時のすぎゆくままに

気ままに散策し、時の過ぎ行くままにアップしたいと思います。

津波の後で

2010-03-12 | 佐倉市民カレッジ
津波の後で良かった、カレッジの卒業旅行

3月8・9日に、市民カレッジの同期会で卒業旅行を実施。
昨年当初の計画では、済州島とかが有力候補地だったが
インフルエンザの流行等で国内に変更となったのである。

時期は、2月末か3月上旬の間で考えることにしていたが、
暖かい時期が良いということで3月上旬に実施と決まった。

チリ地震津波警報が発令されたのが、2月28日の午前中。
もし、2月末に実施していたら・・と背筋が凍った・・!?




この写真が九十九里の海岸周辺である。
およそ160度位のパノラマであり、この地区には高台がほとんど無い。
前方の林は防風林で、その向こうはすぐ太平洋である。

「津波の後で良かった・・!!」と胸をなでおろし幹事さんと安堵する。

天気予報は雨模様だったが、当日は快晴となり参加者の善行を称える。
しかし、風が強く冷たい。真冬並みの寒さで頬が凍りつく・・!?

そんな善男善女の旅行をキャッチアップしてみた。


ホテルの窓から見た、太平洋側の光景・・パノラマ処理画面
海は波高く、荒れ気味である。

 
初日、ホテルで昼食を済ませ、グラウンドゴルフ組と散策組に分かれる。
寒風の中で、グラウンドゴルフに興じる・・寒くて1ラウンドで切り上げる。

 
昨夜は趣向が多彩で、酒好も多種多様だった。
天候不良につき、翌日の予定を大幅に変更して帰路に就く。
道の駅で海鮮ものをしこたま購入

 
守屋酒造に立ち寄る・・酒蔵を見学する。
初めに女将さんに説明を受ける・・話が上手で皆感心

 
タップリと試飲を楽しむが、直売品も楽しからずや
「酒粕」購入し帰宅後すぐ「甘酒」を作る・・うまい!!

 
さらに、山武市歴史民俗資料館で歌人伊藤左千夫を学ぶ。
隣接の生家も訪ねる

 
よく保存されている生家で、昔の暮らしを懐かしむ
座敷には、お雛様が飾られていた。


50年前のチリ地震津波は覚えている。
仙台に在住しており、塩釜市が大変な被害にあわれたことが生々しく覚えている。
今回も、チリ地震発生の27日に、津波襲来を心配した。
28日、朝食後に日本列島に津波警報が発令されていた。

結果的に、一般の暮らしには影響が少なかった。
今回の津波が大したことが無かったから、
このような旅行ができた。
もし、被害が生じていたら旅行は存在しなかったかも・・。

津波は怖い、
侮ってはいけない。

津波警報が出たら、すぐ高台に避難しよう!
一波だけでなく、二波三波・・と繰り返し襲ってくる
一波より、二波以降が大きいから、警報が解除されるまで
避難所に待機しているのが賢明である。


昭和35年5月24日に日本を襲ったチリ地震津波の被害