虹の彼方に ~ over the rainbow ~

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童話とアニメ 『 銀河鉄道の夜 』

2010-02-07 03:42:17 | books


ご訪問してくださり、ありがとうございます


            


宮沢 賢治 [ Kenji Miyazawa ] ( 1896年 ― 1933年 ) 作の、

小説 『 銀河鉄道の夜 』 ( 『 Night on the Galactic Railroad 』 )

を、はじめて、読んだのは、中学生くらいの頃でした。


当時、わたしの通っていた、小学校の国語の教科書に、宮沢 賢治 作の

『 やまなし 』 という詩が、載っていました。

何度も、音読した、この詩に、不思議な感動を、覚えて、以来、

宮沢 賢治 の童話を、読むようになりました


同じく、当時の教科書に、載っていた、宮沢 賢治 作の 『 永訣の朝 』

という詩を、読んでは、涙を、流しました。


そうして、宮沢 賢治の作品も、言い伝えられている、人となりも、
大好きになりました  そして、とても、尊敬しています


10数年前に、宮沢 賢治ゆかりの地を、訪ねて、岩手県に、旅したことがあります。

当時、賢治が、花巻農学校 ( 現在の、岩手県立花巻農業高等学校 ) の先生をしていた頃、

賢治は、羅須地人協会を、設立し、昼間は、自ら、農作業にいそしみ、

夜になると、農民たちを集め、科学やエスペラント、農業技術などを教えたそうです


旅の道中に、賢治ゆかりの地を、めぐっていたときに、

『 賢治先生の家 』 ( 羅須地人協会 ) と言われていた、

岩手県立花巻農業高等学校の敷地内にある、ニ階建ての家を、拝見させてもらったときに

( 一般に、公開されています ) 、

玄関の壁に、黒板があって、そこに、当時のままに、

「 下ノ 畑ニ 居リマス 賢治 」

と、白いチョークで、書かれてありました。

それを、目にした瞬間、時が、タイムスリップしたような、不思議な思いがしました。

本当に、畑仕事をしていて、留守にしているようで、もう少ししたら、

こちらへ、賢治が、戻られるのではないか、と当時の様子が、しのばれました。


また、賢治は、周囲の人々を集めて、レコードの鑑賞会や、

子ども向けの童話の朗読会も、されていたそうです。


旅を終えて、その後に、 『 銀河鉄道の夜 』 の絵本を、見つけたときは、

とても、うれしかったですね!

おちびが、生まれて、大きくなってから、何度か、読み聞かせをしました

お話の内容は、おちびには、難しいのですが、 藤城 清冶 さんの絵が、素晴らしいので、

絵だけでも、知ってもらえたらと思いまして …


1985年に、杉井 ギサブロー 監督により、宮沢 賢治 作の 『 銀河鉄道の夜 』 の、

劇場アニメーションが、作られて、公開されたました


プロデューサーに、原 正人、田代 敦巳、原案に、ますむら ひろし、

脚本に、別役 実、音楽に、細野 晴臣、美術に、馬郡 美保子、

( 敬称略 ) スタッフは、以上の方々です。


主人公や、主要な登場人物を、猫の姿に擬人化してあって、

とても、ユニークで、独特な世界観が、生まれています。




銀河鉄道の夜


   細野 晴臣 さんの音楽が、すばらしいです!




宮沢賢治 星めぐりの歌 (歌)



『 星めぐりの歌 』   作詞 ・ 作曲  宮沢 賢治 


あかいめだまの さそり  ひろげた鷲の  つばさ

あをいめだめの 小いぬ  ひかりのへびの とぐろ

オリオンは高く うたひ  つゆとしもとを おとす

アンドロメダの くもは  さかなのくちの かたち

大ぐまのあしを きたに  五つのばした  ところ

小熊のひたいの うへは  そらのめぐりの めあて



一度、聴いたら、忘れられない、優しくて、美しい、心に残る、素晴らしい歌ですね




「銀河鉄道の夜」予告編(日本語版)


KAGAYA スタジオ制作のプラネタリウム番組 『 銀河鉄道の夜 』 の予告編です。

昨年、この特集が、上映される日に、さいたま市青少年宇宙科学館に、見に行きました。

プラネタリウムのドームいっぱい、360°に広がる銀河のパノラマ風景を、

楽しむことができて、素晴らしかったです




Trailer of "The Celestial Railroad"(English version)by KAGAYA Studio





( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい




宮沢 賢治が、作詞 ・ 作曲した、 『 星めぐりの歌 』 の冒頭の部分の、

「 あかいめだまの さそり  ひろげた鷲の  つばさ

  あをいめだめの 小いぬ  ひかりのへびの とぐろ 」

のところの歌を、どこかで、聴いたことがあるなあ、としばらく考えていたら、

黒沢 清 監督作品の2002年の映画 『 アカルイミライ 』 に、登場する、

守の父役の、俳優 藤 竜也 さんが、映画の中で、はな歌のように、歌っていたのが、

この 『 星めぐりの歌 』 でした。


映画 『 アカルイミライ 』 を、見てから、ずっと、この歌のフレーズが、

印象に残っていて、今になって、やっと、知ることができて、

すごい、うれしいですね




             

  
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読んでくださり、ありがとうございます

それでは、また。。。


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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
賢治さんの宇宙 (トッペイ)
2010-02-07 09:55:58
 岩手県に旅をされたのですね。
ほとんど、地元から出る機会がありませんが、いつかは、賢治さんのゆかりの地を音連れたいと思っています。
 にじかなさんの、触れ合いのはじめは中学生の時だったのですね。
 お子さんと、絵本での銀河鉄道の旅、素敵なことです。
 今年も、プラネタリウムで、銀河鉄道の夜を、観に行こうと思っています。家の近くにあるので、去年も何回も行きました。
 その中で歌われる星めぐりの歌も聴くことも目的の一つです。
 また、賢治さんのお話をしてくださいね。
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今年も (^^)
2010-02-07 22:06:50
さいたま市の青少年宇宙科学館では、新しくなったプラネタリウムの装置でまた上映するそうですよ。最新式の装置なので楽しみです。
返信する
こんにちは☆ トッペイさんへ (にじかな)
2010-02-08 09:56:32
トッペイさん、コメントありがとうございます!

トッペイさんのお家の近くに、プラネタリウムがあるのですね!
気軽に見に行けて、いいですね☆
『星めぐりの歌』は、今になって、はじめて、ちゃんと知りました。
本当に、素晴らしい歌ですね。

岩手県は、素朴で、自然豊かな、とてもよいところでした。
イギリス海岸(北上川にある白い岩の岸辺)に行ったり、
釜石線(“銀河鉄道”のモデルとなったところ)に乗りました。
今も、これから先も、当時のままであることを、願っています☆
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ありがとうございます。 (にじかな)
2010-02-08 10:03:42
^^さん、こんにちは。
ご訪問とコメントをありがとうございます。

今年も、また、さいたま市青少年宇宙科学館で、上映されるのですね!
知らなかったです~。情報をありがとうございます。
機会がありましたら、また見に行きたいです☆
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