クラスメイトが亡くなった。
昨年の6月だったかに、コロナを挟んで数年ぶりのクラス会の幹事をしてくれたY子さん。
そのクラス会で、クラスのLINEしようと誰かが言い出して、ほとんどの人が参加してLINEでの連絡網が出来た。
それで知ったのだった。
彼女は一人っ子だった。クラス会で『4世代同居なのよ』と話してくれた。ご両親と優しいご主人とご長男家族と。
幸せなのが手に取るように解った。学生時代から可愛くて笑顔でふんわりと柔らかくて温かい雰囲気でお嬢様だった。
そんな昔のまま何も変わってない。『可愛らしいおばーちゃんだね』と、お孫ちゃんと接する時の彼女をイメージ
したりした。
あまりの突然の訃報に、皆が愕然とし信じられない思い。病気が発覚したのが昨年の10月らしい。
あまりにも早く短い闘病だった。仲の良かったご家族はやり切れないだろうな・・と思いを馳せた。
LINEでやり取りしているのを知って?ご主人が彼女のスマホから少しの説明とお礼を送って下さった。
文面から、どんな方なのかが大体想像出来る。素敵なご主人だったのね。
72歳はまだまだ早い。早く逝き過ぎだよ。次の幹事を引き受けた私は、住所録とかよろしくねとお願いしたよ。
なのに何で?って。
私たちの学校は、中学で入学すると高校から取らない一貫教育だったので(今は違うみたいだが)、6年間同じ顔だ。
そして毎年クラス替えをするものだから学年中で知らない顔は居ないし、そしてそのまま多くの人が上の短大か
女子大に行った。なので、クラスが同じでなくても皆仲が良い。
昨年末には、違うクラスだったけど皆が知っている存在感のあるMちゃんが亡くなった。どのクラスにも、
ボスとは言わないが目立つ存在、存在感のある有名人が1人2人は居たものだ。そんなリーダー的存在だった
Mちゃんもあまりにも早く旅立った。
私たちはもう、いつ誰がどうなってもおかしくないと言う年齢に差し掛かっているのだ。昨年末は芸能人でも
70歳少し超えた位の人たちが、相次いで亡くなった。特に歌手の方々。驚きと共に、何とも言えない気分だった。
おそらく私たちは、自分たちの親世代ほどは長生き出来ない。そんな風に皆思っている。お母様が健在の友も
何人か居る。
近しい人が亡くなるのは悲しいし寂しい。残された人のことを思うと胸が痛む。
でも早かれ遅かれ、みんな等しくいつかはあちらへ行く。又会おうね、それまで待っててね。そう思って
見送るしかない。無情であり無常であり無念・・・。
先の見えない、残された時間の中で、自分の思い描くストーリーに沿って暮らして行ければいいなと思う。
そんな上手く行くかどうかも分からないけれど、少なくとも真面目に正しく、そして思い通りに生きて行きたい。
”未練も悔いも無く” は私には到底無理だと思っている。この世におさらばする時は、多分、未練も悔いもいっぱい
残して逝くに違いない。
真面目に正しくはいいけれど、断捨離はどうするのよっ!終活はっ!という娘たちの声が聞こえて来そうでは
あるが・・・(^^;
Y子さん、安らかにお眠りください。合掌