時のすぎゆくままに

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浴室タイルの貼替

2009-09-05 | 下手でも好き好き
無知な自己流は危険、浴室タイルの貼り替え

この夏、14年目にして浴室の床タイルが割れて破損した。
ユニット式の浴室なので水漏れの心配が無いと勝手に判断して放置・・
そのうち、暇を見つけて自分で貼り替えるつもりでいた。



写真のように破片が飛び散るので修理を急ぐことにした。
さっそくインターネットでタイルの貼り替えを勉強・・・。
やっと見つけたが、どうも納得がいかない・・やる気が湧かない。
工作好きの吾輩でも、何か直感的に「・・?」とひっかかるものがある。

結局はプロに頼むことにする。

今回は、プロの浴室タイルの貼り替え作業をご紹介する。
同じ境遇のご同輩、Do It Yourself.に役立てば幸い。

今朝、8:20amにプロが参上し、作業開始。
今夜風呂にはいれるようにするため、朝早くの作業とのこと。



↑割れたタイルは1枚だったが、それを剥がすと周辺のタイルも浮いている。
全部で8枚の貼り替えとなった。
一枚が割れるということは、周辺のタイルも接着力が無くなり
タイルの四方が目地でつながっているだけで、破損しやすい。
とかく破損個所だけ目に入り、誤魔化されることが多いとのこと。
案の定、他の7枚は簡単にはがれ、そのほかは完全に接着している。納得!!
自分でやっていたら、割れたタイルだけの貼り替えで終わっていただろう!?

そして、バーナーで左写真にある古い接着剤(黄色)を剥がし、
右写真のようにきれいにする。
そうしないと、新しいタイルの接着力がうまくいかないらしい。
これも勉強になった。やはりプロに頼んだだけはある。



一度に全部に接着剤を塗ってしまうと、
速乾性のため貼ったタイルの微調整がきかなくなるので
2~3枚づつに接着剤をぬって貼り合わせていくと位置の微調整がきく。
接着剤は2液のものが一番効果的とのこと。
接着剤の量はタイルの外に出ない程度にする。
厚く塗るとタイルを貼った際、接着剤が目地まで出てくるので注意する。



↑8枚全部のタイルが接着されたら、少し時間をおいて乾くのを待つ。



↑目地の塗り方。
タイルとタイルの溝に埋め込むため、
梃子で何回も押しつけるように塗りつける(左写真)。
最後は余った目地剤を缶に取り除いてしまう(右写真)。
その後、濡れた分厚いスポンジでふき取る(下左)ようにするとタイルがきれい(下右)になる。



↑右写真が出来上がり。終了時間は午前9時30分。
目地が自然乾燥のため、このまま夜まで乾かす。
念のため今夜はこの目地を掃除しないこと。
擦ると目地が痩せるから・・。

なお、タイルについて・・
床タイルと壁タイルが違うので、間違わないこと。
床タイルは磁気タイルで温度差等で割れにくく強度がつよい、
しかも表面がザラザラしていて滑りにくくなっている。
壁タイルは半磁気タイルで磁気タイルほど強度はなく、
表面がつるつるしている。
これらを取り違えて使うことのないように注意すること。

こうやってみると、まさに「タイル貼り替えの講習会」のようであった。
自分の無知加減がどんなに恐ろしいことかと思い知った・・(汗)。
数年前、痩せた浴室の目地塗りを自分でやり、
床の目地を壁同様に白で塗ってしまって満足気でいた。
ところが、経年とともに白が痩せてくると前の地黒が出てきてマダラ模様となる。
まるで目地にカビが生えたように見えて汚い・・反省している。
プロに話したら、大笑いになってしまった。

でも、こうやってプロの仕事を目の当たりにして学んだので
今後、浴室のタイルが割れたら自分で貼り替えができるようだ・・が!?

ご同輩も、役に立ったかな??

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