頭文字D THE MOVIE・字幕版@新宿東急


行ってきました、話題の香港映画 頭文字D THE MOVIE
初日からの3連休は新宿東急での上映で
大きいスクリーンで観られる、というので日曜で多いだろうなあと思いながらも
行ってまいりました。
多かったです、確かに。
客層は年代は幅広く、小さい子供から年配の方まで
男女は男性がやや多かったかな?
お隣は若い女性2人連れで、話し振りからは
明星迷のようではなかったのですが
終わって開口一番「エディソン、かっこよかったね~」
エヂめあて、でした。
男性客の多くは原作のファン、あるいは車好きと思われましたが
109分間(長いです)多くの方がずっと静かに映画を鑑賞されていました。
特に峠でのレースシーンは前評判にたがわず見ごたえのある映像で、
観客も息をのんで、というか集中して観ている感じが伝わってきました。
やはり原作の舞台である群馬でロケを行い
公道で実際に車を走らせて撮影したのが、
この映画の成功の一因でしょう。
どのバトルシーンも固唾を呑んで観る、という感じでした。
夜中から明け方にかけての撮影シーンが多く
暗い画面のシーンが多いのに、
画面が見にくいと感じることはありませんでした。
道路を照らす照明の工夫や、車の音で感じる山道でのレースシーン。
下りカーブでの撮影アングル、カメラ位置などが
充分検討されたうえで撮影されたようです。
ガードレールの照明、ってあんなふうについているのでしょうか?
映画用に取り付けたのか、きれいでしたね。
また主人公藤原拓海(周杰倫/ジェイ・チョウ)が豆腐を配達する時間、
夜明け前からうっすら明け方の紫色から茜色の空がとても印象的でした。

 ストーリーは原作をアレンジし、
 登場人物も絞ってあります。
 原作は31巻もあるので映画では
 拓海が車に目覚めるまで、というか
自分の行く道を見つけるまでの
心の成長の物語、となっています。
それと同時に父親である藤原文太(黄秋生/アンソニー・ウォン)の
自分自身の再生の物語でもあり、
文太と拓海の親子の絆の物語が
根底を流れるテーマとなっているように思えました。
ただ原作が膨大なので、エピソードを詰め込みすぎた感はぬぐえず、
そのぶん、やや絞りきれなかったのが残念といえば残念か。
親父ふたりの黄秋生とケニー・Bがいい味出してます。
もちろんチャップマン・トウも充分コミカルで憎めないキャラクターを
相変わらずの芸達者ぶりで演じています。
高校生役はちょっと難しいものがありましたが。
陳冠希は大人になったなあ、という感じ。
惜しいのはショーン・ユーと小春の出る部分が少なかったこと。
もうちょっと出番があっても、と思ってしまいました。
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