虹の彼方に ~ over the rainbow ~

好きな音楽、映画、本など、気ままに綴っているblogです♪ about the musics,films,books.

若かりし頃の R.E.M.

2008-09-30 01:41:19 | R.E.M.
 

私の記憶は、今、タイムスリップ、しています

 なんだか、最近、忘れていた、昔のことが、

 何故か、よみがえってくるのです!!



 ↑ この画像は、たぶん、1980年代前半の頃の、

 R.E.M.のメンバーだと、思います。右から、

 drums/vocalsのビル・ベリー

 bass/vocalのマイク・ミルズ、guitarのピーター・バック、

 lead vocalのマイケル・スタイプ、です。



彼らの年代の見分け方は…

lead vocalのマイケル・スタイプ(いちばん左の人)の、

“髪型の変化”で、わかります

マイケルくん、昔は、こんなに、ふさふさだったのに…

だんだん、短くなっていき…突然、坊主頭になったきり…

そのまま、髪を、伸ばさないでいるのか、ある部分が、伸びないから、

ずっと、あのヘアスタイルに、落ち着いてしまったのか…!?

(マイケルくん、こんなこと、書いてごめんなさい

「髪型、変えたの、僕の勝手じゃん!!」って思うよね…



たぶん、この頃のマイケル・スタイプは、20歳くらいだったんじゃない

かな~ 彼の、うつむきかげんの、物憂げな表情が、

妙に、カッコよくて…ときめいていた、あの頃が、懐かしいです~




  


  ↑ 彼らの、1982年に発売された、初のミニアルバム 『 Chronic Town 』 、

  当時のアメリカのインディー・レーベル、I.R.S.より、

   '83年に発売された、デビューアルバム 『 MURMUR 』 、から、

   '86年発売のアルバム 『 LIFES RICH PAGEANT 』 までの、

  R.E.M.が、私は、いちばん好きですね

  あの、何を歌っているのか、アメリカ人でさえも、聞き取りにくかった、

  という「伝説」のあった!?頃が…






  ↑ R.E.M. の ’83年のアルバム 『 MURMUR 』 より、

  ↓ 『 Radio Free Europe 』 のTVライヴ映像です



REM - Radio Free Europe





  

  ↑ R.E.M. の ’84年のアルバム 『 Reckoning 』 より、

  ↓ 『 So. Central Rain (I'm Sorry)  』 のTVライヴ映像です




REM - So. Central Rain



( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい



この以降では、1992年に発売され、大ヒットしたアルバム、

『 AUTOMATIC FOR THE PEOPLE 』 や、ドラムのビル・ベリーが、

バンド活動を、休止するようになり、3人になってからの R.E.M. として、

2001年に発売された、アルバム 『 REVEAL 』 などが、好きですね









読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

THE BEATLES  『 CARRY THAT WEIGHT 』

2008-09-29 02:55:29 | THE BEATLES


ビートルズの、この曲も、私は好きです!!

この 『 CARRY THAT WEIGHT 』

という曲は、一度聴いたら、そのメロディーと歌が、印象的で、

心に残ってしまって、忘れられないですね 

歌詞も、ゆっくりと、歌われていて、同じフレーズを、

くり返しているので、英語のわからない私にも、聴いているだけで、

なんとなく、意味が伝わってきたりして…  

まさに、「名曲」だと思います!!


  THE BEATLES の ’69年のアルバム 『 ABBEY ROAD 』

  ( ↑ 上の画像は、このアルバムのジャケットです ) より、

  ↓ 『 CARRY THE WEIGHT 』 の画像ビデオです




The Beatles:Carry That Weight




( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい



『 CARRY THAT WEIGHT 』    (LENNON - McCARTNEY)


Boy, you're going to carry that weight

Carry that weight a long time

Boy, you're going to carry that weight

Carry that weight a long time

I never give you my pillow

I only send you my invitations

And in the middle of the celebrations

I break down



(訳詞)

きみは その重荷を 背負っていくんだ  

これからの 長い人生  ずっと……   

きみは その重荷に 耐えていくんだ  

これからの 長い人生  ずっと……   

きみに 枕なんか あげる気はない   

ただ 招待状を 送るだけさ   

そして お祝いの席の最中に   

僕は 泣き崩れてしまう   





( THE BEATLES アルバム『 ABBEY ROAD 』より )






この曲は、「Boy~」から、はじまる、前半の部分を、

メンバー全員が、歌っていて、後半から、

『 You Never Give Me Your Money 』

のメロディーに、なっていて、ポール、ジョン、ジョージの3人で、

コーラスをしています。


まだ、世の中の厳しさを、知らない、少年に、これから、一人で、

生きていく「覚悟」を、もたなければならない、と伝えたいけれど、

無邪気な少年を、見ていて、立ち尽くしてしまう、

この唄の、主人公の気持ちが、痛いほど、伝わってきます…


私が、子供に、「本当のこと」を、伝えなければならない時が、

来たら、きっと、この唄を、思い出すことでしょう…




読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

Suzanne Vega 『 Cracking 』 の ’85年ライヴ!

2008-09-28 04:54:17 | EU,US musics


  ↑ アメリカの、女性シンガーソングライター・ギタリスト

  Suzanne Vega ( スザンヌ ・ ヴェガ ) の、

  1985年に、発売された、デビューアルバム

  『 Suzanne Vega 』
のジャケットです。




その当時、velvet undergroundやルー・リード、レナード・コーエン、

Talking Headsなどに、影響を受けていた、というか、好きだった、

という、Suzanne Vegaに、実は、私、

当時、かなり、影響を、受けていました~!! 


デビューアルバムが、発売されて、初来日した時の、

彼女の、アコースティック・ギター1本で、弾き語り、

のライブに、行きましたー!!

アコースティック・ギターを、かかえて、1人で、ステージに立つ、

彼女が、すごいカッコいいかったんだよね~


そんなわけで、私が、ギターに興味をもち、弾くようになった

きっかけは、Suzanne Vegaなのです!!

それから、彼女の曲を、コピーして、弾き語りしてましたね


当時の彼女は、意外にも、パンクや“ニューウェイヴ”

(→今でいうと「オルタナティブ」あるいは、「インディーズ系」ロック

って感じかな!?)に、影響を受けていて、

「The Smiths の、モリッシーのユーモアが、好き」と、語っていたくらいで、

このアルバムは、彼女の方針では、

「アコースティックギターで、パンクな曲を、作りたかった」

と、インタビューで、語っていたのを、覚えています。

「プロデューサーが、Nicoの『 Femme Fatale 』というアルバム

に、影響を受けていて、あのような感じにしたくて、結果的に、

ストリングスを、多用した、ふわっとした作品になってしまった。

私は、もっと、パンクっぽい感じに、したかった」とも、

語っていました。


当時の彼女にとっては、「もの足りなかった」このアルバムですが、

“ニューヨークの詩人”と、言われていた、彼女の、詩の描写が、

素晴らしくて、私は、このアルバムが、いちばん好きですね~


私の大好きな、この『 CRACKING 』という曲は、

Suzanneが、冬に、ニューヨークの公園を、歩いていて、

そこで、見かけた、「ある女性」について、詩に書いたもの、

だそうです…




↓ SUZANNE VEGA の ’85年のアルバム 『 SUZANNE VEGA 』 より、

『 Cracking 』 の ライヴ&映像ビデオです




Suzanne Vega - Cracking




( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい




『 CRACKING 』   written by  Suzanne Vega



It ' s a one time thing

It just happens a lot

Walk with me And we will see What we have got ah ...


My footsteps are ticking Like water dripping from a tree

Walking a hairline And stepping very carefully ah ...


My heart is broken It is worn out at the knees

Hearing muffled Seeing blind Soon it will hit the Deep Freeze


And something is cracking I don ' t know where

Ice on the sidewalk Brittle braches In the air


The sun is blinding Dizzy golden ,  dancing green

Through the park in the afternoon Wondering where the hell

I have been ah ...





( Suzanne Vega アルバム『 Suzanne Vega 』より )




読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

ギターを弾く Juliana Hatfield ♪

2008-09-27 08:31:23 | Juliana Hatfield / The Breeders
 
 
   ↑ ライヴで、ギターを弾きながら歌う、Juliana Hatfield




Juliana Hatfield ( ジュリアナ ・ ハットフィールド ) は、

20年くらい前は、まだ、めずらしかった、

女性(シンガーソングライター・)ギタリストでした。



私が、知っている限りでは、当時は、他に、Suzanne Vega、 P.J.harvey、

バンドだと、the Breeders、veruca salt、あたりですかね~。

そして、忘れてはならない、Bonnie Rait!!

彼女のことは、また、そのうち、書きたいと思います



このJuliana、カッコいいので、載せてみました~!!

ライブでも、シンプルな、3ピース・バンドとして、

演奏しているようです




読んでくれて、ありがとうです  

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

Juliana Hatfield 『 Only Everything 』

2008-09-26 04:21:41 | Juliana Hatfield / The Breeders
 
 
  ↑ Juliana Hatfield の、1995年発売のアルバム

 『 Only Everything 』 より、


 『 Simplicity is Beautiful 』 のライヴ映像です ! 




J. Hatfield performing "Simplicity is Beautiful" at Aarhus






Juliana Hatfield のアルバム 『 Only Everything 』 より、

私の好きな曲の、

『 Bottle and Flowers 』、『 Hang Down From Heaven 』、

『 My Darling 』、の3曲を、UPしてみました



当時は、輸入盤を買うことが、多かったので、訳詞は付いていません


それでも、なんとなく、歌っていることの意味は、わかるので、

昔から、なんか、すごい、共感して聴いていましたね…


この3曲も、 「 私の人生のテーマソング 」 です!!永遠に…





『 Bottle and Flowers 』   written by Juliana Hatfield



Reach inside carefully. Feel my psyche.

Make it last. Put this moment under glass.

Nobody really can do that.

What a low fantasy. She don't know how to live.

So alone. Somebody take me home. Alone too long it drags on.

It's so wrong. So alone. So alone.

Catatonic insomniac lying in the grass.

What is she thinking of, overlooked by everybody?

A long embrace, though you won't see it on her face.

She's so alone. Somebody take me home. Alone too long it drags on.

It's so wrong, so alone, so alone.

Feels like an end, so much unsaid. Feels like an end, so much unsaid.

So alone, somebody take me home. Alone too long it drags on.

It's so wrong, so alone, so alone. So alone, so alone, so alone.







『 Hang Down From Heaven 』   written by Juliana Hatfield



Love is everywhere I'm not allowed. I feel he's been to hell,

but he's near to heaven now.

I need to see it. I can't not have it, so inscrutable, so beautiful.

I try. I try. I try.

His head is I don't know. I'm stuck outside again. Can't get in.

I can't move him.

I think I like it because it hurts to not know, Pain is so.

I tried. I tried. I tried







↓ Juliana Hatfield の ’95年のアルバム 『 Only Everything 』 より、

『 My Darling 』 のスタジオ・ライヴ映像です




Juliana Hatfield - My Darling (live 1995)





( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい




『 My Darling 』    Written by Juliana Hatfield



You're hurting me my darling, my darling, my darling.

It's killing me my darling, my darling, my darling.

Tell me what can I do, help me help you.

You never give me anything, anything, anything.

But you needed everything., much, much more than I could bring.

I heard the things that you said.

Things really are messing with my head.

Sweet on the outside, but bitter on the inside.

I'm giving up now, but I swear to God I really tried.

I was happy as a child.





読んでくれて、ありがとうです  

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

Juliana Hatfield 『 in exile deo 』

2008-09-25 00:36:20 | Juliana Hatfield / The Breeders
    

 Julianaのアルバムは、みんな好きですが、

 その中でも、 『 BECOME WHAT YOU ARE 』、

 『 Only Everything 』、『 beautiful creature 』、

  ↑ ’04年のアルバム 『 in exile deo 』
( ※ 画像参照 ) 

   など、大好きですね~!!




この、長い間、どんな時も、どんなことがあっても、

いつも、Julianaの歌に、元気と、勇気を、もらってきました

時には、その、カッコいいギターのフレーズを、

カーステで、ガンガン鳴らして(笑)、ストレス発散したり…




私、基本的に、英語わからないんですけどぉ…

ほとんど、輸入盤を買っているので、訳詞がないんですよね…

訳詞付きの日本盤って、出てるのかな…? あったら、ほしいな




Julianaの曲は、私の人生の“テーマソング”的な、部分もあって、

今まで、かなり、ヘビロテしてきているせいか、

英語の歌詞を、覚えてしまっていたりするので、そうすると、

しぜんと、詩の意味とかも、なんとなく、ですが、

わかってきたりするんですよ




私の好きなJulianaの歌は、2004年に発売された、

アルバム『 in exile deo 』(※画像参照) では、

『 tourist 』、『 forever 』、『 because we love you 』、

『 singing in the shower 』、『 my enemy 』、
 など

が、好きですね!!




↓ Juliana Hatfield の ’04年のアルバム 『 in exile deo 』 より、

『 Forever  』 のギター弾き語りの、スタジオ・ライブです




juliana hatfield Forever





『 forever 』   written by Juliana Hatfield


Red light Red light Go to green

Don't make me cry Don't make me scream

And don't think I don't know It's already 10:43

I could pray Or toss and turn all night long But it hurts

And I know no one that I know Will see me here

Just one more then I'll quit forever

You're a secret I try to hide But people see it in my eyes

And in the way I can't concentrate When I need you

I think I know how much I've thrown away

If I had you now I think I'd be okay

I'm just letting go So I can breathe

Just one more then I'll quit forever

Red light went to green And now I don't feel anything

Don't think I don't know it's really bad for me

I can't live my life You're dragging me down

My heart pounding Is the only sound

If I wake up tomorrow You'll be gone

Just one more Then I'll quit forever

Forever Forever And ever Amen







『 because we love you 』 written by Juliana Hatfield


daddy dance with me too far gone to even speak

Niel Young on the radio four dead in Ohio

daddy are you asleep your son's a mess and daughter's freak

and when you hit the road this time it's a heavy load

we tried everything to get you back even sprung a junkie from rehab

i'll have another drink if it makes you laugh

we'll try anything because we love you

daddy michael and me a long long time ago we were family

and i don't want to let you go this life is all we know

we tried everything to get you laugh even put a monkey on my back

have another drink if it makes you sad

we'll try anything because we love you because we love you







↓ Juliana Hatfield の ’04年のアルバム 『 in exile deo 』 より、

『 my enemy  』 のライブ映像です




juliana hatfield my enemy





( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい




『 my enemy 』    written by Juliana Hatfield


put your ear next my beating heart

still alive and if you pick me up in your arms

i'll give you one more chance to try and knock me down again

if you want you can stand me up on frozen ground

go on take aim when i open my mouth

i still love my enemy

you appointed me the stoic one

not allowed to cry these tears but silence belies

the pain you pushed inside impossible to love is all

that i know how to be but in my heart

i keep repeating you didn't mean to hate me

i still love my enemy





これから、また、 Juliana を聴こうかな~




読んでくれて、ありがとうです  

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

ジュリアナの新譜 『 How To Walk Away 』 ★★★★★

2008-09-24 04:07:02 | Juliana Hatfield / The Breeders
  

  ↑ アメリカの、女性シンガー・ソングライター・ギタリスト、

 Juliana Hatfield ( ジュリアナ・ハットフィールド ) の、

  ’ 08年のNEWアルバム 『 How To Walk Away 』 は、

 すばらしい !!

 ( あの、“ Baby Voice ” は、健在です ! )




Juliana Hatfield の ’08年のアルバム 『 How To Walk Away 』 より、

『 The Fact Remains 』 のアコースティック ・ ギター弾き語りの

スタジオ ・ ライヴ映像と、

『 Shining On 』 の ’08年5月21日に、

ニューヨークの Joe ' s Pub というところで行われた、

ライヴ映像です




Juliana Hatfield - The Fact Remains





Juliana Hatfield "Shining On" 5/21/08





( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい ) 




彼女が、ソロ活動を始めて、1992年に、アルバム 『 Hey Babe 』 を、

出してから、20年近くになりますが、その頃から、大ファンの

私にとって、今もなお、あの頃の“輝き”を、失うことなく、

アルバムを出すごとに、着実に、アーティストとして、成長しているし、

素晴らしい曲を、作っている、彼女を、私は、とても尊敬しています !!




彼女は、今まで、ずっと、アメリカでも、日本でも、

「 成功 」している、とは、いえないけれど、それでも、

こうして、頑張っている、地道な姿に、励まされます


今でも、その、素晴らしい曲たちを、聴くことのできる、

しあわせを、しみじみと、感じています ~ !!




このアルバム 『 How To Walk Away 』 の中では、

『 The Fact Remains 』 、 『 Shining On 』 、

『 Remember November 』 、 『 Such a Beatiful Girl 』 、

『 Law Of Nature 』
 など、

好きです




読んでくれて、ありがとうです  

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

『 誰がほんとを 』

2008-09-23 00:10:18 | books


子供が、最近、自分のことに、気が付きはじめてしまって…。

そのことで、自分を、ものすごく責めたり、私を、つい責めて

しまったりして、よけい、悩んでいるみたいです…


そのことを、子供に聞かれても、

なんとか、ごまかしている(←これでも、元気付けているつもり

なんだけど…)情けない私…。


食事が、なかなかとれなくて、栄養が、十分に摂れないので、

そのうち、病気になってしまうでしょう…。

子供は、生まれつき、健康な人に比べて、命が短いのです…

いつまで、生きられるか、わからないです…

私は、その時まで、元気で生きていて、子供のそばにいてあげて、

最期を、看取ってあげることが、できるでしょうか…


私の、自分のことは、自分から、行って、知ることができたのに。

子供は、自分からは、できないのに…。


難しいことだから、誰かに、相談しても、

最終的に、どうするか、決めるのは、親なのです…。

はっきり言って、

どうしたらいいか、わからないのです…





『 誰がほんとを 』     詩  金子みすゞ



誰がほんとをいうでしょう、 

私のことを、 わたしに。  

 よその小母さんはほめたけど、  
 
 なんだかすこうし笑ってた。    


誰がほんとをいうでしょう、 

花にきいたら首ふった。  

 それもそのはず、 花たちは、  
 
 みんな、あんなにきれいだもの。    


誰がほんとをいうでしょう、 

小鳥にきいたら逃げちゃった。  

 きっといけないことなのよ、  

 だから、言わずに飛んだのよ。    


誰がほんとをいうでしょう、 

かあさんにきくのは、おかしいし、 

 (私は、かわいい、いい子なの、  

 それとも、おかしなおかおなの。)    


誰がほんとをいうでしょう、 

わたしのことをわたしに。  





( 金子みすゞ 『 てのひら詩集 2 』 より )




この、金子みすゞさんの詩は、子供の真っすぐな心を、

豊かに、表現していて、とても好きな詩ですが…

その「真っすぐさ」ゆえに、

読んでいて、心が、痛くなります…


今まで、私が、知らない間に、

傷つけてしまった、人々へ…

そして、つい、傷つけてしまった、私の子供へ…

本当に、ごめんなさい。


私も…傷ついているのです…




読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

『 不思議 』

2008-09-22 00:39:36 | books


自分が、子供だった頃、いろんなことが、不思議だった…。

でも、大きくなるにつれて、少しずつ、忘れていってしまった。


子供の頃のことを、思い出そうとすると、断片的に、「その風景」が、

表れてきて…。毎回、思い出す風景は、違うのだけれど…


例えば、さといもの、大きな葉を、傘かわりにさした、帰り道とか…。

昔、住んでいた、アパートの、狭い裏庭に、大きな、いちじくの木が、

あって、よく眺めていたこと…。

クリスマスの朝、枕元に、おもちゃの、金のくしと、金の手鏡が、

置いてあったこと…



けれど、私の子供のほうが、もっと、もっと、いろんなことが、

不思議で、たまらないようです…







『 不思議 』     詩  金子みすゞ



私は不思議でたまらない、 

黒い雲からふる雨が、 

銀にひかっていることが。  


私は不思議でたまらない、 

青い桑の葉食べている、 

蚕が白くなることが。  


私は不思議でたまらない、 

たれもいじらぬ夕顔が、 

ひとりでぱらりと開くのが。  


私は不思議でたまらない、 

誰に聞いても笑ってて、 

あたりまえだ、ということが。




( 金子みすゞ 『 てのひら詩集 2 』 より )



金子みすゞさんの、この『 不思議 』という詩は、

子供が、ふだん、何気なく、感じている、

自然の世界に、対する、純粋な想いを、

鋭く、表現していて、素晴らしいと思います

私も、小さな頃、きっと、よく「なんで?」「どうして?」と、

周りの大人に、聞いていたに、違いない…

でも、今は、その頃、何が知りたかったのか、

まったく、覚えていないのです…


あまりにも、いろんなことが、今まで、ありすぎて…

記憶のどこかに、埋もれてしまったのでしょう…




読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

映画 『 ア カ ル イ ミ ラ イ 』

2008-09-21 04:08:42 | Jo Odagiri / Ryo Kase


何年も前に、見た、映画が、

また、すごい見たくなることって、ありませんか?


私は、ずっと前に、見た、映画 『 アカルイミライ 』

( ↑ 上の画像は、この映画の DVD のジャケットです )が、

久々に、見たくなって、なぜか、ちょっと、ドキドキしながら

見てみました !!


この映画は、2002年に、公開されたのですが、リアルタイムで、

映画館では、残念ながら、見れなくて、それから、しばらくして、

レンタル屋さんで、借りて、見たのです。


「 日本の映画は、おもしろいと思う 」ようになったのは、

この映画を、見たことが、きっかけでした。



この映画が、初主演となった、オダギリジョーさんは、

ユウジ、という名の青年を、演じています。

このユウジと、同じ職場で、働く青年、マモルを、

浅野忠信さんが、演じています。

このマモルの父を、演じているのが、ベテラン俳優の藤 竜也さん。

この3人の俳優さんが、一堂に会している、というのも、すごい

と思いますが、それでいて、黒沢 清監督作品なのです!!

当時、国内外で、とても話題になったのではないでしょうか。


今をときめく、加瀬亮さんが、マモルの弟役で、ワンシーンですが、

出演していますし、まだ、無名に近かった頃の、松山ケンイチさんも、

“ 若者たち ” のひとり役で、出演しています!

こう見ると、そうそうたる、出演陣ですよね ~ !!



ユウジ 「 昔から、オレは …  寝ると、よく夢を見る。

     それは、いつも、決まって、未来の夢だった … 」


この、言葉から、はじまる、この映画の、オープニングのシーンが、

私は、とても好きです!! 

公開されてから、もう、何年も、経つのに、

この映画は、今も、色褪せることなく、私を、魅了し続けるのです …!


いつも、何かに、苛立っている、ユウジと、それを、見つめる、マモル。

そして、マモルとユウジは、しだいに、「 兄弟 」のように、

思えてくる、ある「 絆 」が、芽生えはじめ …


黒沢監督は、ユウジについて、

「 『 映画 ダーティー ・ ハリー 』 の、ハリーのように、

世間に、対して、常に、何かに、苛立ちを、感じている 」

というようなことを、語っていたのを、覚えています。

今の、日本、そして、東京でも、そのような人は、

どこにでも、いるのだろうし、そうである人のほうが、

ある意味、「 普通 」な感覚を、持った人々、なのではないでしょうか … 。


そんな、東京に、当たり前のように、引き寄せられる、若者たち。

彼らは、その“居場所”を、求めて、街を、彷徨うのですが …

ある事件に、巻き込まれた、ユウジは、ありのままの自分を、

受け入れてくれた、マモルの父のもとへ、向かい …


ユウジ 「 許して … 」

マモルの父 「 僕は … 許す 」 「 僕は、君を、許す 」
   
       「 僕は、君たち、すべてを、許す … 」


私には、この言葉が、黒沢監督の、すべての、現代の若者たちへの、

メッセージ、のように、思えてならないのです … 。

というか、マモルの父の姿と、黒沢監督とが、

重なって見えてしまうのです … !


現代の東京を、生きる、若者たちと、「 大人 」 と言われる、

かつては、同じ、若者だった、人たちとの、決して、わかりあうことのない、

生き方を、“新しい視点”から、見つめた、素晴らしい映画だと、

私は、思います!!!


ラストシーンは、まさに、「 目から、鱗が落ちる 」 ような、

感動を、呼び起こし、見る者の、心に、すがすがしい風を、

吹かせることでしょう … !!


この時の、ユウジである、オダギリジョーさんの、表情が、

なんとも、言えず、素晴らしいのです …


映画 『 ア カ ル イ ミ ラ イ 』 は、

オダギリジョーさんに、とって、

そして、日本の映画を、愛する、すべての人々にとって、

もはや、欠かすことのできない、

大切な作品に、なったのではないでしょうか




読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!