ヘコまされた被害者&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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歩車分離信号

2013年06月02日 15時05分22秒 | 相続
 今から5年前の4月13日
 『愛する家族が他人の不注意によって突然殺傷される悲惨な交通犯罪。
道路交通の中にあってもっとも脆弱な歩行者は、車の危険から身を守るため青信号の横断歩道を渡ります。
 しかし、わが国の交差点の信号システムは、同方向の人と車を同じ青信号で流します。
 したがって、同じ青信号で右左折する車両により殺傷される歩行者があとを絶ちません。
 人間の注意力とは不確実なものです。生身で歩く横断者の安全を、同じ青借号で交錯する車両運転手の注意力にたよる交差点システムでは、この理不尽な事故を防止することはできません。 
 歩行者を巻きこむ右左折事故の防止は、人と車を分けて流す「歩車分離信号」が もっとも有効な策であることは、今日良識ある関係者の常識となりつつあります。
 しかし、全国的に導入されている歩車分離信号は、安全重視より渋滞の懸念や車効率優先の思考が抜けきれず交差点全体の2%といまだその数が少ないのが現状です。
 そこで私たちは、車優先より人命優先を訴える多くの方から歩車分離信号の普及について賛同の声をいただき「命と安全を守る歩車分離信号普及全国連絡会」を結成いたしました。
 本会では、交差点の構造死を誘発する歩行者を巻きこむ右左折事故の根絶に向け、「歩車分離信号」の普及率を上げる活動を行ってまいります。また、交通安全の新たな理念として、教育と人の注意力に頼る事故防止策だけでなく、道路交通においてもヒューマンエラーを事前に防止する安全安心な交通システムの提供を担当行政に求めてまいりたいと思います。
 皆様のご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。』
 との主旨で,歩行者と車とを分離して通行させる信号,つまり,歩車分離信号を全国に普及させる運動がスタートしました。

 歩行者と車を分離しても,防げない交通犯罪はいくらでもありますが,一つのパターンの犯罪には,極めて有効です。かけがえのない人一人の命が救えるのですから,その設置費用など安いものです。

 是非,この普及推進運動を応援していきましょう。
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