ANNAN(ふれでぃ・えとう)の気まぐれ日記

シンガーソングライター、そしてQUEENトリビュートバンドQUEENESSのボーカルでもあるANNANの日記

アコースティックギター4

2006-01-19 19:41:27 | ANNAN

さぁて今回はGibsonの巻!

これは2002年に我が家にやってきたGibson DOVEというギター。
1995年、すなわちGibson創業100周年記念の年に製作された1本だ。ラベルも通常と違い、Gibson 100周年記念と書いてある(モチロン日本語ではない)。また、ペグ(糸巻き)も通常はシルバーパーツであるのに対して、これはゴールドが使われている。

2001年に、このモデルを探していたのだが、なかなかいい1本に出会えず、結局Guild D100を購入したワシ。しかし、このモデル特有の「チャキチャキした音」がどうしても欲しかった。たとえて言うなら、仲間由紀恵が大好きだったのだが、途中で伊藤美咲に出会ってそちらと付き合った。しかしやっぱり仲間由紀恵も好きというのに似ている・・・どこが???



さて、このギターの特徴は何と言ってもピックガードに貝で装飾されたハト(これはニワトリ)。姉妹モデルにHummingbirdというのが存在し、時々ワシのギターを見て「ハミングバードですね?」と聞いてくる方がいるが、それは間違い。ハミングバードはハチドリ(これはひよこ)を意味し、そのモデルのピックガードには、貝ではなく色付で掘り込まれたハチドリの絵が入っている。

DOVEは、一言で言えば「快活、明るくクリア」な音を出すギターである。これはサイドバックがメイプルであることに起因する。また、ボディーがMartinあたりのドレッドノート(いわゆるDタイプ)に比べてやや薄いことも、こういう音の性格を作っている要因だろう。ワシのGuild D100あたりと比べると、確かに深みに欠ける音ではあるが、ストロークでもフィンガーでも(いえ、別に怪しい話じゃなくて、ギターの弾き方の話ね)きっちりした音を出す。

このモデルで人気なのは1960年代の初期モデルで、アジャスタブルブリッジを装着したものである。確かにジャキジャキしたGibsonらしい音を出すのは確か。ワシのモデルは1990年代中盤という、Gibsonのアコースティックギターの人気が落ち込んでいた時期のモデル。あまりデキのいいギターは作っていなかった時代である。このギターは、元アリスのキンちゃんこと矢沢透氏の経営するビンテージギターショップRim Shotというお店で見つけた。このモデルとしては、かなり安めの値段設定だったので、店長の田安さん(通称イージーさん)にその理由を聞いてみたら、「人気のない年代のギターだから」ということ。でも実際に弾いてみるとコンディションはよく、しかもかなり音がいい。ほとんど即決状態で購入を決めたワシだった。

このギターも、Fishman Acousticというピックアップを取り付けている。ライブでもレコーディングでもよく使う。ステージ映えするし、ボディーが軽めなのも魅力。なかなかプライスパフォーマンスの高いギターである。

Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする