虹の彼方に ~ over the rainbow ~

好きな音楽、映画、本など、気ままに綴っているblogです♪ about the musics,films,books.

RADIOHEAD 『 IN RAINBOWS 』 特集! part 4

2009-02-28 07:22:39 | Radiohead / Thom Yorke
グリムス キーワード「自然エネルギー」


ご訪問してくださり、ありがとうございます


RADIOHEAD の  ’ 07年のアルバム

『 IN RAINBOWS 』 より、

『 Bodysnatchers 』 、 『 Reckoner 』 、

『 Jigsaw Falling Into Place 』 の スタジオ ・ ライヴ です





Radiohead - Bodysnatchers (Scotch Mist Version)





Radiohead - Reckoner (thumbs down version)





Radiohead - Jigsaw Falling Into Place (Scotch Mist Version)




( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい



生音に、勝るものは、ないですね。

何よりも、真っ直ぐに、心に響いてくる。

機械ではなく、人間が生み出している音、っていう感じ。

それが、すごくリアルだから、人から人へ 、

しぜんに、伝わる。


フットボールでいうなら、奪ったボールを、

誰もためらうことなく、なんの迷いもなく、

全員で、いっきに攻め上がって、

すばやいシュートを、打つ。


キーパーが、はじくかもしれないボールを、

必ず、誰かが、ねらっている。


RADIOHEAD の ライヴを見ていると、

そんな感じがしますね。


試合を見に行って、さぶいぼができるくらいの、

すごいプレーを、魅せられた感じと似てる。


彼らの集中力は、すごいと思うし、そういう「 無 」

の 境地でいるときって、ふだんでは出せないものを、

発揮できたりする。 まさに、スーパープレイ


彼ら自身、すごい、楽しそうだしね





  




読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


blogram投票ボタン width= ブログラムランキング参加中! 

RADIOHEAD 『 IN RAINBOWS 』 特集! part 3

2009-02-27 09:51:36 | Radiohead / Thom Yorke
グリムス キーワード「砂漠化」


ご訪問してくださり、ありがとうございます


RADIOHEAD の  ’ 07年のアルバム

『 IN RAINBOWS 』 より、 

『 House of Cards 』 、 『 Videotape 』 の PV です





Radiohead - House of Cards





『 House of Cards 』 は、 James Frost による、

3Dテクノロジーを駆使した、PV になっています。 

漂う幻想的な音の世界。 不透明な愛のカタチ。





Radiohead - Videotape - by Wolfgang Jaiser and Claus Winter




( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい



『 Videotape 』 は、静かに鳴り響く、

美しくて、もの悲しい、ピアノの旋律と、

心の奥深い底から、心情を吐露するような、

トム ・ ヨーク の 歌が、心に沁みます … 。

Wolfgang Jaiser と Claus Winter による、

アニメーション ・ PV です。





読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

RADIOHEAD 『 IN RAINBOWS 』 特集! part 2

2009-02-26 10:18:20 | Radiohead / Thom Yorke
グリムス キーワード「ナショナルトラスト」


ご訪問してくださり、ありがとうございます


RADIOHEAD の  ’ 07年のアルバム

『 IN RAINBOWS 』 より、

『 All I Need 』 、 『 Reckoner 』 の PV です





Radiohead - All I Need (Official MTV Video)





『 All I Need 』 は、様々な社会問題に、関心の強い、

RADIOHEAD の メンバー と、MTV が、 「 EXIT CAMPAIGN 」

という、反人身取引キャンペーンを、実施し、そのプロモーション

のために、制作されたもので、人身取引の実態が、映されています。


欧米の子供が、学校から帰ってきて、脱いだ靴と、

人身取引で、強制労働をしいられている、アジア系の子供が、

作らされている靴が、同じものであることがわかり … 。


同じ年くらいの子供なのに、生まれた国によって、

こんなにも、違うのか、と衝撃を受けます … 。





Radiohead - Reckoner - by Clement Picon





( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい




『 Reckoner 』 は、 美しい旋律と、雨音のようなリズム、

切ない歌声と、印象的なコーラスが、心に残ります。

祈りの歌のように、聴こえてきます。

Clement Picon による、アニメーション ・ PV です。





  




読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。
   

blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

RADIOHEAD 『 IN RAINBOWS 』 特集! part 1

2009-02-25 09:23:53 | Radiohead / Thom Yorke
グリムス キーワード「ハイブリットカー」


ご訪問してくださり、ありがとうございます


RADIOHEAD の  ’ 07年のアルバム

『 IN RAINBOWS 』 より、

『 15 Step  』 、 『 Weird Fishes / Arpeggi  』 の PV です!





Radiohead - 15 Step - by Kota Totori





『 15 Step  』 は、「 君は 前は 元気だったのに  何があったの? 」

という、歌詞で、はじまる。 いろんな音の、混ざり合った曲。 

ジャズ、アフリカンっぽいリズム、ハイライフ的な、サウンド。 

Kota Totori による、アニメーション PV です。





Radiohead - Weird Fishes - by Tobias Stretch




( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい



『 Weird Fishes / Arpeggi  』 は、海に、漂う、幻想的な魚。 

ゆるやかな旋律と、不思議な詩の世界。

Tobias Stretch による、アニメーション PV です。 





アルバム 『 IN RAINBOWS 』 には、

以下の10曲が、入っています。



1. 15 Step  2. Bodysnatchers  3. Nude

4. Weird Fishes/Arpeggi  5. All I Need 6. Faust Arp

7. Reckoner  8. House of Cards

9. Jigsaw Falling into Place  10. Videotape





このアルバムは、当初、

「 ネットで、値段を、視聴者に決めさせて、ダウンロードする 」

という、驚きの方法で、発売されていました。

ずっと、聴きたかったんだけど、パソコン初心者のわたしは、

その方法が、わからず 、英語だしね …

CDで、発売されるようになってから、やっと聴けるように

なりました。


これから、もっと、聴き込んでいきたいアルバムですね。

噛めば噛むほど、味がでる、するめアルバムな予感がします










読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

蒼井 優 さん 出演番組と舞台情報です♪

2009-02-24 11:32:41 | Yu Aoi
グリムス キーワード「リサイクルマーク」


ご訪問してくださり、ありがとうございます



蒼井 優 さん ファンの方なら、すでに、ご存じかと思いますが、

公式サイトに、久しぶりにおじゃましたら、

こんな情報が、載っていました



番組名 : フジテレビ 「 僕らの音楽 」

O. A. 日 : 2009年2月27日(金) 23:30~

 チャットモンチー さん と対談されるそうです



番組名 : NHK 「 私の1冊 日本の100冊 」

O. A. 日

BSハイビジョン 2月28日(土) 7 : 45 ~ 8 : 35



舞台 「 楽屋 ~ 流れ去るものはやがてなつかしさ ~ 」

公演期間

2009年5月10日(日)~ 6月14日(日)

会場

シアタートラム http://setagaya-pt.jp/

一般前売発売日

2009年3月29日(日)

料金 ¥7,000

詳細はコチラ → http://www.siscompany.com/03produce/23gakuya/




さっそく、録画チェックしなくちゃ

舞台、見に行きたいな~  

でも、やっぱり、行けそうにないですね … 。

もし、舞台に行かれる方が、いらっしゃいましたら、

ぜひ、感想を、教えてくださいませ~ m( _ _ )m

まだ、先の話ですが 。。。





読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

アンドレイ・タルコフスキー監督作品  映画 『 ノスタルジア 』

2009-02-23 10:40:57 | Andrei Tarkovsky films
グリムス キーワード「排出量取引」


ご訪問してくださり、ありがとうございます



↑ 映画 『 ノスタルジア 』 1983年 イタリア映画 


スタッフ : 監督 アンドレイ ・ タルコフスキー

脚本 アンドレイ ・ タルコフスキー / トニーノ ・ グエッラ

撮影監督 ジュゼッぺ ・ ランチ

カメラ  ジュゼッぺ ・ デ ・ ビアージ

美術監督 アンドレア ・ クリザンティ

製作 レンツォ ・ ロッセリーニ / マノロ ・ ボロニーニ


キャスト : アンドレイ ・ ゴルチャコフ … オレーグ ・ ヤンコフスキー

ドメニコ … エルランド ・ ヨゼフソン

エウジェニア … ドミツィアナ ・ ジョルダーノ

ゴルチャコフの妻 … パトリツィア ・ テレーノ

清掃婦 … ミレナ ・ ヴコティッチ



旧ロシア、ソ連の、亡命した、映画作家であった、

アンドレイ ・ タルコフスキー 監督作品の ’ 83年の

映画 『 ノスタルジア 』 について、書いてみようと思います


この映画は、20年くらい前に、映画館で、初めて見ました。

その後、何度か、ビデオテープを、レンタルして、

よく見ていました。




【 ※ ここから先は、この映画のネタばれが、
  
  含まれています! ご注意を!! ※ 】









映画 『 ノスタルジア 』 の あらすじ


モスクワからやってきた、詩人 アンドレイ ・ ゴルチャコフ は、

通訳の エウジェニア とともに、イタリア中部のトスカーナ地方の

山村に、到着する。


彼は、18世紀に、イタリアを放浪し、

故国に帰れば、奴隷になることを、知りながら、

帰国して、みずから命を絶った、

音楽家 パーヴェル ・ サスノフスキー の伝記を、書くために、

その足跡を、追う旅を、続けてきた。


村に宿泊した二人は、そこで、初老の ドメニコ という

男に会う。彼は、世界の終末から、家族を救おうと、

妻子を、7年間も、家に閉じ込め、村人から、狂人扱いを、

されていた。


アンドレイは、なぜか、ドメニコに、

強く惹きつけられ、彼に近づいていく … 。




映画 『 ノスタルジア 』 の 感想


エウジェニアが、自然豊かな、美しい、

イタリアのトスカーナ地方の、シエーナにある教会に、

入りたがらない、アンドレイを、車に、残して、

一人で、その教会へと向かいます。

そこで、彼女が、目にしたものは …


たくさんのろうそくの灯火と、マリア像を、担いで、

祈りを捧げに来た、女性たちの姿だった … 。


そこへ、教会の管理人が、エウジェニアに、話しかけます。

教会の中で、エウジェニアと、教会の管理人、の場面での、

カメラワーク、構成図、光のあたり具合が、

素晴らしいです。


まるで、中世の絵画を、見ているような、

美しい場面が、この映画には、たくさん出てきます。


微妙な、光のあたり方で、役者さんの表情が、

深く刻まれた、彫刻のように、浮かび上がってくる。


たくさんの、ろうそくの灯火が、とても美しくて、

祈り人の足音だけが、こだまする、教会の静寂の中で、

ただ、見ているだけで、心が癒されます。


教会に祀られてある、 マドンナ ・ デル ・ バルト の聖母画が、

なんとも言えない、憐れみをおびた、表情をしていて、

まるで、涙を流しているかのように、見えます。


その、ありのままの、人間らしい表情が、

言葉を失うくらいの、美しさなのです … 。


タルコフスキー 監督作品には、必ず、「 水 」が、

出てきます。


アンドレイが、泊まった宿の、部屋の窓を開けると、

静かに、雨が、降っていて …

その音と、部屋に、いくつかの窓から、差し込んでいる

光が、合わさって、静寂の中でしか、知ることのできない、

美しさを、感じました。


場面の所々で、アンドレイが、故郷に残してきた、

家族の記憶を、断片的に、思い出すシーンが、

郷愁を感じさせて、とても、切ないのだけれど、

あまりにも美しい風景が、広がっていて … 


幼い男の子と、娘が、緑豊かな、田舎の家を、

背後に、たたずんでいて、丘の上から、駆け降りてくる。

( 故郷の回想場面の映像のみ、モスグリーンっぽい、

 セピア色をしています )


この映画の、冒頭の、字幕が流れているシーンから、

故郷の田舎の、美しい、豊かな自然と、そこに、

幼い息子、娘、妻、祖母が、それぞれの場所で、みな、

たたずんでいる姿が、言葉も、何もなくても、

心に、響いてくるものがあって …


タルコフスキー 監督作品は、よく 「 難解な映画だ 」

と言われているようですが、わたしは、彼の作品は、

「 感覚に、うったえてくる、感じる映像 」

だと思っています。


アンドレイ ・ タルコフスキー 監督作品は、

とても、詩的なものを、感じますね。


ドメニコの家を、訪ねてきた、アンドレイ。

そこで、ベートーベンのあの名曲が、流れます。


この場面で、二人が、出会ったことで、生じた、

「 奇跡 」 を、表わしているのではと思います。


ドメニコが、緑色の瓶から、液体を、

アンドレイの手のひらに、1滴、1滴、たらしながら、


「 1滴に 1滴を 加えても 1滴

  2滴でなく 大きな1滴だ  」


と言って、アンドレイに見せている。

この言葉には、大事な意味が、含まれていると思う。

タルコフスキー監督自身の 「 メッセージ 」ではないか

と思っています … 。


ドメニコが、住んでいる、廃墟のような家の中は、

あちこちに、穴のあいた天上から、たくさんの雨が、

降り注いでいて、部屋中が、水浸しになっています。

壁には、 「 1 + 1 = 1 」 と書かれた紙が …


そこで、ドメニコが、

「 火をつけて 水を渡る 」

「 ろうそくを手に持ち 水に入れ 」 

「 聖カテリーナ ( が、訪れたという ) の温泉だ 」

「 わたしの代わりに、やってほしい 」

と、アンドレイに伝え、ろうそくを、手渡します。

「 自分には、できない。ローマで、大きなことをやる 」

とドメニコ。


抱き合って、分かれる、アンドレイと、ドメニコ。

その後、ドメニコは、過去に、

「 家族を救うために 」 7年間もの間、家族を、

家に、幽閉させたことを、思い出していました。


警察が、説得して、家から、解放される家族たち。

小さな男の子が、家から、走り出てきて、

ある場所まで、走っていきます。それを、追いかけるドメニコ。


「 パパ これが、世界の終りなの? 」

と、その小さな男の子は、ドメニコに言います。

その子が見たのは、遠くの山あいと、そこにある、

小さな町、でした。

何事もなく、穏やかな日が差し、よく晴れて、

青い空が、広がっていました … 。


ずっと、自分の父親のことを、信じていた、

小さな男の子が、振り返って、父のドメニコを見て、

それを、問いかける表情が、なんとも言えない、

うつろな表情をしていて … 。


ホテルに戻った、アンドレイは、再び、故郷に暮らす、

家族の記憶が、脳裏によみがえるのでした。


自然豊かな、田舎の小さな家の前に、幼い息子、娘、

そして、妻、祖母、が、みな、それぞれの場所に立ち、

静かに、こちらを、見ていて …


みな、何も言わないけれど、その不安げな表情から、

アンドレイの帰りを、ひたすら、待ち続けている

ことが、感じられます … 。


その瞬間、故郷の田舎の家の後ろから、

白く、ぼんやりとした、朝日が、昇ってくると、

みなが、いっせいに、振り返って、

朝日を、見ている姿が、寂しさの中に見える、

希望の光のようで、とても美しくて、印象的な場面です。


アンドレイは、ドメニコに頼まれた、目的を果たそうと、

聖カテリーナの温泉へ、向かいます。

その途中で、アンドレイは、姿鏡のついたタンスを、

見つけます。

ふと、取っ手を引こうとすると、そこに、映ったのは、

彼ではなく、昔のドメニコの姿でした … 。


形は、違っても、彼らの想いは、同じであることを、

暗示しているかのように、思いました。


ドメニコは、ローマの中心部、カンピドリオ広場の、

マルクス ・ アウレリウス像馬の、上に立ち、

集まってきた、市民たちに、演説をするのでした。


「 我々は、あらゆる意味で、魂を、広げるべきだ

 もし、君たちが、進歩を望むなら、一つに混ざり合うことだ

 健全な人も 病める人も 手を取り合うのだ 」

 
「 人類すべてが、崖っぷちにいる

 転落する運命にある

 それを、直視し、ともに食べ、眠る勇気がないなら

 我々にとって、自由は、何の役にも立たない 」


「 いわゆる健全な人々が、世界を動かし、

 破滅に、直面する 」


「 人間よ、従うのだ! 君の水の中に 火に

 そして、灰に 灰の中の骨に 骨と灰だ! 」


「 自然を観察すれば、人生は単純だとわかる

 原点へ戻ろうではないか 

 道を間違えた 場所まで 戻るのだ

 水を汚すことなく 根元的な生活へ戻ろう 」


ドメニコは、周りの人々から、狂人と思われ、

集まった市民たちは、ほんのわずかで、散らばって、

それぞれ、聴いている。

その中に、いわゆる、 「 健全な人 」 と思われる人々は、

ほとんどいないようだ … 。


しかし、彼の言葉は、真っ暗な海を照らす、

灯台の光のように、思えます。


ドメニコの足元は、真っ暗だけれど、

彼は、周りの人々のために、灯りをともして、

歩む道を、示しているように思います。 

皮肉な話ですが … 。


その頃、聖カテリーナの温泉では、清掃のために、

すでに、水が抜かれ始めていたが、

わずかに、水が残っていた。


アンドレイは、ドメニコに手渡された、ろうそくを手にし、

火を灯そうとするが、手が震えて、なかなか、火がつかない。


瀕死の姿で、水を渡ろうとする、アンドレイ。

やっと、火を灯した、ろうそくを、温泉の反対側に、

立てると、崩れ落ちるように、倒れてしまう … 。


故郷の田舎の家に、残された、幼い子供と母親の姿が、

セピア色の映像で、映し出されている。


アンドレイの魂が、彼を、帰ることを、願っていた

故郷の田舎の家へ、連れて行かせていた … 。


神のご慈悲のもとに 。。。


雪が、降りはじめる、ラスト ・ シーンは、

圧倒的なまでの、深い慈しみに包まれて …

魂が、揺さぶられるほどの、衝撃的な場面でした。


最後に、

「 母の思い出に捧げる ― アンドレイ ・ タルコフスキー ― 」

と、字幕が出ていました。


「 ろうそくに火を灯し、温泉を渡りきることが出来たら、

 世界は、救済される 」 と、信じて、

病に冒されていた、アンドレイは、残された時間を、

「 世界の救済 」 のために、最後の力を、尽くします。


故郷の田舎の家と、待っている、家族の姿を、

胸に抱きながら ( ノスタルジア 「 郷愁 」 ) … 。


主人公の アンドレイ は、タルコフスキー監督ご自身であって、

彼の想いを、描いているのではないかと思っています。


彼自身が、「 世界を救済する 」 ことを、

与えられた、使命として、望んでいたのではないか

と思います。

本人は、気がついていなかったとしても、

彼には、その 「 使命 」が、与えられていた

のではないでしょうか。


当時、祖国のソ連では、禁じられていた、宗教 …。

タルコフスキー監督作品の多くは、キリスト教の影響が、

色濃く、感じられます。


この映画は、あらゆる意味において、

世界の映画史上、最高峰の映画だと

思っています。






アンドレイ ・ タルコフスキー 監督作品との、出会いについて



当時、タルコフスキー 監督は、以前から、

西側の国で、芸術活動を、行っていて、

彼の故郷の田舎に、よく似た風景のある、

イタリアで、映画を制作していました。


その後、彼は、1984年に、正式に、ソ連から亡命しました。

しかし、タルコフスキー 監督は、1986年12月29日に、

パリで、癌のため、亡くなりました。


当時、世界中の芸術家や、あらゆる人々が、

彼の死を、悲しみました。


タルコフスキー 監督が、亡くなる1年前の、

1985年に、新たに、ソ連の書記長に、就任した、

ミハイル ・ ゴルバチョフ 書記長が、「 ペレストロイカ 」

を、行い、ソ連当局の検閲などの、規制緩和が、進んでいました。


タルコフスキー 監督が、亡くなる、わずか前に、

ゴルバチョフ書記長が、公式に、タルコフスキー監督の、

名誉回復を、宣言し、帰国を認める声明を、出したそうですが、

それも、叶うことのないまま、彼は、この世から、去りました … 。


当時の日本では、アンドレイ ・ タルコフスキー 監督を、

特集する番組が、某テレビ局で、放送されていました。

遺作となった、1986年の 映画 『 サクリファイス 』

の、撮影シーンや、生前の監督、俳優、スタッフたちのインタビュー

などが、放送され、初めて見た、その撮影シーンが、

あまりにも、美しくて … 。 瞬間的に、魅せられました。
 

それから、タルコフスキー 監督作品に、

引き寄せられていきました。

日本の映画館でも、 アンドレイ ・ タルコフスキー 監督

を、追悼するため、彼の作品の特集を、組んでいました。





アンドレイ ・ タルコフスキー 監督作品の 映画 『 ノスタルジア 』 公式サイト




読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

RADIOHEAD 『 You 』 『 Ceremony 』 

2009-02-22 09:29:22 | Radiohead / Thom Yorke
グリムス キーワード「絶滅危惧種」


ご訪問してくださり、ありがとうございます


RADIOHEAD の ’ 93年のデビュー ・ アルバム 『 PABLO HONEY 』 より、

『 You 』 のスタジオ ・ ライヴ映像です





Radiohead-"You"





トム ・ ヨーク が、アコースティック ・ ギターを、

ジョニー ・ グリーンウッド が、エレクトリック ・ ギターを、

弾いている、ヴォーカルとギターのみの、演奏になっています。

ギター好きには、たまらないライヴです





イギリスのバンド、New Order の 『 Ceremony 』 という曲を、

RADIOHEAD が、カヴァーしています!





Radiohead cover Joy Division/New Order





 

New Order の  ’ 87年のシングル集アルバム

( 2枚組になっていて、Disc 1 に、A - side 曲が、

  Disc 2 に、B - side 曲が、入っています )

『 SUBSTANCE 』 より、『 Ceremony 』 の画像ビデオです





New Order - Ceremony




( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい



聴きくらべって、けっこう、好きですね。 なんか、おもしろい ~ (^-^)


New Order のこのアルバムは、学生の頃、よく聴いていました。

Disc 1 は、アップテンポで、カッコいい、

聴きやすい曲ばかりなので、

部屋の掃除の時とかにかけて、聴きながらやると、

はかどるんですよね ~

今も、家事をする時に、このアルバムを、聴きながら

やったりしてます





読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


blogram投票ボタン width= ブログラムランキング参加中! 

RADIOHEAD 『 Just 』 『 paranoid android 』

2009-02-21 09:28:33 | Radiohead / Thom Yorke
グリムス キーワード「森林破壊」


ご訪問してくださり、ありがとうございます


  RADIOHEAD の ’ 95年のアルバム 『 the bends 』

  ( ↑ 上の画像は、このアルバムのジャケットです )

  より、  ↓ 『 Just 』 の PV です





Radiohead - Just





↑ 『 Just 』 は、ギターが、めちゃくちゃカッコいいです!

カッコよすぎるっ!! 曲もカッコいいしね





  
  
   ↑ RADIOHEAD の ’ 97年のアルバム

  『 OK COMPUTER 』 より、

  ↓ 『 paranoid android 』 の PV です!





Radiohead - Paranoid Android





( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい



↑ 『 paranoid android 』 は、「 What That ? 」 と、

嘆くようにシャウトする、トム ・ ヨークの歌声と、

歌詞に合わせて、曲調が変化するのが、印象的な曲です。

アコースティック ・ ギターのアルペジオではじまるけど、

しだいに、ノイズっぽいギターが、鳴りはじめ、

それから、「 rain down 」 と、美しい旋律で、

歌われていくところなど、すごいですね。

シンプソンズみたいな、アニメーション ・ PV で、

おもしろいです





  




最近になって、わかったこと。

今まで、好きだったバンドが、自分と同じ年だった、

っていう、驚きの事実が、発覚したこと

今まで、なぜか、そういう感覚が、なかったし、

年とか、気にしてなかったんだけど、

たまたま、彼らのプロフィールを、見たら、

なぬなぬ!?って、わけで … 。 えへへ。


RADIOHEAD の メンバーたちとも、わたしと同じ年で、

びっくりしました~

なんか、すごいうれしい ! まさかの驚きです( 笑 )


彼らが、THE SMITHS ' Children

( ザ ・ スミスに影響を受けたバンド ) なのも、

すごい、よくわかります

わたしも、大好きなバンドだったから





読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

UKのバンド、birdie!

2009-02-20 10:13:28 | The Bluetones / birdie
グリムス キーワード「再生紙」


ご訪問してくださり、ありがとうございます



birdie ( バーディー ) は、イギリスの 3人組ポップ ・ グループ、

Saint Etienne ( セイント ・ エティエンヌ ) の

バック ・ バンド の メンバーだった、

Deborah Wykes と、 Paul Kelly の 2人のメンバー

からなるバンドです。



birdie の ’ 99年のデビュー ・ アルバム

『 some dusty 』 より、 『 FOLK SINGER 』 、 『 LET HER GO 』 の PV です





Birdie Folk Singer





『 FOLK SINGER 』 は、ハーモニカの音など、哀愁を感じるメロディーだけど、

ギターがカッコよくて、聴いていて、気持ちいいです。





Birdie - Let Her Go





『 LET HER GO 』 は、シンプルなギターの、リズミカルな音と、

懐かしさを感じる、ハモンドオルガンの音が、心地よい曲ですね。





birdie 「 LINUS 」





birdie 「 LAZY DAY 」





( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい




birdie のアルバム 『 some dusty 』

 1. Laugh   2. Dusty Morning   3. Let Her Go  

 4. One Two Five   5. Lazy Day   6. Folk Singer  

 7. Port Sunlight   8. Blue Dress  

 9. Linus   10. I Can't Let Go



アルバム 『 some dusty 』 には、以上の曲が入っています。

どの曲も、すばらしくて、すべての曲を、シングル ・ カット

しても、不思議じゃないくらい、粒ぞろいの名曲アルバム

だと思っています


60 ~ 70年代っぽいサウンドで、シンプルなギターと、

ガール ・ ポップな歌声とコーラスが、

混ざり合ったような、曲が続いていて、

聴いていて、すごく懐かしい感じがしますね


その中でも、9曲目の 『 Linus 』 は、

わたしの大好きな曲で、

歌詞も、曲も、素晴らしいし、聴いていて、

すがすがしい気持ちになりますね

明るい、希望の光を、見るような、

すごく、前向きな気持ちになれるし、

元気にさせてくれる歌です





 「 今日は わたしのあとに 

 明日が 続いているように 思える  

 たいしたことじゃないよ  

 どんなことが 起ころうとも  」





読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 第4話~6話までの感想

2009-02-18 09:53:08 | Jo Odagiri / Ryo Kase


ご訪問してくださり、ありがとうございます


フジテレビの毎週木曜夜10時から、放送されている、

ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 の、第1話から6話までを、

見ました。今回は、第4話から6話までの感想について、

書いてみようと思います。


第1話から3話までの感想は、サイドバーにある、

カテゴリーの 「 加瀬 亮 」 さん のところに

ありますので、よろしかったら、そちらも、

ご覧になっていただけたら、幸いです。

   
  
↑ enya の ’08年のアルバム 『 雪と氷の旋律 ( AND WINTER CAME ) 』 より、

このドラマの主題歌 『 ありふれた奇跡 』 ( Dreams Are More Precious )  

の 画像ビデオです





Enya Dreams Are More Precious ~ありふれた奇跡~





( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい




※ ここから先は、このドラマのストーリーの

ネタばれが、含まれています! ご注意を!!





ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 第4話から6話までの、あらすじ


こちら ↓ の、ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 の 公式ウェブサイトに、

第1話から6話までの、ストーリーのあらすじが、載っています。


フジテレビ開局50周年記念ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 公式ウェブサイト




ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 の第4話から6話までの、感想



第4話から6話までで、ストーリーが、大きく展開していったので、

様々な人間模様が、描かれています。今回は、

加奈 ( 仲間 由紀恵 さん ) と 翔太 ( 加瀬 亮 さん ) 、

藤本 ( 陣内 孝則 さん )の、3人のことを、中心に、

感想を、書きます


第4話で、加奈と翔太が、駅で待ち合わせして、二人で、

翔太の家まで、商店街を歩いて行ったり、喫茶店に入って、

話したりする場面が、二人とも、すごく幸せそうで、

好きな場面ですね。

加奈 役の 仲間 由紀恵 さんも、 翔太 役の 加瀬 亮 さんも、

とってもお似合いで、二人とも、素敵だなあと思いました。

アイルランド、ケルトの文化が、好きな、翔太の部屋で、

アイリッシュ ・ ダンスを踊る二人が、すごく楽しそうで、

愛らしいですね。


第5話で、Bar のママさんの息子さんが、

事故でなくなってしまった場面で、藤本が、

「 急にね … 急に、こういうことが起こる。

それで、人生、変わっちまう。元に戻りようもない。

どうにかしたくたって、相手が、死んでちゃ、

つるつるの壁、登るようで、どうにもならない。無力。

あーすりゃよかった、こーすりゃよかったって、

言ったって、無力。こっちに、多少の言い分があったって、

無力。死なれちゃ、どうにもならない 。。。 」

と言うのを、「 ええ 」 とうなずきながら、

藤本の話を、聴いている、加奈が、しだいに、悲愴な表情に

なっているのを見て、

『 亡くしてしまった、取り戻すことのできない、

赤ちゃんの命を、取り戻したい、取り戻すことができたなら … 』

と加奈は、思っていたのではと思いました。


第6話で、加奈と翔太の気持ちが、近づいていけば、いくほど、

二人の距離が、広がっていくように、思えて … 。

藤本の部屋で、加奈が、どうして子供が産めなくなったかを、

話している時の、翔太が、なんとも言えない表情をしていて … 。


そのことを思っているときの、翔太の複雑な心の内面を、

まったく違和感のない、しぜん体でいて、

それを、隠しきれなくて、必死で、抑えようとしている表情が、

ありのままで、翔太役の 加瀬 亮 さん に、

言葉も出ないくらいの、表現力のすごさを、感じました。


家に帰ってから、台所で、料理を作っている姿や、

お皿を、一つ一つ、ふきんで拭いている、翔太が、

なにげないことなのに、すごく、素敵に思いました。

そういう姿が、似合う俳優さんって、

加瀬さんしかいないと思う。


加奈が、「 もう、今日は、これで、精いっぱい 」

ということがあります。

加奈が、自分のことを、話そうとすると、

どこか、不自然な感じがするのは、彼女が 「 精いっぱい 」

な状態、だからではないかな … 。

加奈の心の傷が、計り知れないくらい、深い、ということを、

仲間さんの言い方や、目線、しぐさで、わかるような

気がしています。

そういうところ、すごい女優さんだなあと思いました。


第4話から6話までを見て、とても、複雑な気持ちに

なりました。

「 急にね … 急に、こういうことが起こる。

それで、人生、変わっちまう。元に戻りようもない。 」

と、藤本が言う場面が … 

わたしにとっては、他人事じゃないんで、過去のことが、

フラッシュ ・ バックしそうになるのを、必死で、

堪えていました … 。


加奈と翔太が、うらやむように、目にする、子供たちの中に、

もし、障がいのある子供が、いたとしたら …

彼らは、どう思うのだろう … 。


第1話から6話まで、見た段階ですが、このドラマは、

今の日本の、家族、そして、社会の、いろんな問題が、

凝縮されているような、いくつもの大事なテーマが、

含まれていると思いました。


無力だけど、それでも、お互い支えあって、生きている、

加奈と翔太、藤本や、Bar のママさんが、

すごく愛おしいです。


次回、早く見たいなあ 。。。





読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!