イチロー選手のこと。
試合後の引退会見観ていたら、日本テレビで”ブチッ！”と突然切れて、一瞬何のことか分からなかったが、
すぐに他局にチャンネルを替えて可能な限り観た。そしてその後のニュースや新聞などでも観たり読んだり。
私はイチローが時別好きって訳では無かった。
凄い選手だとは勿論思っていたけれど、何かこう・・求道者的雰囲気を漂わせ、下らない質問は
受け付けないぞ的なイメージで、どちらかと言えばクール？ムダなことは言わない？テレビ向きじゃない？
多分根っこはシャイな人で、もしかしたら不器用なのかも・・とは感じてはいたけれど。
でも今回の引退に関してのあれこれ。勿論あの日の球場での出来事、そして会見でのやりとり等を観て
彼は間違いなく世界の球界のレジェンドになる人だな・・と感じた。
普通じゃない、尋常じゃない。あの肉体と精神。誰もが真似の出来ることじゃ無いよね。
会見で印象に残ったコメントはいくつもあった。
そーだ、そーなんだよっ！と感動・納得させられることいっぱいあった。
・子どもたちにと言われ、”好きなことを見つけて欲しい”と言った。出来る出来ない、向くか向かないの
判断じゃなく、夢中になれること、熱中出来ることをと。好きならばこそ立ちはだかる壁にも向かえると。
⇒いや～・・・済みませんが、私も全くそう思いますわ。
・後悔などあろうはずが無いと言い切った。イチローにしたら当たり前だろ。それはおそらく、必死で
やって来たイチローだから言えることだと思う。
他人より頑張ったということはとても言えないが、自分なりに頑張って来たとははっきりと言える。
これを重ねて来て、重ねることでしか後悔を生まないということは出来ないのではないかと。
⇒重みのある言葉です。
・力以上の評価をされるというのはとても苦しい。やりがいがあって達成感を味わうこと、満足感を味わうこと
はたくさんあったが、じゃあ楽しいかというとそれとは違う。
・日本のプロ野球に戻るという選択肢はなかったのか？という質問に、”無かった”とはっきりきっぱり答えた。
⇒これ、カッコいいね。そもそもが、イチローと言う人を理解していたら、こんな愚問出なかったと思うが。
だってね、普通はメジャーに挑戦しに行った人が、アメリカで通用しなくなっても日本では通用するって
話じゃない？これ。勿論 人気頼りの集客も期待しての不純な動機？も有りのお誘いだ。
渡米期間が短い人は過去そういう人も居たかも知れないし、それはそれでその人の選択だから別にいいんだ
けれど、相手はイチローだよ？あれだけメジャーで結果を残して来た人だよ？
そのイチローにする質問か？っての。イチローに失礼じゃない？
そんな選択、イチローにあろうはずがない。聞いたヤツ、バカか？と思ったよ。
・生き様というのは僕にはよくわからないが、生き方と考えれば・・・
⇒私も生き様と言う言葉好きじゃない。”生き様”と言うほどどんな凄い生き方なんだ？と思ってしまう。
大層な言葉だこと。
・人より頑張ることなんてとても出来ない。あくまで測りは自分の中にある。それで自分なりにその測りを
使いながら、自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返して行く。そうすると、
いつの間にかこんな自分になっているんだという状態になる。
・少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないと思う。一気に高みに行こうとすると、今の自分の
状態とギャップがあり過ぎて、それは続けられないと僕は考えている。地道に進むしかない。進むというか、
進むだけではない。後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると
決めたことを信じてやっていく。
でも、それが正解とは限らないわけで、間違ったことを続けてしまっていることもある。でも、そうやって
遠回りをすることでしか本当の自分に出会えないというか、そんな気がしている。
・アメリカのファンは最初は厳しかった。最初の２００１年のキャンプなんかは”日本に帰れ”としょっちゅう
言われた。
・一番我慢したことは？という質問に
僕は我慢出来ない人。楽なこと、楽なことを重ねているという感じ。自分が出来ることを、やりたいことを
重ねているので我慢の感覚がない。
⇒我慢なんていっぱいしたに決まっている。でも我慢したことなんて人には言いたくないんだよ。
・団体競技なんだけど個人競技。これが野球の面白いところ。チームが勝てばそれでいいかというとそうでは
無くて、個人として結果を残さないと生きていくことは出来ない。
⇒めっちゃ正論やんね。
・成功かどうかってよくわからない。どこから成功で、そうじゃないのかって、まったく僕には判断出来ない。
だから成功という言葉は嫌い。
⇒質問したヤツ、成功の論理言ってみ？
・メジャーリーグに挑戦するということは大変な勇気だと思うけど、でも成功、ここではあえて成功と表現するが
成功すると思うからやってみたい。それが出来ないと思うから行かないという判断基準では、後悔をうむ。
出来ると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。その時にどんな結果が出ようとも
後悔はないと思う。
⇒出来ると思うことに挑戦するのは最早”挑戦”とは言わないだろうね。
質問の内容に、ん？って思うこと多々あったけれど、それは置いといて。
色々聞いていると、やっぱりイチローってただものじゃないんだな、あんな偉業を成し遂げる人だもの
普通の神経や並みの忍耐力であり努力では無いだろうと分かる。どれほど黙々と日々の鍛錬・精進を
重ねて来たことだろう。それだけでも尊敬に値する。
イチローの言葉ひとつひとつがとても重い、と感じたよ。常識人で賢くてとても真面目な人なんだと思う。
自制するだの自分を律するだのストイックだの、そんな簡単な言葉ではくくれない様な人なんだろう。
私は第２回だったかのＷＢＣ決勝で、不振だったイチローが最後の最後に打って、決めて、日本が勝った
時の喜びと興奮は、未だに覚えている。
さすがイチロー！とあの時は思ったし、それこそ本当に”持っている人”だと思ったよ。
相手韓国だったしで、余計嬉しかった。
でもあの後イチローは胃潰瘍かなんかになって休養したんだよね。
あのイチローにして、どれ程の重圧？だったろうとしみじみつくづく思った。彼も人間だったんだと。
ひとつの区切りをつけたとしても、イチロー本人の中身は何も変わらないんだろうな。
偉業を成し遂げ褒め称えられ、何だかこれからバカ出来ないと言うか、本人にとっては生きにくい世界に
益々なって行くんじゃないの？とちょっと気の毒に思わなくも無いけれど、何だか又違う形でのビックリと
言うか、活躍を見せてくれそうな気がする。
とにもかくにも、私にとっては”お疲れさま”じゃなくて、”おめでとう！”のような気がする。
試合後の引退会見観ていたら、日本テレビで”ブチッ！”と突然切れて、一瞬何のことか分からなかったが、
すぐに他局にチャンネルを替えて可能な限り観た。そしてその後のニュースや新聞などでも観たり読んだり。
私はイチローが時別好きって訳では無かった。
凄い選手だとは勿論思っていたけれど、何かこう・・求道者的雰囲気を漂わせ、下らない質問は
受け付けないぞ的なイメージで、どちらかと言えばクール？ムダなことは言わない？テレビ向きじゃない？
多分根っこはシャイな人で、もしかしたら不器用なのかも・・とは感じてはいたけれど。
でも今回の引退に関してのあれこれ。勿論あの日の球場での出来事、そして会見でのやりとり等を観て
彼は間違いなく世界の球界のレジェンドになる人だな・・と感じた。
普通じゃない、尋常じゃない。あの肉体と精神。誰もが真似の出来ることじゃ無いよね。
会見で印象に残ったコメントはいくつもあった。
そーだ、そーなんだよっ！と感動・納得させられることいっぱいあった。
・子どもたちにと言われ、”好きなことを見つけて欲しい”と言った。出来る出来ない、向くか向かないの
判断じゃなく、夢中になれること、熱中出来ることをと。好きならばこそ立ちはだかる壁にも向かえると。
⇒いや～・・・済みませんが、私も全くそう思いますわ。
・後悔などあろうはずが無いと言い切った。イチローにしたら当たり前だろ。それはおそらく、必死で
やって来たイチローだから言えることだと思う。
他人より頑張ったということはとても言えないが、自分なりに頑張って来たとははっきりと言える。
これを重ねて来て、重ねることでしか後悔を生まないということは出来ないのではないかと。
⇒重みのある言葉です。
・力以上の評価をされるというのはとても苦しい。やりがいがあって達成感を味わうこと、満足感を味わうこと
はたくさんあったが、じゃあ楽しいかというとそれとは違う。
・日本のプロ野球に戻るという選択肢はなかったのか？という質問に、”無かった”とはっきりきっぱり答えた。
⇒これ、カッコいいね。そもそもが、イチローと言う人を理解していたら、こんな愚問出なかったと思うが。
だってね、普通はメジャーに挑戦しに行った人が、アメリカで通用しなくなっても日本では通用するって
話じゃない？これ。勿論 人気頼りの集客も期待しての不純な動機？も有りのお誘いだ。
渡米期間が短い人は過去そういう人も居たかも知れないし、それはそれでその人の選択だから別にいいんだ
けれど、相手はイチローだよ？あれだけメジャーで結果を残して来た人だよ？
そのイチローにする質問か？っての。イチローに失礼じゃない？
そんな選択、イチローにあろうはずがない。聞いたヤツ、バカか？と思ったよ。
・生き様というのは僕にはよくわからないが、生き方と考えれば・・・
⇒私も生き様と言う言葉好きじゃない。”生き様”と言うほどどんな凄い生き方なんだ？と思ってしまう。
大層な言葉だこと。
・人より頑張ることなんてとても出来ない。あくまで測りは自分の中にある。それで自分なりにその測りを
使いながら、自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返して行く。そうすると、
いつの間にかこんな自分になっているんだという状態になる。
・少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないと思う。一気に高みに行こうとすると、今の自分の
状態とギャップがあり過ぎて、それは続けられないと僕は考えている。地道に進むしかない。進むというか、
進むだけではない。後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると
決めたことを信じてやっていく。
でも、それが正解とは限らないわけで、間違ったことを続けてしまっていることもある。でも、そうやって
遠回りをすることでしか本当の自分に出会えないというか、そんな気がしている。
・アメリカのファンは最初は厳しかった。最初の２００１年のキャンプなんかは”日本に帰れ”としょっちゅう
言われた。
・一番我慢したことは？という質問に
僕は我慢出来ない人。楽なこと、楽なことを重ねているという感じ。自分が出来ることを、やりたいことを
重ねているので我慢の感覚がない。
⇒我慢なんていっぱいしたに決まっている。でも我慢したことなんて人には言いたくないんだよ。
・団体競技なんだけど個人競技。これが野球の面白いところ。チームが勝てばそれでいいかというとそうでは
無くて、個人として結果を残さないと生きていくことは出来ない。
⇒めっちゃ正論やんね。
・成功かどうかってよくわからない。どこから成功で、そうじゃないのかって、まったく僕には判断出来ない。
だから成功という言葉は嫌い。
⇒質問したヤツ、成功の論理言ってみ？
・メジャーリーグに挑戦するということは大変な勇気だと思うけど、でも成功、ここではあえて成功と表現するが
成功すると思うからやってみたい。それが出来ないと思うから行かないという判断基準では、後悔をうむ。
出来ると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。その時にどんな結果が出ようとも
後悔はないと思う。
⇒出来ると思うことに挑戦するのは最早”挑戦”とは言わないだろうね。
質問の内容に、ん？って思うこと多々あったけれど、それは置いといて。
色々聞いていると、やっぱりイチローってただものじゃないんだな、あんな偉業を成し遂げる人だもの
普通の神経や並みの忍耐力であり努力では無いだろうと分かる。どれほど黙々と日々の鍛錬・精進を
重ねて来たことだろう。それだけでも尊敬に値する。
イチローの言葉ひとつひとつがとても重い、と感じたよ。常識人で賢くてとても真面目な人なんだと思う。
自制するだの自分を律するだのストイックだの、そんな簡単な言葉ではくくれない様な人なんだろう。
私は第２回だったかのＷＢＣ決勝で、不振だったイチローが最後の最後に打って、決めて、日本が勝った
時の喜びと興奮は、未だに覚えている。
さすがイチロー！とあの時は思ったし、それこそ本当に”持っている人”だと思ったよ。
相手韓国だったしで、余計嬉しかった。
でもあの後イチローは胃潰瘍かなんかになって休養したんだよね。
あのイチローにして、どれ程の重圧？だったろうとしみじみつくづく思った。彼も人間だったんだと。
ひとつの区切りをつけたとしても、イチロー本人の中身は何も変わらないんだろうな。
偉業を成し遂げ褒め称えられ、何だかこれからバカ出来ないと言うか、本人にとっては生きにくい世界に
益々なって行くんじゃないの？とちょっと気の毒に思わなくも無いけれど、何だか又違う形でのビックリと
言うか、活躍を見せてくれそうな気がする。
とにもかくにも、私にとっては”お疲れさま”じゃなくて、”おめでとう！”のような気がする。
