ANNAN(ふれでぃ・えとう)の気まぐれ日記

シンガーソングライター、そしてQUEENトリビュートバンドQUEENESSのボーカルでもあるANNANの日記

でっかいどーほっかいどー(番外編前編・・・がんばれF本!)

2007-06-26 18:44:01 | ANNAN
ANNAN北の大地ツアー07が終わった翌日の日曜日・・・

ワシはすすきのの「ロビンソン」におった。普段ならこの日には東京に戻るのが普通のワシの行程である。しかし、今回は「昼の仕事」の関係者との打ち合わせが、ここ札幌で入っていたのだ。およそ2時間ぐらい、札幌在住の仕事上のパートナー氏と打ち合わせを行い、メシを食べようという話になった。

パートナー氏:「江藤さん何を食べたいですか?」
ワシ:「うーん、せっかくだからスープカレーとかいいね」
パートナー氏:「どこかお目当ての店あります?」
ワシ:「そーだなー、リトルスプーンとかでいいんじゃない?」
パートナー氏:「そんなの渋谷にもあるじゃないですか」
ワシ:「じゃあ、オススメの店があったらそこにしようよ」


というわけで、最近、評判の「Suage(すあげ)」というスープカレーの店でメシを食う。なかなか美味かった!だけど店を出るときに、お店の名刺もらったら・・・

なんだ、渋谷(正確には代官山)にも支店があるんじゃない。

それから、岩見沢に向かうワシ。

KWEENを強力にサポートしてくれる友人F本氏。KWEENがRising Sunに出演したときに、たまたまオーディエンスの中にいた彼。その後いろんなイベントを通じて仲良くなり、北海道でのライブ時にはいつもサポートをしてくれていた彼。ワシよりも1歳下の彼が、約1ヶ月前に脳梗塞で倒れたということで、お見舞いに行ったのだ。

いろんな意味で冗談のきくヤツである。ある意味、存在自体が冗談のカタマリみたいなヤツである。もし、ワシがお見舞いの花の代わりに仏花を持っていったとしても、ゲラゲラ笑い飛ばすだろう。岩見沢についたら、なにか見舞いの品でも買って・・・と思ってたんだけど・・・

駅前はガラーっとしてて
店は開いてもいない。


はるか彼方にSEIYUの看板が見えたので、まずはそちらへ。花を探すが、400円とか500円とかの小さな花束しか売っていない。しかも、出来合いの花束だけで、そこで花束を作って・・・てことができないみたい。他に何かないのかな?と思ってみてみると、
胡蝶蘭とか(さすがに「祝い系」はまずいだろう
鉢植えの観葉植物とか(これまた、病院に「根がつく」ということで、まずいだろう

そんなのしか置いていない。
仕方ないので「夕張メロンゼリー」を買うワシ。

相手が東京の人間ならともかくも、北海道の人に「夕張メロンゼリー」・・・
だってそれしかないのだから仕方あるまい。

幸いなことに、彼は言語および記憶障害が一切なかったらしい。口も達者。体も動かせるのだけど、バランスが取れないので、自分で歩行はまだできない。

ワシ:「でもさぁ、不幸中の幸いだよね。だって記憶とか言語とかが不自由だったら、それこそ社会生活に困るじゃない。」
F本君:「そうなんだよね。体は今のところ不自由だけど。まあリハビリ頑張るしかないよね。完全に直らなくても、今より悪くはならないからさ。気持ちに焦りはあるんだけど、すぐに良くなるものでもないし。」

なんて会話をしながら、そんでもって、今の日本の音楽シーンの話とかしながら2時間弱。

ワシ:「そんじゃまた、北海道来るときは会いに来るから。それまでに病院出ててね。」
F本君:「わかった」

いつものように超明るい笑顔で彼に送られて、岩見沢駅に戻るワシ。その日の夜、彼からメールが入った。ワシがツアー中に見舞いに行ったことに、いたく感激してくれたらしい。ワシが帰った後、涙が止まらなかったとも書いてあった。ヤツにしては、とても珍しく感傷的なメールであった。

彼が病院から出て、たとえ車椅子やら杖やらの助けを借りなければならないことになったとしても、今までと同じように笑って話せる仲間として、病院の外で再び会える日を待っている。そして、BRITS BEAT CLUBの入り口前の廊下で、フル○ンで君が暴れる姿を、また見せておくれ!

がんばれF本!!!

そんでもって札幌に戻り、別の友人と夕飯へ。

夕飯に出かける道すがら、こんなクルマを見かけた。ワシが、鈴木宗男氏のことを茶化した「離党(たびだち)」という替え歌の中で、ネタにさせていただいている「新党大地」である。実際の街宣車を見てちょっと感動・・・そんでもって、市電なんかも写真に撮ったりする。



興に乗ったので、珍しくカラオケなんぞに出かけたりもして・・・

そんなこんなで、ホテルに戻ろうとして、ふと思いついて、狸小路の「ジャージーバー」に立ち寄るワシ。ここジャージーバーは、F本君から紹介されたバー。見舞いに行ったことだし、ここで1杯飲んで帰るってのもいいかな?と思って。どーせワシの正体がバレるわけでもないし、一見客を装えばOKと思ったのだけど・・・

甘かった

お客さんの中に、以前イベントをご一緒した方がいたのだ。一瞬で面が割れるワシ。ついでにその方からおごってもらい。そうするともう1杯は自分で買わなきゃってなるわけで。結局、F本君の話やら、KWEENの話やらで盛り上がり、ホテルに戻ったのは1時を大きく回っていましたとさ。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

でっかいどーほっかいどー(その4)

2007-06-26 18:42:28 | ANNAN



さて、今回のANNAN北の大地ツアー07の最終公演となるBar NudEでのライブ。 

ここNudEは、オーナー氏がQUEENファンで、オープンした頃からラストの時間に「Who Wants To Live Forever」を毎日のようにかけていたとのこと。北海道のイベンターであり、Rising Sun Rock Festivalの主催者でもある、WESSの某氏とも仲がいいということで、ワシがボーカ ルを務めるQUEENトリビュートバンドKWEENを、開店10周年記念イベントのメインとして呼ん でくれたこともある。確か、あれはKWEENがRising Sunに出演した2年後の2005年だったかな?

以後、毎年NudE主催で、11月中旬~下旬にFreddie Mercury追悼ライブを開催。ワシがソロ(時にUK Kuritaと同行)で毎年アコースティックライブをやらせていただいておる。今回は、6月16日の22時過ぎにBRITS BEAT CLUBでの公演を終了後に、ミニライブ形式でNudE で歌うことになっていた。

22:30、BRITS BEAT CLUBからNudEに電話を入れるワシ。

ワシ「ちょっと遅くなったけど今から行くね!」
オーナー「もうちょっと遅くなっていいですよ」
ワシ「???」
オーナー「今日はなんか集まりがよくないので・・・」


というわけで、23時過ぎ(本来開演予定が23時)にNudE到着。確かに人はいつもに比べて少 ないようである。しかも、いつも来てくれる常連の皆さんの一部の顔が見えない。どうやら 、祭りやら出張やらで都合が悪い人が多かったとか。それでも、このこじんまりしたバーには、半分強のお客様。

マイク1本だけ!

という、中学校 の文化祭みたいなセッティングだけど、そもそもワシの声は、この広さであればマイクなし でもOK。というわけで、クイーンの楽曲を演奏しまくってきた。

ワシ「今日、1曲だけ日本語の歌を用意しました」
観客「なんだろう???」
ワシ「♪月がポンと出りゃ♪・・・」
観客「♪星がポコ♪」
大合唱「♪ポンポコ札幌・・・狸小路はポンポコシャンゼリゼ♪」


というわけで、ここからはネタのオンパレードになってしまった。

今まで、東京以外では封 印していた「相鉄線のヤマト」、「小田急線のヤマト」をリクエストされて歌ってみたら・ ・・ウケました。というわけで、ライブ終了したのが午前2時。そこから飲んで、NudEを出たのが午前3時30分 。

すでに東の空は明るくなり始めていた。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする