お会いした時に「お邪魔しますね」と言っておきながらなかなか出かけられないでいたのですが、昨日初めて出向いてみました。

11時半からの営業ということでその時間に着いてみると、直ぐに店内はお客でいっぱいになってしまいました。夏にはすごい人気だと言うことが良く分かります。店内は雰囲気も良く、窓からは旭岳が良く見えました。

いただいたのは、私は丘の幸グラタンセット、夫は味噌カツでした。グラタンは美瑛のお野菜がこれでもか!という程たくさん入っていて大満足です。季節の収穫によって中身の野菜が変わるらしいのも良いですね。夏の終わりごろには坊ちゃんカボチャ丸ごとの容器に入ったシチューもあるらしく、次回はぜひそれをいただきたいと思いました。

味噌カツはひれ肉が本当に柔らかくてまた味噌の味も甘辛く濃厚で、普段料理の味に無頓着な夫もとっても美味しいと言ってました。私も少し味見をさせてもらいましたが、同感でした。

こういうお店が直ぐ近くにあるというところが美瑛の良いところなのですが、「いつ出かけても落ち着いた雰囲気でお料理が楽しめる」とはいかない点が少し残念です。カジュアルレストランは予約を取らない店が多く、しかし人気があり過ぎて席を確保することが難しいお店が多いですね。

これから夏に向けては地元民としての特権で休日は避け、開店と同時に入ることで美瑛のレストラン経験を重ねて行こうと思っています。

 

コメント

職人の世界は厳しい

2023-05-30 07:42:57 | 

庭造りプロジェクトはほぼ終わりの段階に来ています。

出来上がったはずの人工芝

しかし、カーポート裏のピクニックエリアに敷いてもらった人工芝ですが、何か出来た時から見た目にもボコボコした感じがあり、歩いてみてもブカブカ感がありました。「こういうものなのかなぁ」と思いながらもデザインを担当した造園会社の荒谷さんに話したところ、最初は彼もやや違和感を感じながらも許容範囲に思ったようでしたが、しばらくして戻って来て「やり直します」と言うのでした。「車に戻って少し遠くから見たところ自分でも納得できない仕上げだと思った」のだそうです。

そして昨日、彼の指示でやり直しの職人さんが2人来ました。前に施工した人達が来るのかと思っていたら違うチームでした。前の人達は良い人だったのですが仕上げにはダメ出しをされたのでしょう、気を悪くしないで欲しいと願います。

人工芝をはがし始めた

昨日来た職人さん達の感想も「これはダメ」というものでした。そして貼った人工芝を全てはがし、下地の砂から叩き上げて行きました。昨日1日では終わらず今日も工事に来るようです。仕上げで勝負する職人さんの世界の厳しさを見た気がしました。

はがし終えた状態

コメント

希望と石垣山

2023-05-29 07:59:59 | 山歩き

昨日は、大雪山を歩くための「ひぐま大学」入学後初めての講座として旭川近郊の愛別町にある石垣山を登って来ました。

どういう意味なのか頂上に建つ石碑

初めはどういう山行になるのか不安もありましたが、総勢40名、私達のように初めての参加者も多く、それらを引率するベテランスタッフ10数名が気を使ってくれ、所々で植物や木々の説明を受けながらの楽しい登山となりました。

石垣山は標高525mの低山で、大雪山の山開きが6月18日のためその前のこの時期に良く登られる山だそうです。特徴は、層雲峡などで有名な堆積した火山岩が縦上に亀裂がはいる柱状節理が良く見られるところなのですが、層雲峡などよりはるかに古い500万年以上前に形成されたものが目にし手に触れることが出来るということでした。

なるほどそれは素晴らしく、カナダでも見たことはありましたが、これほど岩肌が目の前に現れている姿はなかなかのものでした。ただ、山を歩くという点ではBC州で経験してきたような整備されたトレイルという印象からは程遠く、全く整備されていない道を片側は柱状節理の岸壁、片側は急斜面のがけ地という状態で歩くのですから思った以上に疲れました。

                   頂上から見た石狩川の風景

低山なので山での滞在時間は短かったため、「ひぐま大学」としては初めての試みだったようですが下山後にジンギスカン鍋のランチが用意されていました。先回りしていたスタッフ数名が全て準備を整えてくれていたので、私達は会場に着いたら直ぐに口にすることが出来るというもてなしを受けました。北海道に来て初めて名物のジンギスカン鍋を食べました。味付けされたラム肉に野菜や茹でうどんを焼いたものが美味しく、いっぱいいただいてしまいました。

バス1台での往復で久しぶりに学生時代の遠足を思い出すような一日を過ごすことが出来ました。

コメント

農作業

2023-05-28 05:32:06 | 家庭菜園

ここ数日農作業に励んでいました。気温が20度を超える日が通常となって来たようなので、今が春植え野菜の作付けタイミングだろうと思って集中しました。

昨日までに枝豆を一畝植えてトンネルと呼ばれる虫除け?対策を施し、隣にネギ、青じそ、サンチュの苗を一畝植えていました。昨日は総仕上げだと思いミニトマト、トウモロコシ、ナスの苗を買ってきて、それぞれ一畝づつ植え、夏物野菜と言われるレタス、野沢菜、春菊、ホウレンソウ、インゲンは種を買ってきて地植えしてみました。

これらで6畝を使い後2畝残しているのは、一つはアスパラガス、もう一つはイチゴにしようと思っていますが、それぞれ苗を物色中です。

これまでのところ一番苦労したのはミニトマトの雨対策で、トマトは雨にあてると良くないとかで雨を防ぐ覆いがたくさん売られています。しかし、どれも1万円前後するような高いものばかりなので、Youtubeの見よう見まねでダイソーなどから資材を揃えて自作してみました。今の時期美瑛町はなぜか毎日風が強くて屋根部分のビニールを貼ることに苦労しましたが何とか形は出来ました。ただ風を避けるために高さを低くしなければならなかったので、苗が成長してきたらもっと高くするための何か工夫が必要になります。一時しのぎです。

昨日までの作業で一番の関心は野菜たちが上手く根付くかです。1日で劇的変化があるものでもないでしょうが、今朝早起きして見てみたら、昨日までくたびれていたサンチェがしっかり立っている様子を見てホッとしました。

生まれて初めての農作業ですが、これから野菜たちを育てるための対策が次々とあるようなので毎日付け焼刃の勉強をしながら対処にあたらねばならないようです。

コメント (4)

映画「愛を積むひと」のハートの石

2023-05-27 08:26:15 | 日記

先日、我が家がお願いした造園業者の専務さんでお庭のデザインもしてくれた荒谷さんとお話をしていたら、びっくりしてしまいました。

美瑛町で撮影された映画「愛を積むひと」については何度かこのブログでも書きましたが、佐藤浩市さんと樋口可南子さん主演の初老の夫婦が美瑛町に移住した話です。この映画の中で主要な役割を演じているのが主人公佐藤浩市さんが家の周りに積み上げる石垣です。この石垣を担当したのが荒谷さんだったということでした。

裏話として、映画の撮影は1年間に渡り行われストーリーが過去に遡ったりするので石垣もあったりなかったりのシーンが必要で、その都度石垣を取り壊したり積み上げたりを3回くらい繰り返したそうです。ある時荒谷さんが映画のポスターにハート形の石があるのを見て「あれはどうしたのですか?」とスタッフに尋ねたところ「今から荒谷さんに作ってもらいたい」!とのことで慌てて作ったそうです。

美瑛町での上映会に訪れた際にお披露目(シネマズニュース)

先日バンクーバーの友人夫妻とロケ地を見に出かけた時、その話はこの時は知りませんでしたが、石垣のどこかにハート型の石があるとは聞いていたのでそれを話すと彼女が直ぐに見つけて嬉しくなった事を思い出しました。

最近ではNetflixで放映された「First Love 初恋」も北海道が舞台ですが、主人公の母親役の小泉今日子さんの家のお庭も彼が担当していて、映画の最後に流れるクレジットには彼の名前がしっかり出て来るそうです。

我が家の庭を見てもセンスがいいのと丁寧な仕事が分かりますので、そういう事なんだろうな~と改めて我が家の庭を眺めニンマリしてしまいました。何だか嬉しい出来事でした。

コメント