スポーツ報知によると
『東京都三鷹市で昨年10月、高3の女子生徒が刺殺されたストーカー事件で、殺人罪などに問われた元交際相手の無職・池永チャールストーマス被告(22)の控訴審初公判が16日、東京高裁(大島隆明裁判長)で開かれた。
今年8月、裁判員裁判だった1審の東京地裁立川支部は「執拗(しつよう)で残忍。計画性も高い」として懲役22年を言い渡したが、弁護側は「母親のネグレクト(育児放棄)など過酷な成育歴が十分に考慮されておらず、1審の量刑は重すぎる」と主張した。検察側は控訴棄却を求め、即日結審。判決は来年2月6日に言い渡される。
池永被告はもみあげを長く伸ばして出廷。1審では「遺族に共感できない」などと謝罪を拒絶していたが、被告人質問で「1審後、気持ちが変わった」として、10月上旬に初めて遺族に謝罪文を送ったことを明かした。だが、受け取りを拒否され、12月にもう一度送ったものの、再び拒まれたという。被害者参加した遺族に「遅くなりましたが、命を奪ってしまい、おわび申し上げます」と謝罪。遺族感情をどう思うか、と問われ「自分の妹がそんな目に遭ったら、怒りで身が焦がれる思いになると思う」などと述べた。
検察側は遺族の意見陳述を求めたが、大島裁判長が却下した。代理人によると、両親は「1審判決はあまりに軽すぎる。人を殺したら命を差し出して償う、少なくとも一生かけて償うのが当然だ」と主張し「娘には何の落ち度もなかった。被告の反省や謝罪を全く信用していない」と陳述する意向だったという』とのことです。
なぜ,東京高等裁判所は,被害者の意見陳述を許さなかったのでしょうか。
おそらく,第1審でも被害者遺族は意見陳述を行い,それと同じだからでしょう。
しかし,被害者遺族は,裁判官に生で自分たちの気持ちを短時間でも聴いてもらうことが「救い」になるのです。裁判官はそれだけ重要な存在なのです。
だから,被害者の意見なんか聞き飽きたと言わずに,意見を聴いてやって欲しいです。
『東京都三鷹市で昨年10月、高3の女子生徒が刺殺されたストーカー事件で、殺人罪などに問われた元交際相手の無職・池永チャールストーマス被告(22)の控訴審初公判が16日、東京高裁(大島隆明裁判長)で開かれた。
今年8月、裁判員裁判だった1審の東京地裁立川支部は「執拗(しつよう)で残忍。計画性も高い」として懲役22年を言い渡したが、弁護側は「母親のネグレクト(育児放棄)など過酷な成育歴が十分に考慮されておらず、1審の量刑は重すぎる」と主張した。検察側は控訴棄却を求め、即日結審。判決は来年2月6日に言い渡される。
池永被告はもみあげを長く伸ばして出廷。1審では「遺族に共感できない」などと謝罪を拒絶していたが、被告人質問で「1審後、気持ちが変わった」として、10月上旬に初めて遺族に謝罪文を送ったことを明かした。だが、受け取りを拒否され、12月にもう一度送ったものの、再び拒まれたという。被害者参加した遺族に「遅くなりましたが、命を奪ってしまい、おわび申し上げます」と謝罪。遺族感情をどう思うか、と問われ「自分の妹がそんな目に遭ったら、怒りで身が焦がれる思いになると思う」などと述べた。
検察側は遺族の意見陳述を求めたが、大島裁判長が却下した。代理人によると、両親は「1審判決はあまりに軽すぎる。人を殺したら命を差し出して償う、少なくとも一生かけて償うのが当然だ」と主張し「娘には何の落ち度もなかった。被告の反省や謝罪を全く信用していない」と陳述する意向だったという』とのことです。
なぜ,東京高等裁判所は,被害者の意見陳述を許さなかったのでしょうか。
おそらく,第1審でも被害者遺族は意見陳述を行い,それと同じだからでしょう。
しかし,被害者遺族は,裁判官に生で自分たちの気持ちを短時間でも聴いてもらうことが「救い」になるのです。裁判官はそれだけ重要な存在なのです。
だから,被害者の意見なんか聞き飽きたと言わずに,意見を聴いてやって欲しいです。