虹の彼方に ~ over the rainbow ~

好きな音楽、映画、本など、気ままに綴っているblogです♪ about the musics,films,books.

『 誰がほんとを 』

2008-09-23 00:10:18 | books


子供が、最近、自分のことに、気が付きはじめてしまって…。

そのことで、自分を、ものすごく責めたり、私を、つい責めて

しまったりして、よけい、悩んでいるみたいです…


そのことを、子供に聞かれても、

なんとか、ごまかしている(←これでも、元気付けているつもり

なんだけど…)情けない私…。


食事が、なかなかとれなくて、栄養が、十分に摂れないので、

そのうち、病気になってしまうでしょう…。

子供は、生まれつき、健康な人に比べて、命が短いのです…

いつまで、生きられるか、わからないです…

私は、その時まで、元気で生きていて、子供のそばにいてあげて、

最期を、看取ってあげることが、できるでしょうか…


私の、自分のことは、自分から、行って、知ることができたのに。

子供は、自分からは、できないのに…。


難しいことだから、誰かに、相談しても、

最終的に、どうするか、決めるのは、親なのです…。

はっきり言って、

どうしたらいいか、わからないのです…





『 誰がほんとを 』     詩  金子みすゞ



誰がほんとをいうでしょう、 

私のことを、 わたしに。  

 よその小母さんはほめたけど、  
 
 なんだかすこうし笑ってた。    


誰がほんとをいうでしょう、 

花にきいたら首ふった。  

 それもそのはず、 花たちは、  
 
 みんな、あんなにきれいだもの。    


誰がほんとをいうでしょう、 

小鳥にきいたら逃げちゃった。  

 きっといけないことなのよ、  

 だから、言わずに飛んだのよ。    


誰がほんとをいうでしょう、 

かあさんにきくのは、おかしいし、 

 (私は、かわいい、いい子なの、  

 それとも、おかしなおかおなの。)    


誰がほんとをいうでしょう、 

わたしのことをわたしに。  





( 金子みすゞ 『 てのひら詩集 2 』 より )




この、金子みすゞさんの詩は、子供の真っすぐな心を、

豊かに、表現していて、とても好きな詩ですが…

その「真っすぐさ」ゆえに、

読んでいて、心が、痛くなります…


今まで、私が、知らない間に、

傷つけてしまった、人々へ…

そして、つい、傷つけてしまった、私の子供へ…

本当に、ごめんなさい。


私も…傷ついているのです…




読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。